鴨頭の掲示板

日本史学関係の個人的な備忘録として使用します。

【業績】 鴨頭俊宏《各地のフィールドから》「近世地域社会史研究における『大山祇神社文書』再検討の取り組み」

2015年06月22日 17時27分04秒 | いち研究者としての日記

標記の小論文を掲載する中国四国歴史学地理学協会『年報』第11号(2014年度)が発行されました。

登録された会誌の発行日は2015年3月31日ですが、何らかの事情があったようで、今週ようやく完成誌を受領です。

 

さて、本稿で研究動向を説明した、瀬戸内海域の大三島に所在する大山祇神社(現愛媛県今治市)の近世史料については、テーマに関係するとして、2014年5月出版の単著『近世の公用交通路をめぐる情報―瀬戸内海を中心に―』(清文堂出版)に分析の成果を盛り込もうと計画していました。しかし、実際に原稿を書いてみれば本の総ページ数が400を超えてしまい、研究単著としては「ページ数が多くて読みにくい」とか、かえって評価が下がるのでは?などと思いなおしたのです。

結局、盛り込むのを見送り、実は今もなお史料分析のデータを放置した状況が続いておりますが、研究動向をまず整理する本稿を再出発の土台として、将来(何年後かは未定)具体的な分析成果を発表してまいる所存です。

 

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