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福士敬子都議 青少年健全育成条例改正案に関する一般質問

2010年12月09日 18時57分57秒 | Weblog
私は子供を無菌状態で育てる事がいいとは思いません。
日々、社会は変わって行きます。どんな社会状況となっても、善悪を見定め、自分で判断する子供を育てる。
それが、親を始めとする、大人たちの仕事ではないでしょうか。
「これは大丈夫」と、厳禁した大人の価値観だけを与え、いいなりの子供を育てていたら、グローバルな社会には対応できません。
私は今回の改定案は「大人の逃げ」だと感じています。
大人は見せたくない暴力やセックスの漫画などを見たら、自分で子供に伝えればいい。
条例を推進する方々は、自分達が子供達と向き合わず「行政に何が悪いかを決めてもらおう」という他力依存の気持ちがないか、点検していただきたいと思います。
被害者が発生する児童ポルノと違い、創造を形にしただけの漫画などを取り締まるのは、表現や、思想を取り締まる事になります。
私は、若者を自立心をしっかり持ち、自分で判断できる、人間に育てる事が、教育、子育ての最大の目的と考えています。
その意味で、昨今の青少年健全育成条例自体に疑問を持ち、改定が加わる毎に迷走し続けていると感じています。
知事も表現者の一人として、反モラル的小説を含め、様々な想像を形にされて来ました。知事は、ご自身の作品を含め、何を子供に見せ、何を見せないかの取捨選択を、行政任せにすることに違和感はないでしょうか。
社会は、行政が作るわけではありません。今回の条例は、子育てを行政に依存する事に繋がると考えますが、御見解を伺います。
殺人は、罪に問われます。それでも殺人事件は起きていきます。法律や条令で人を縛れないというだと申し上げておきます。


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