カルトvsオタクのハルマゲドン/虚業BLOG

オタクと政治に関するBLOG

「小沢民主党」

2004年05月17日 05時09分50秒 | Weblog
 小沢一郎の集票能力
 1998年参院選 比例区420万、選挙区300万
http://www.soumu.go.jp/senkyo/010729/010729h.html
http://www.soumu.go.jp/senkyo/010729/010729i.html
 2000年衆院選 小選挙区200万、比例区650万
http://www.soumu.go.jp/news/000625a.html#4
 2001年参院選 比例区400万、選挙区300万
http://www.soumu.go.jp/senkyo/010729/010729h.html
http://www.soumu.go.jp/senkyo/010729/010729i.html

 小沢一郎は、史上の人物だと、石田三成に似ている。
 小沢一郎の関ヶ原は、新進党だった。「小沢憎し」で結集した自社に小沢一郎は敗北した。
 「豪腕」という小沢一郎評は妥当ではない。田中角栄の選挙手法を学んだ青臭いボンボンが小沢一郎だ。

 小沢一郎が小選挙区並立制を主張したのは小沢一郎が自民党経世会に所属していたときのことだ。目的は、自民党永久政権を作ることにあった。小選挙区構想は田中角栄時代に「社会党潰し」のための選挙制度として生まれた。
 小沢一郎は細川政権時代「政治改革」を「選挙制度改革」に矮小化した。
 小沢一郎には変に夢想家なところがあって、なぜか野党になってからも自民党永久政権のための制度である小選挙区並立制を主張し続けた。結果自分が少数政党になった。
 小沢一郎が強引に成立させた小選挙区制ではなく、小沢が嫌った比例区制でなら、とおの昔に政権交代が起きている。日本の政権交代を一度だけ細川政権の時に実現させたのは小沢一郎の功績だが、その後延々政権交代が起きず日本政治が沈滞している理由も、小沢一郎にある。
 自民党の改憲論は戦前回帰のアナクロそのものだが、小沢一郎の改憲論は国際法への配慮がある。小沢一郎の講演を聞いた限り、小沢一郎が自分で考えたようには思えなかったが。「国連軍」構想は法的には筋が通っている。
参考;小沢一郎講演 http://jbbs.shitaraba.com/bbs/read.cgi/news/535/1036942146/144-150 

 過去数回の選挙得票数を見ると、各党の基礎票は、大雑把には次の通り。
 コアな自民党票は1700万票。 公明党票は770-800万票。
 コアな民主党票は1300万票 (うち、旧民主党票が900万票、旧自由党票が200万票、 旧民主と旧自由を等価に評価していた票が200万票) 。
 社民党票は230-360万票(このうち、130万票は、民主と社民を等価に支持している層)。
 共産党が400-600万票。
 過去の直前新聞記事をざっと眺めた限り、これに直前の政党支持率・内閣支持率を勘案すると、以下の傾向がある。
 1;内閣支持率は、与党得票数に直結しない。(与党支持率が与党得票数に直結する)
 2;内閣支持率は、じんわりと自民党支持率に影響を与える。(内閣支持率が上がると、じんわりと与党支持率が上がる)
 3;野党第1党の得票数は、直前野党支持率を上回る。野党支持者は、投票に行く。
 4;自民党得票数は、直前自民党支持率を下回る。自民党支持者は必ずしも投票に行かない。(直前自民党支持率の、だいたい7割から9割程度しか得票しない)
 5;国民の四割は政治判断を避ける。

 民主党に即して考えると、民主党の票は「極右+穏健革新」票で成立している。 民主党が保守政党にスタイルを変えると、穏健革新票が逃げる。 結果として、民主党が選挙で勝てる可能性が低くなる。
 小沢一郎党首によって民主党が勝てる可能性は低い。
 …といったことを考えて思ったのだが、小沢一郎に負け戦をさせ、小沢の毒を抜く、ということを岡田克也は考えたのかもしれない。よく判らないけど。  

 BROG書こうとすると、ものすごい時間かけてしまうなあ… (;´Д`)

ブルーリボンのニュース洪水

2004年05月14日 17時51分02秒 | Weblog
 地上波がブルーリボンのニュース洪水だ。うぜえ。
小泉が未納だったことのニュースしろよゴルァ。
  
 北朝鮮拉致事件についてだが、憶測だが、ジェンキンスさんは殺されるように想像する。
 ジェンキンスさんが日本に無事来たら、よど号ハイジャック犯も無罪にしないと理屈に合わないし、小泉政府にアメリカ脱走兵を助命する根性があるとも思えない。
 小泉政府としてはジェンキンスさんに「病死」してもらいたいだろう。
 曽我ひとみさんも可哀相なものだ。暴力団の利権と小泉の選挙のダシに使われて…

 「突然」の小泉訪朝「ニュース」は、「小沢一郎の民主党党首就任」ニュースを相殺するために「官邸が最後のカードを切った」との観測あり。