kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

ハプニング

2008年08月09日 | 洋画(普通、まあまあ、及第点)
日時:8月6日
場所:バルト11
パンフレット:A4変形600円。

何かと物議を醸すM・ナイト・シャマラン監督の最新作。きっと日本中で2千万回くらい「ハプニングゥ~」などと言われているのだろう。(2千万回のうち、5回はワタシ。)

【以下、どう書いてもネタばれ注意】

映画は、突然、ニューヨークで通行人や作業員がバタバタと謎の死(自殺)を遂げる。この異変を知った学校教師の主人公は異変から逃れるために、西へ逃げる・・・。

これまでのシャマラン映画では「西へ逃げるが・・・・。」と「が」の一文字が入るところなのだが、実は今回、この「が」が入らない。その代わり「だけ。」になってしまう。

まあ、どんでん返しばかり気になって本編に身が入らなかった最近の作品に比べると、じっくりと見やすいし、何かの気配を感じさせる画面作りは相変わらず巧みなもんだ。

その一方で、「思いつきとしか思えない発言が、実は真実」といった脚本上の甘さは相変わらずだし、今回は主役2人のクドイ演技に少々、うんざりとさせられる。(特にズーイー・デシャネル)

退屈はしない映画だけど、破滅型映画が好きなワタシからすれば、もっと様々なデザスターが見たかったところだけどね。

ところで、途中で巻き添えをくらって死ぬ少年、よく見たら「キッド」や「はっとしてキャット」のおデブちゃん、スペンサー・ブレスリンじゃないか。


 題名:ハプニング
原題:The Happening
監督:M・ナイト・シャマラン
出演:マーク・ウォールバーグ、ズーイー・デシャネル、ジョン・レグイザモ

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