◆自由な投句箱/花冠発行所◆

主宰:高橋正子・管理:高橋句美子・西村友宏

おことわり

2023-05-21 13:01:37 | Weblog
★投句の★印の評価や秀句の選出、コメントが今以上に遅れる場合がありますが、ご容赦ください。

★自由な投句箱へは、ご自由にご投句くださって結構です。

主宰 髙橋正子
2023年4月9日

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自由な投句箱/5月21日~5月31日

2023-05-21 13:01:18 | Weblog
※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
主宰:高橋正子・管理:高橋信之
コメント (42)
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今日の秀句/5月21日~5月31日

2023-05-21 13:00:33 | Weblog
お願いとおことわり
髙橋正子の秀句へのコメントは、時間的な余裕がありませんので、当分休ませていただきます。よろしくお願いいたします。
5月21日から5月31日の秀句の好きな句へのコメント、自句自解を<コメント>欄にお書きください。それらの句数は自由です。
5月23日 髙橋正子

5月31日(2句)

★古民家の壁に涼しき水彩画/多田有花
知人が古民家喫茶で水彩画の展覧会を開くという知らせをいただき、見に行ってきました。築100年の農家を改築して一部を喫茶店にされているようでした。味のある土壁に近くの風景を描いた水彩画がかけられていてそれが素敵でした。(自句自解:多田有花)

★薫風の京都みやげに阿闍梨餅/桑本栄太郎

5月30日(1句)

★朝日差す待合室や若葉風/小口泰與

5月29日(1句)

★天つ日と翡翠共にやって来し/小口泰與

5月28日(1句)

★一瀑の白きや若葉燃え立ちぬ/小口泰與

5月27日(1句)

★鎌倉や海の青さを鯖寿司に/廣田洋一

5月26日(1句)

★木の椅子の一つ置かれて緑立つ/廣田洋一

5月25日(1句)

★田沢湖の白き砂浜夏来る/弓削和人

5月24日(2句)

★まさおなる空や二階へ枇杷実る/弓削和人

★新じゃがをつややかに煮て独り住い/廣田洋一

5月23日(句)

★山女釣り青天井に握飯/小口泰與

<F. ナイチンゲール像>
★若葉してナイチンゲールは救苦観音/多田有花
川西池田駅から少し行ったところにナイチンゲール像が立っています。
「福田海」という宗教団体の創立者が晩年大病をして大阪日赤に入院しました。そのとき受けた看護に感激しこの像の創立を思い立ちました。
ロンドンにあるナイチンゲール像をそのまま写し取ったもので世界に二体しかないものだそうです。ナイチンゲールの博愛の精神を仏教の慈悲の心になぞらえて台座には「救苦観世音」と記されています。 (自句自解:多田有花)

5月22日(2句)

★朝なさな初夏の野原の鳥の声/小口泰與

★ハイキングに向かう日曜明早し/多田有花
小満の日曜日、兵庫県川西市の多田丘陵をハイキングしてきました。ここは清和天皇の曾孫である源満仲が源氏武士団を形成して土着したところです。
川西市は清和源氏発祥の地としてPRしており、川西池田駅前には源満仲の騎馬像が立っています。(自句自解:多田有花)
 
5月21日(1句)

★麦嵐赤城の裾野くっきりと/小口泰與
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5月21日~5月31日

2023-05-21 12:59:57 | Weblog
5月31日(4名)

小口泰與
黄鶲や枝よりひょいと黄を点ず★★★
樹洞より気配見せたり四十雀★★★
翡翠の狙い定かや一直線★★★

廣田洋一
神の水溢れて滝となりにけり★★★
宗像社のお守り飾る青葉風★★★★
白玉や一口食べる昼餉時★★★

多田有花
雨音を聞きつつ五月の梅雨の入り★★★
初ほととぎす黎明の静寂に★★★
古民家の壁に涼しき水彩画★★★★

桑本栄太郎
薫風の京都みやげに阿闍梨餅★★★★
来京のおとうと帰途に五月尽★★★
好きな子に殊更つよく草矢打つ★★★

5月30日(2名)

多田有花
<三ツ矢サイダー発祥地>
赤き屋根新緑に映え工場跡★★★
卯の花の咲く道ハイキングを終える★★★
夏空へ大きく飛び立つ航空機★★★

小口泰與
朝日差す待合室や若葉風★★★★
郭公や利根源流の水清し★★★
朝の日の射すや紅ばら美しく★★★

5月29日(5名)

