kamacci映画日記 VB-III

広島の映画館で観た映画ブログです。傾向としてイジワル型。美術展も観ています。

シン・シティ

2005年10月03日 | 洋画(良かった、面白かった、気に入った)
日時:10月1日(映画の日。レイトにも関わらず、ほぼ満席)
映画館:TOHOシネマズ
パンフレット:A4版800円。全52ページにわたり、小ちゃい小ちゃい字で情報が詰めこまれた大作。本気で読むと1日はかかる。ロドリゲスとミラーの両監督をはじめ、ミッキー・ローク、クライブ・オーウェン、ロザリオ・ドーソン、ベニチオ・デル・トロ、ブリタニー・マーフィー、ブルース・ウィリス、ジェシカ・アルバ、マイケル・マドセンと10人ものインタビュー掲載!

■生存率20%
試写を観たキラー・エリートな友人が「キル・ビルのアニメ・パートみたいで、絶対に気に入る。」と教えてくれましたが、その通り。

バイオレンスな街を3つのエピソードを描くのですが、全編、人が殺されているか、銃を撃っているか、血みどろになっているか、お尻が出ているか、タバコを吸っているかしている映画です。とにかく人がバタバタ死にます。生存率は20%くらい。

出てくるキャラもワルか、人殺しか、変質者。(かなりの割合で、兼務。)これを支えるキャスティングが最高。
特にパワーズ・ブースを起用するセンス!スリム・ピケンズとかベン・ジョンソンが存命だったら、きっとどこかに使っていたんだろうな!

■ロドリゲスは天才!!
これを基本的にモノクロ、原作に忠実なスタイルで再現したロドリゲスって、天才じゃないだろうか?
(「カムイ伝」とか「ジョジョの奇妙な冒険」を原作どおりの画面で映画化することを想像してほしい。)

実はロドリゲスの映画って、面白いけど100%気に入るってことが少ない。むしろ、自分の好きなことを好きなだけやるっていう姿勢に畏敬の念を覚えます。(「ハリウッド頂上作戦」は必読。)

3D映画で「ニューヨーク1997」と「マッドマックス2」へのオマージュをぶちこんだ「スパイキッズ3D ゲームオーバー」なんかは、作品の中身そのものより監督の熱意の方が面白かった。

ところで、今回の面子で「ゲッタウェイ」をリメイクしたら、さぞ恐ろしい・・・いや楽しいことになるだろうて。(ちょっとムリだけど)

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