晴旅雨旅

爺の前に道は無し。爺の後にも道は消えかけて…枯れた中年爺の独り言

アウェイから見たグランパス

2009-05-25 07:18:31 | サッカー
 今回、初めてアウェイ側からグランパスの試合を観戦しました。
 昨日、JR東海道線で静岡・磐田駅に降り立ったとき、思っていた以上にこじんまりとした町に拍子抜けしました。しかし、バスにから見える民家の軒先には薄いブルーのジュビロの旗が林立して、すぐにワクワクとした観戦モード全開になります。
 そして、ジュビロのホーム・ヤマハスタジオに着けば、そこはもうジュビロワールド。先週、グランパスのホーム・トヨタスタジアムに行ったときと比べれば、あらゆる意味で好対照な空間です。チケットをもぎってくれた地元のおばさん、荷物検査のおじいさん、売店のおじょうさん・・・どこか懐かしい気がしました。
 元日本代表GKの川口選手をはじめ、今、話題のFWイグノ選手ら有名選手が手の届きそうな距離でグラウンドを躍動している姿に、現実感がありません。グランパスや日本代表を応援に行ったときに比べて、うれしすぎるほどに近いのです。
 午後3時過ぎにキックオフ!チケットがジュビロ・ホームの立見席しか残っていなかったので、緊張してブルーの応援団に紛れました。立見席なんて初体験でしたが、文字通り立ったまま2時間ほど観戦しました。正直、55歳の体には優しくはありません。けれども、ジュビロカラーの優しさに癒されてグランパスファンであることを忘れそうに。
 アウェイから見たグランパスの応援は迫力がありました。グランパスカラーが赤ということもあるでしょうが、周りのジュビロファンが気圧されて徐々に応援の声がダウンしていくのがわかりました。
しかし、試合の展開は、終盤近くになって小川が累積警告でレッドカードを示され退場してから、がらりと変わってしまいました。あっという間に2点見事なゴールを決められ、ダヴィがリーグトップの9点目の得点を奪って反撃に出てもときすでに遅く、1-2で内容は完敗でした。
 帰りのバスやJRの車中では、ちらほら見かける赤いマフラーが夕闇に鈍くくすんでいきます。名古屋駅に着くころには、そんな赤色もすっかり都会のグレーに飲み込まれていきました。