最近感じること(ブログ版)

粕井貫次の書き下ろし個人エッセイ

柴田トヨさんの「くじけないで」展を見て

2012年08月06日 | 感じること
 先週の土曜日、大阪難波の高島屋で行われている100歳の詩人柴田トヨさん
の「くじけないで展」を見に行ってきました。92歳から詩をつくることを始め
産経新聞の「朝の詩」に投稿を初め、数々のいい詩をつくり読み人に感動を与え
続けておられます。
 高齢への感謝と積極的な生き方に共感することが多々でした。そして次に感心
したことは、36人もの各界の有名人の協力を取り付け、それらの方々にトヨさ
んの詩から選んだ作品を直筆で書写したものをパネルにし、展示してあったこと。
さらにその一部の作品はオークションにかけ,売り上げは東日本の大震災の復興
支援活動に寄付するとのこと。
 片岡鶴太郎(俳優)、コシノヒロコ(ファッションデザイナー)、市川団十郎
(歌舞伎役者)、森清範(清水寺)、佐久間良子(女優)、日野原重明(百歳の
医師)らのパネルです。
 柴田トヨさんの生き方に感動しましたが、この事例を大掛かりな展示会のプロ
ジェクト、に仕上げた産経新聞の事業部の企画力とその努力にも感心しました。
    くじけないで
  ねぇ不幸だなんて
   溜息をつかないで
  陽射しやそよ風は
   えこひいきしない
  夢は
   平等に見られ
        るのよ
  私 辛いことが
   あったけれど
  生きていて
     よかった
  あなたも
   くじけずに
 帰りに展示会場の出口にある売店で「日野原重明100歳」NHK取材班共著
を買いました。 
コメント (1)
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