廣田洋一さんへ
5月2日の投句3句について。5月2日のブログの原稿(投稿する前)には洋一さんの3句に星印を付けて書いてありますが、ブログの表に洋一さんの句の部分だけ反映されません。いろいろ試しましたが、どうしても反映されません。消えてしまいます。何らかの原因と思いますが、わかりません。大変失礼していますことお詫びいたします。ここに別に取り上げますので、ご覧ください。(髙橋正子)
5月2日
★春の田や水を張りたる二三枚★★★★
★残雪の白く光りて蔵王山★★★
★雨空に華やぎ見せる飛花落花★★★★
5月3日(6名)
- 多田有花
- 春惜しみつつバッハのインヴェンション★★★
- 暮の春瞑想としてバッハ弾く★★★
夏近し学生時代の歌を聴く★★★
- 廣田洋一
- 五月来る鎧兜を飾りけり★★★
- 凧揚がる誰かと見れば老爺なり★★★
洋薔薇の女王の如く咲きにけり★★★
- 桑本栄太郎
- トンネルとなりぬ/舗道や/若楓(原句)
- トンネルとなりぬ鋪道の若楓(正子添削)
- 塀つたい蔓の伸び行く花うばら★★★
風薫る足を投げ出すベビーカー - 「ベビーカーが足を投げ出す」という意味になっています。(髙橋正子)
- 小口泰與
- 孫娘うかれかざしの桜かな★★★
- はくれんをみあげし天に鳥一羽★★★
- そこかしこ降り散らばらし桜しべ(原句)
- そこかしこ降り散らばりし桜しべ
- 上島祥子
ミニバスの始まる声や春の宵★★★
永日や/ゴルフスイング/音軽く(原句) - 永日のゴルフスイング/音軽く(正子添削)
桜若葉オナガ自在に枝揺らし★★★
弓削和人
初夏の陽の出店のひさし親子連れ★★★
5月2日(5名)
- 土橋みよ
- 境内のタケノコもらいて土佐煮かな★★★★
- とび縄と叢書を孫へ春の便★★★★
春麗らできぬも可笑し脳テスト★★★
- 桑本栄太郎
- 吹き上げる風の坂道五月来る★★★
- ひるがえる葉裏白きや風薫る★★★
- 朝の窓開けて色濃く菜種梅雨★★★★
廣田洋一
春の田や水を張りたる二三枚★★★★
残雪の白く光りて蔵王山★★★
雨空に華やぎ見せる飛花落花★★★★
- 小口泰與
- 山藤に羽根絡まりて揺れており★★★★
- 剪定の枝飛ぶ先に小犬かな★★★
赤城嶺のすそ野見事や牡丹咲く★★★
- 多田有花
- 野も山も八十八夜の輝きを★★★★
- 陽を受けてさらに眩しきはなみずき★★★
無伴奏チェロ曲を弾く春の昼★★★
5月1日(4名)
- 廣田洋一
- ぽってりと丸まり落ちる八重桜★★★
土手道に点々と敷く雉蓆★★★
こてまりを弾ませ風の吹き抜けて(原句) - こでまりを弾ませ風の吹き抜けり(正子添削)
- 桑本栄太郎
- 白きもの一木被う花えんじゅ★★★
- 五月来る木蔭嬉しき散歩かな(原句)
- 「五月来る」は口語で、「嬉しき」は文語です。どちらかに揃えるのがよくはないですか。添削は文語にしました。()
- 五月来(き)ぬ木蔭嬉しき散歩かな(正子添削)
木蔭行く我が頬そよぎ風薫る★★★★
- 多田有花
- 繋がれしボートを揺らす春の波★★★★
- 穴子天丼春たけなわを歩き来て★★★
友の庭に生りし八朔柑を剥く★★★
- 上島祥子
熊蜂の飛行スピード音となる★★★★
春宵一刻姉から手紙★★★
白藤にゴスロリで挑む少女かな★★★
いつも懇切にご指導いただき有難うございます。
5月1日のこてまりの句を添削して頂き有難うございます。きちんと切れた方が良いことがわかりました。
5月2日に、私も3句投句しています。
この3句について評価を頂ければ幸甚です。