ンデンデキ外伝

僕の話をしよう。

(sic)

2006年07月21日 23時59分03秒 | 糞心ワープ関係
風邪が思いのほか重いです。
なんか人に迷惑かけそうで嫌だな。

薬が効いてくるまでの時間で何か書きます。

熱を出すと必ず昔のことを思い出します。
喉の改造手術を受ける以前の話。まだ体が弱かった頃のこと。

昔の僕は虚弱な扁桃腺によりほぼ毎月38度を越える熱を出していました。
たまに人が風邪を押して頑張っている話を聞いても信じられませんでした。
全身の筋肉痛と水も飲めないほどに腫れ上がる喉、白目が蒸発しそうになるほどの高熱。
僕にとっての風邪は毎回こんな症状を伴っていました(実際には風邪とは少し違ったらしいけど)。
頑張るなんて、無理。

それでも今考えると、小さい頃の自分は不毛な頑張りを見せていた。

毎月熱を出すなんておかしいと子供ながらに思っていた僕は、きっとそれは自分の生活が人に比べて相当だらしがないからだと考えました。
だからと言ってうがいや手洗いに励むことはせずに(励めよ)、熱を出すたびに自分を責めていました。

またお母さんに怒られてしまう。
また風邪なんか引いてって。
また病院代がかかってしまうって(そこまで貧しくはなかったのに何故か自分は異常に気にしていた)。

そういう風に考えていたので、例え朝起きて具合が悪くても、家族には言いだせないまま学校に行ってすぐに早退させられるということを何度も繰り返していました。

帰り道によく情けなくなってベソかいてました。
帰ったら帰ったで共働きで誰もいない家で不安になってベソかいてました。

布団に入って見上げた天井の迷路のような模様の中を蠢く自分をよく見ていた気がします。




あぁ、ホント嫌だよ。
熱出ると気が弱くなる。
物事を表面だけ見ておけばいいのにそこで止められなくなる。
生理的なものだけでなくて、自分の場合はトラウマ的なものも関わっているのかもしれません。
とっくの昔に熱で頭ヤられてたりしてね。
青少年らしい健全な成長を促す脳回路はとっくのとうに焼き切られていたのです。
これ以上正常な認識、健全な生活、頑強な精神に憧れることは徒労に過ぎないので、
ここからは俗悪な事象にまみれながらもどうにかこうにか破滅だけは避けるようにおっかなびっくり生きてみて下さい。
つぅかトラウマだって。安っ。さぶっ。精液凍るわ。


そろそろ薬が効いてくるはずなのでこの辺りで。さ、治すよ。