ンデンデキ外伝

僕の話をしよう。

Dr

2006年03月24日 22時07分18秒 | Weblog
ドラムとは打楽器でありリズム楽器です。
リズム楽器である以上バンドの背骨にならなくてはいけないので、必ずどこかでクールに演奏しなくてはいけないという宿命にあります。

にもかかわらず、ドラムはメロディ楽器と同じかそれ以上に演奏者の個性が反映されるものだと最近思います。

いや、個性というより性格。

これはCDとか聴いているだけではまず分かるものではないだろうけど、自分がドラムフレーズ作るようになるとすぐに分かると思う。

あの人の叩くリズムには皆が安心して乗っかれる大きさ・重さがある。
ハットの一発、スネアの一撃の説得力が抜群だ。
なので口数少なくてもたまに彼が動けば皆それに信頼を寄せ従う。

あの人のドラムは狂気そのもの。誰にも同意を求めるようなものじゃない。
ある意味ドラマー失格。
しかしそれは誰とでもつるめるような半端なものじゃないってことなんだろうな。
彼の内に秘めたものを全て吐き出そうとするプレイは
彼の不安定さも全部さらけ出すものだから、みんな放っとけなくて大好きになるのです。


じゃあ自分はどうなんだろう。
よく言えば表情豊か、悪く言えば節操無しってところでしょうか。
表情豊かといっても、まだまだその表現方法が不器用なので上手く相手に伝わらないきらいがありますが。
それに節操無いのでひとつひとつの音にいまひとつ説得力がありません。
当面は彼あたりを見習って重い音を出すことに専念しようかな。
まだまだ上手くなりたいもんね。


なんで楽器屋さんにあれだけの種類のスティックが置かれてるか分かった気がします。