有名になってきた仮想通貨「ビットコイン」(2017年2月26日)

2017年02月26日 | 随筆

桑原名誉顧問からの投稿

有名になってきた仮想通貨「ビットコイン」 (2017年2月26日)

 最近とみに仮想通貨「ビットコイン」への関心が高まっている。昨年5月に資金決済法が改正され、仮想通貨が資産や決済手段の一つとして公認されたことによる。ビットコインを用いると安いコストで安全に海外へ送金が可能である。しかし、関心の高まりには投機的な側面があるようだ。ビットコインの価格は直近では106,000円ほどで、他の外貨に比較して値上がりが著しい。

 
 ビットコインを中心とした仮想通貨の利用もグローバルに拡大している。米国ではIT企業の直販サイト、旅行予約サイトや飲食店での支払い等に利用が広がり、大手金融機関も独自の仮想通貨の開発を進めている。20年の東京オリンピックに向けて日本でも仮想通貨の利用が広がると予想され、三菱東京UFJ銀行もMFUJコインの開発・運用実験を始めた。他の大手銀行も後れをとらぬよう必死である。

 
 仮想(バーチャル)という日本語は「現実には存在しない」という意味が強い。仮想現実(バーチャルリアリティ)というと、どうしても実際には存在しない画面を見せられるように感じてしまう。しかし英語のバーチャルは「実際上の」というニュアンスで用いられるという。仮想通貨ビットコインはドルや円と自由に交換ができ、また買い物もできるというからまさに実際上の通貨となってきた。

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