紙の魔術師 太田隆司 絆の情景展
会場:そごう広島店
会期:2011年12月27日~2012年1月9日
手作りが好きなワタシ、素材の中でも「紙」は大好きである。安いし、入手しやすいし、安いし、加工しやすいし、安いし、軽いし、安いし・・・。紙を切り貼りしているだけでいくらでも楽しめるし、無地のダンボール紙を見るとワクワクしてくる。(←ダンボール元気)
しかし、作品数の少なさか、維持管理の大変さか、ペーパークラフトの展覧会というのはあまり開催がない。となれば、何がなんでも足を運ばねば。
本展はペーパークラフトによる情景展だが、その細工の精緻さにまず圧倒されてしまう。基本的にすべて切り貼りで、ペイントはほとんどなし。文字の1つ1つ、人間の髪の色調まですべて切り抜き。うかつに息もできない緊張感がある。(作品は接着しているから大丈夫なんだけどね。)
1点1点しゃがんで中腰になり、視点を落としてから、片目で見ると、より迫真さが増し、完全な立体作品を見間違うことさえあるくらい。
普通に細かいカッティングによる表現だけでもため息が出そうになるのに、カットしたエッジで服のしわや人間の表情を再現する超絶テクともなれば、めまいがしそうになる。見たこともない表現技法を目にするとそれでけで、満足できてしまう。
ところが、なぜか、だんだんと疲れてくる。しゃがむ・立つの繰り返しだけでなく、どうやら作風が疲れるのだ。
元々、車好きではないので、作品中に必ず車の一面が登場する構図がしんどいし(←これは出展元が車雑誌なので仕方がない。)、素材である紙の色数に限界があるため、色調がはではでしい。ワタシは「ハートカクテル」のわたせせいぞうの作品が苦手なものだから、これはこたえる。
可否は別にして、1点購入して家に飾りたいかと言えば、そういう気持ちにはなれなかった。
出展作品数が多いこともあって、小一時間鑑賞し、作風そのものは好きにはなれなかったが、いろいろ得るものが多い展覧会だった。入場料の元は取ったかな。
会場:そごう広島店
会期:2011年12月27日~2012年1月9日
手作りが好きなワタシ、素材の中でも「紙」は大好きである。安いし、入手しやすいし、安いし、加工しやすいし、安いし、軽いし、安いし・・・。紙を切り貼りしているだけでいくらでも楽しめるし、無地のダンボール紙を見るとワクワクしてくる。(←ダンボール元気)
しかし、作品数の少なさか、維持管理の大変さか、ペーパークラフトの展覧会というのはあまり開催がない。となれば、何がなんでも足を運ばねば。
本展はペーパークラフトによる情景展だが、その細工の精緻さにまず圧倒されてしまう。基本的にすべて切り貼りで、ペイントはほとんどなし。文字の1つ1つ、人間の髪の色調まですべて切り抜き。うかつに息もできない緊張感がある。(作品は接着しているから大丈夫なんだけどね。)
1点1点しゃがんで中腰になり、視点を落としてから、片目で見ると、より迫真さが増し、完全な立体作品を見間違うことさえあるくらい。
普通に細かいカッティングによる表現だけでもため息が出そうになるのに、カットしたエッジで服のしわや人間の表情を再現する超絶テクともなれば、めまいがしそうになる。見たこともない表現技法を目にするとそれでけで、満足できてしまう。
ところが、なぜか、だんだんと疲れてくる。しゃがむ・立つの繰り返しだけでなく、どうやら作風が疲れるのだ。
元々、車好きではないので、作品中に必ず車の一面が登場する構図がしんどいし(←これは出展元が車雑誌なので仕方がない。)、素材である紙の色数に限界があるため、色調がはではでしい。ワタシは「ハートカクテル」のわたせせいぞうの作品が苦手なものだから、これはこたえる。
可否は別にして、1点購入して家に飾りたいかと言えば、そういう気持ちにはなれなかった。
出展作品数が多いこともあって、小一時間鑑賞し、作風そのものは好きにはなれなかったが、いろいろ得るものが多い展覧会だった。入場料の元は取ったかな。
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