kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

2011年05月28日 | 洋画(普通、まあまあ、及第点)
日時:5月26日
映画館:バルト11

振替休日を取ったものの、ここ最近、本当に観る映画が無い。「パイレーツ・オブ・カリビアン」でもいいのだが、ここは「朝十」で。

改めて観ると「鳥」って、全編ちゃんと観たかどうか覚えていない。有名で印象的なシーンは全て覚えているんだが、それがどうつながっていたか、前振りはどうだったか、記憶にないんだな。実家には録画したビデオがあるのだが、録っただけで見ていないのかも知れない。

朝十や映像文化ライブラリーで映画を見直すと自分の経験や記憶のあやふやさを突きつけられるようで面白いよね。

もっと早々に「鳥」が襲いかかってくるのかと思っていたが、映画の半分以上は風変わりな女主人公の奇行だったし、もし動物パニック映画と知らなかったら、「鳥」とは何かの隠喩と思ったかも知れない。上映当時はそう思った人も多かったろうし、それだけに前触れも説明もなく襲いかかってくる鳥の描写が怖い。

映画のフレームの外で、確実に世界が崩壊しつつあることを匂わせるラストも、最近の派手派手しい映画と比べると逆に印象的。ある日を境にして世の中が別の姿となっていく・・・。

ところで、以前は鳥についばまれた位で死にはしないだろうと思っていたけど、我が家でインコを飼うようになってから、見境なしに噛みつかれた時には悲鳴をあげそうになるよ。






題名:鳥
原題:The Bird
監督:アルフレッド・ヒッチコック
出演:ロッド・テイラー、ティッピ・ヘドレン


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2 コメント

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インコはあなどれないですよ。 (蔵臼 金助)
2011-05-28 08:04:57
イルカ、カラスと並び、最も賢い動物ですからね。知恵の輪外すやつだっているんですから。

ところで、バービー人形でこの『鳥』をモチーフにしたのが出ていたって知ってました?
ティッピー・ヘンドレンがきゃーきゃー言って逃げてる写真で思わず笑ってしまう、ナイスな企画です。もちろん、カラス付き。
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アンチェインド・インゴ (kamacci)
2011-05-28 13:00:40
確かにウチのインコも巧みにエサ箱のふたを外して、知らん間に外に出ていることがよくありますよ。

ティッピー・ヘンドレンのファッションはバービー向けですよね。ただし、彼女は3日間着たきりスズメなので、ちょっと汚しを施して・・・
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