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ファッション考

2006-03-24 | 真実の世界
久々に服を買いました。思えば、中学生の頃は友達と梅田や心斎橋をぶらぶらしながら服を見ることが多かったのに、最近は一人でかなりてきぱきと目的意識をもって買い物することが増えました。「あそこでパンツを買ったら、一時間後にはすそ直しできるから、そのあいだに隣のビルでグレーの長袖ニットを探そう」とか。だいたい買いたいものが決まっているので、それを売っていそうな店を頭の中のマップから検索します。そして店から店へ移動しながら、その動線上にあるお店でランチします。あらかじめ和食が良いのか軽くサンドイッチか、ワンプレートかも考えるのでもう頭はフル回転。休めない性分みたいです。でもそうやって、欲しかったものと、余計なもの少々を買い終えた後は達成感でいっぱいです。「わたし結構できるじゃん!明日からは、もっとがんばろう!」って。
 それこそ中学生の頃は何を見ても「かわいい!着てみたい!」と思っていたのですが、最近はわりと好みが決まってきて服を探すのが大変です。同じグレーのニットでも七分袖じゃなくて長袖がいいとか、ビーズなんて付けないでくれとか、でも胸元は絞って欲しかったり。首周りのかたちもブイ、ラウンド、スクエア、ボートネックといろいろあります。袖やすそはリブ編みが良いのか、すとんとさらりと着こなしたいのか、まじめに考え出すと発狂しそうですが実はかなりまじめに考えています。
 とりあえず、自分の好みをカミングアウトすると、シンプルで(意味なくフリルやレースをつけられると重たくなったりかえって野暮ったくなるのです)スタイリッシュで(でもきっと一番スタイリッシュに見えるであろうキリッとブラウスは窮屈な感じがして苦手なのです)動きやすくて(ストレッチ素材は最高だと思います。肩をぐるぐる回したり、着たまま逆上がりや木登りができれば言うことなし)家でざぶざぶ洗えるものでしょうか。色は淡くて冷たそうなのが好きです。ピンクやオレンジでもシャーベットカラーなら大丈夫。服に関して(ほかの事にしてもそうだけど)わたしが一番大切だと思うのは安心感です。全く正反対という人も多いでしょう。おしゃれは冒険だ!と。そういう精神大好きです。ただ自分が着るなら、人からどう見えるかよりも、着ている自分がほっとできるかどうかを重視します。寒くっても女の子はキャミを着るのだ、という主張とは真っ向から対立するのでしょうか。
 わたしにとって、服というのはそれを着て何をするのかにつながります。服を着るために服を着ているのではないぞと。どこへいってだれと会って、何をするのか、そのために一番わたしをサポートしてくれる服はどれだろうって考えながら鏡の前に立っています。プレゼンをするならスカーフを巻くのもいいかもしれない、キャンプで元気に遊ぶならTシャツかな、緊張しそうな場には着心地の良い服を、しんどいときは締め付けない薄手の素材をさらりと着たり。
 ここまで語ってきて、「あれ、でもいつも同じような服着てない?」と思われた人もいるかもしれません。同じ人とは同じような場所に行くことが多いのでそうなるのでしょう。基本的に教会には動きやすい格好で行くことにしています(机運んだり、走ったりするから)。夜景を見にドライブとか、しっとりとショットバーに行くとかなら、また着る服も変わるんでしょうけどね~(笑)