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爺の前に道は無し。爺の後にも道は消えかけて…枯れた中年爺の独り言

トランプノミクスの「光と影」

2016-11-14 10:17:46 | 経済
「トランプ円安」のナゼ 減税などの政策に期待(日経新聞2016/11/13)
予想外のトランプ氏大統領勝利が、予想外のアメリカ経済展開を連想させ、円高必至と思われていた為替市場も“予想外”となっている。

しかし、もう少し引いた目で、全体を“点”ではなく、“線”や“面”さらには時間軸まで加えてみると、自由経済資本主義の終焉が加速し始めていることに気付く。中国やロシアの指導者たちは、トランプ氏が“同類”であるかもしれないという嗅覚を働かせ、彼の勝利を自国に有利になるのではないかと思い始めていることにも表れてきている。

グローバル資本主義は、極端な所得の不公平を引き起こし、環境問題を深刻化させて臨界点を超え、その歴史的役割を終えようとしている。ここからはもう引き返せない。引き返せないが、残念なことに先は誰にも見通せない。為政者のみに任せるのではなく、私たち自身が取り組み、解答を導かねばならない。
ただ、どうなるかは全く不明だ。私たちにできることは、頭の片隅にこうした“不透明感”を置きつつ、常に自分の頭で考え、修正することをためらわず、臨機応変にフットワークを軽くしておくことだろう。

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