鱈は文字通り、産卵期の冬に脂が乗って美味しい魚です。 漢字で「大口魚」とも書くように口の大きい魚で、魚の中でも特に大食漢として知られていて、「たら腹食う」の語源にもなっています。 鱈は、淡白ながらもグルタミン酸やイノシン酸が豊富なので旨みもたっぷり。 身は低脂肪・高タンパクで、胃腸を温め、血行をよくし、冷え性や風邪予防などに効果があり、冬場にピッタリの食材です。 また、他の魚類に少ないビタミンA、Dが豊富です。 ビタミンAは視力の維持や皮膚や粘膜の強化に、ビタミンDは骨や歯を丈夫にするのに欠かせない栄養素です。 鱈は、鮮度落ちが極めて早い魚で、氷蔵しても一日で匂いが出てしまいます。 刺し身も美味しいそうですが産地でしか食べられません。 淡白な身は昆布ダシと相性が良いので、鱈チリなど昆布だしを利かせた鍋が一般的です。 ちなみに、切り身の選び方は、透明感があり、ほのかにピンクがかった白色のものを選んで下さいね。 保存する場合は、粕漬けや味噌漬けにすると良いそうです。
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