テレビ…に踊らされる日々

映えぬ平凡日常雑記

白柴犬

2007年07月08日 | 雑記
ペット売り場に白柴犬が売っていました。


柴犬オス10万円 白(珍色) と売りに出されていた柴犬。

数週間後、 6万円 の大価格破壊。お求めやすいお値段に。
珍色柴犬オスはきちんと誰かに買ってもらえるのか??
「3月生まれ、時間がねーんじゃ」と、彼自身たいへん心休まらない顔。
床に敷いてある紙を貪り食う白柴犬。

友人が4月から飼い始めた犬は、
3か月を経て今では大きく大きく成長していた。
「デカい なんだあれ」
自称豆柴。
見た目は豆柴どころか普通の犬よりもでっかいでっかい。
どういうこと。君は何者??

珍色として売られている白柴犬だが、
大人になるまで純白とは限らない。
金髪白人も大人になると自然とブラウンヘアになってしまう人が多いと言う。
夜店のピンクのヒヨコはピンクのニワトリにはならない。

もう、うっすら耳と背中が濃いクリーム色
 もとい 薄い茶色に仕上がっている
珍色 白 の柴犬。



隣のケース内では、幼パピオン VS 幼ポメラニオン
やおいしょたこんオス同士まだまだ子供なのに
一所に無理に住まわされているせいか
ポメラニアンを組み敷き交尾を始めるパピオン。力でガンガン。
責める責める積極的パピオン。
毛がボロボロ抜け落ち、パピオンに未熟な体を弄ばれるポメラニアン…
どうか彼がちゃんと誰かに買って飼われて可愛がられて暮らせますように。


普通の柴犬よりも、お求めにくい価格設定をされていた白柴犬
言ってみれば普通ではないから、イロモノである。



大西ライオンはもっと勢いに乗って売れるかと思っていたら、
そこまでははじけなかった。

今をときめくイロモノ芸人達
若井おさむ・冷蔵庫マン・鈴を降らす神様・昼メシくん…

最初からキャラで一点突破しようとしている人たち。
最初から、腕を付ける前からキャラをつけては
ネタに制限もあり広がり辛い苦難の道。

多くの人が
藤井隆や岡村隆史の見た目・キャラクターに最初はインパクトを受けたと思う。
だが、そこだけに頼らず失敗や挑戦を続けて現在の地位を手にした芸人も多い。

ロンブーも『週刊スタミナ天国』の美人数珠つなぎに始まり
徹底して素人イジリを続けているが
キャラに呑まれての一点突破、だけだとは感じられない。


インパクトが必要だから、イロモノとなる時期もなくてはならないのだろう。

だが、インパクトのある“かくし芸”で先売れ という事態は
本末転倒だと思う。
軽やかに脇を鳴らす破天荒 平静ノブシコブシ吉村、
色白だから赤みが目立つ。

天津木村の詩吟キャラ橋幸夫キャラ滑り倒し木村カエレキャラ
鎌鼬山内の外国人キャラは
まだ、ネタに昇華できているからよいのか??

『スッゴイ大人の時間』でケンドーコバヤシが越中詩郎の真似をした時、
客席から拍手が起きた。
午後9時45分からうめだ花月公開録音に
チケットを買ってまでやって来る客は
「やってやるって!」でケンコバの事を知った人ではないと思う
前々から「ワカタケさんッ」のケンコバを知っていたはず。
そんな客々も旬の越中詩郎には拍手を送る。
だが、越中詩郎でケンコバを知った人からすれば
ケンコバもイロモノに過ぎないのだろうか??

たむけんも。
せやねんの人でしょ、しねしね言う人でしょ、ではなくて
横山ノックの髪型で獅子舞の人 にすぎないのだろうか?? 

両方イケメンの漫才コンビは笑えない、
と都市伝説めかして言われているように 
少しでもパンチを利かせるために、コンビを組む時におたがいが引き立つように
努めてイケメンとブサイクでコンビを組むのが常。


だが、本当に初見の漫才コンビに
見た目うんぬんの相方いじりをされても ピンとこない。
いきなり
「こいつ天然なんすよ」「こんなブサイク連れてきちゃってすみませんね」
よく知らない、顔だってわかっていないのにネタをくり出されても。
ましてや知名度0で身内いじりをされようものなら。


長く売れるって何なのだろう??
大物になったらおもしろくなくなってしまう。このくらいでいい、と手を抜いて。
客が笑っているのはおもしろいからではなく時代の潮流に過ぎないのに。