kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ジュラシック・ワールド/炎の王国

2018年08月05日 | ★★★☆☆
ここ数年の我が家の年中行事が「家族で怪獣映画を観る」。

GODZILLA/ゴジラ」「ジュラシック・ワールド」「シン・ゴジラ」「キング・コング/髑髏島の巨神」と本数を重ねているが、見終わってからはあーだこーだとツッコミ大会。で今年は「ジュラシック・ワールド/炎の王国」。

映画の出来と言うと・・・まあ、こんなもんでしょう。

【以下、ネタバレあり】

前作で大惨事となったジュラシック・ワールドことイスラ・ヌラブル島。3年経った今、火山活動が活発化し、噴火も間近いと観測されていた。って、そもそもそんな火山の近くにテーマパーク作るなよー。

島に残された恐竜の処遇について、米国政府は非関与を決定するが、民間財団が恐竜の保護を決定。

恐竜保護の支援依頼を受けたのは前回の生き残った危なっかしいふたり。島にはテッド・レヴィン率いる完全武装の捕獲隊が先行しており、火山噴火までのデッドリミットが迫る中の捕獲劇が進行する。

この辺は予告編でさんざん流れているところなのだが・・・
時速200キロとも言われる火砕流から走って逃げられるかーい!

ただ最後の船に乗り込んで脱出するスペクタクルはさすがに面白い。その一方で艀に残った恐竜を見捨てる様は戦時下で取り残された兵隊や民間人を思わせて涙。

保護したはずだった恐竜だが、民間財団には闇オークションで販売するという目的があり、
本土の大屋敷の敷地内に設けられたひみつ施設で恐竜たちは闇オークションにかけられる。
って、こんな大施設、家主に秘密で作れるかーい!!

当然のこととして、阻止に動く主人公たちの活躍(?)もあり、恐竜たちは脱走してひみつ施設は大パニック、捕獲隊も必然的に餌食になる。もはや「クローン大戦」!
そこにシアン化ガスが流出し、恐竜たちも一掃かと思いきや・・・
屋敷の周りは恐竜とシアン化ガスで阿鼻叫喚の地獄絵図のはずなのだが、そこは描写されない。(当たり前だ)

そんなこんなで世の中は文字通りの「ジュラシック・ワールド 堕ちた王国(原題)」となってめでたしめでたし。もう無茶苦茶(笑)

次作以降、恐竜vs軍隊の本格的な戦争映画化してほしいところですが、「生産性の低い」恐竜たちは繁殖できないだろうからどうするんでしょうね。






題名:ジュラシックワールド/炎の王国
原題:Jurassic World The Fallen Kingdom
監督:フアン・アントニオ・バヨナ
出演:クリス・プラット、ブライス・ダラス・ハワード、レイフ・スポール、ジェームズ・クロムウェル、テッド・レヴィン、トビー・ジョーンズ

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