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『THE WINDS OF GOD』 

2006-10-15 | 真実の世界
芝居を見るのがもともととても好きなのですが、今日はこの芝居を見てきました。
午前中は研修で日曜日なのに職場へ。午後から親と待ち合わせをして、劇場へ。久々に京都の町をてくてくとイッパイ歩き回りました。行き先がイマイチよくわからず、初めての地下鉄にも乗りました。半日のはずなのに、一日中京都の町を散策したような気分です。またゆっくりと東山地区は散歩してみたいものです。

さて、芝居。タイトルを日本語にして、、、「神の風=神風」。
神風特別攻撃隊のお話でした。現代のコメディアンが事故にあって、魂が前世の特攻隊員の体に入り込んでしまって・・・というようなお話。体は特攻隊員でも心は現代人。特攻隊なんかで死んでたまるか!と思いながら過ごしていたのだけれど、仲間が一人また一人と特攻していって亡くなる現状を見ていくうちに、少しずつ何かが変わっていき。これ以上は、ネタばれしすぎるのでこの辺で。
まぁ、こんな話なんです。
メッセージがハッキリしていて、勢いもあって、2時間半があっという間でした。珍しく親が寝ずに見ていたので、気に入ってもらえたのでしょう。←これまでは一生懸命チケットを取っても隣でウトウトされてたので。
神風特攻隊が正しい、なんてことは思いません。正しい戦争ってのは、きっと無いのだと思うので。そこまでしないと大切な誰かを守れなかった、ってことを覚えておきたいと思います。

公演後のカーテンコール。
主演の役者さんが、今の平和を当たり前に思わないようにしたい。という話をしました。平和が当たり前だと思って意識しなくなった途端、世界は戦後○○年ではなく戦前○○年になるのだと思う、と。
当たり前だと思っていることが、実はたくさんの人たちが作り上げてきたもので、たくさんの手で支えられて守られてきたってことを、忘れないでいたいと思いながら帰ってきました。平和が保たれるように、自分には何が出来るか考えていきたいし考えなくてはいけないと思っています。