小口泰與
天つ日と翡翠共にやって来し★★★★
あめんぼうひょいひょい水面けりにけり★★★
川蝉を待てど小沼の静寂に★★★て

多田有花
<多田神社二句>
サイダーや放たれし矢は時を越え★★★
若葉して一千年の拝殿に★★★
五月空しなさわぐるみの果穂透かし★★★

桑本栄太郎
十薬やワクチン接種の朝の庭★★★
木蔭行く地道濡れ来る緑雨かな★★★
梅雨入りや出入り激しき濯ぎもの★★★

廣田洋一
紫陽花の色とりどりに池の端★★★
万緑の風吹き渡る大宰府跡★★★
紫陽花や変化の旅を始めたり★★★

弓削和人
花アヤメ紺の滲むる小雨かな(原句)
「滲む」の変化を辞書でご確認ください。(髙橋正子)
花あやめ紺を滲ます小雨かな★★★★(正子添削)

駒ケ岳たなびく夏の霞かな★★★
「夏霞たなびく〇〇〇駒ヶ岳」のようにまとめるとよいと思います。「何がどうだ(である)」を言うことが先です。(髙橋正子)

田沢湖を一湖に呑むる夏の山★★★

5月28日(3名)

多田有花
<多田神社三句>
薫風や欄干赤き橋渡る★★★★
夏の川白き波たて流れゆく★★★
人が神になる国の夏多田神社★★★

小口泰與
翡翠や沼の水面を凝視せる★★★
川風や聳つ葦よ翡翠よ★★★
一瀑の白きや若葉燃え立ちぬ★★★★

廣田洋一
白き塔すつくと立ちて街薄暑★★★
潮風に香り振り撒くラベンダー★★★
黒揚羽紅き花より離れずに★★★★

5月27日(3名)

小口泰與
五六羽の翡翠木より垂直に★★★
青鷺やひと目我見て動かざる★★★
天泣の沼へ川蝉来て居りし★★★

廣田洋一
鎌倉や海の青さを鯖寿司に★★★★
出会ひたる鯖寿司ひょいと買ひにけり★★★
段葛屋根の如くに葉桜かな★★★

多田有花
初夏の花それぞれ咲かせ丘の街★★★★
はつ夏や標識頼りにハイキング★★★
薄紅の薔薇咲く家の角を曲がる★★★

5月26日(4名)

廣田洋一
十薬や家の周りを白く染め★★★
紫陽花の毬の膨らむ雨上がり★★★
木の椅子の一つ置かれて緑立つ ★★★★

小口泰與
雲の峰赤城の嶺嶺を隠しけり★★★
郭公や山の露天湯ただ一人★★★
翡翠や沼の小魚ゆったりと★★★

多田有花
<清和源氏祈願所・満願寺三句>
緑さす笹竜胆と三つ巴★★★
はや赤きプロペラをつけ若楓★★★
九重の石塔幾度の新緑を★★★

弓削和人
飛燕草祈れる人を迎えけり★★★★
碧放つ飛燕草もて講話会★★★

言の葉のいきいき飛ぶる夏料理(原句)
言の葉のいきいき飛べる夏料理★★★(正子添削)

5月25日(4名)

小口泰與
牛蛙コントラバスの響きあう★★★
釣人も写真家も居る初夏の沼★★★
翡翠や聳つ葦へはんなりと★★★

廣田洋一
新玉葱市役所にて売られけり★★★
手分けして薔薇の手入れや園芸部★★★
初夏の夕旅行気分のロマンスカー★★★

桑本栄太郎
昼顔の盛りとなりぬ停留所★★★
午後よりの雨の催ひや茅花の穂★★★
大ぶりな蚕豆届く田舎より★★★

弓削和人
たつこ像夏の夕日の赤衣★★★
田沢湖の白き砂浜夏来る★★★★
美女柳かしづく宵の雨雫★★★
 
5月24日(5名)

小口泰與
駄菓子屋の猫瓶の菓子走り梅雨★★★
庭の木木囃す若葉へ朝の雨★★★
翡翠や一直線に水面へと★★★★

弓削和人
まさおなる空や二階へ枇杷実る★★★★
薔薇の紅菜園隅に照りありぬ★★★
草取りや家宅に張りし根を剥がむ★★★

廣田洋一
音たてて吸い切りしたる新茶かな★★★
新じゃがをつややかに煮て独り住い★★★★
新じゃがやバターを塗りてほくほくと★★★

多田有花
<F.ナイチンゲール像>
野萱草ナイチンゲールの足元に★★★
<清和源氏祈願所・満願寺二句>
山門のアーチを抜けて新緑へ★★★
若楓古刹の空に展開す★★★

桑本栄太郎
あおぞらの雲奔り居り青あらし★★★
若竹の木洩れ日目指す青き空★★★
青嵐や木々の枝風に躍り居り★★★

5月23日(4名)

小口泰與
白鷺や輪を描きつつ上枝にと★★★
峡田より飛び立つ柄長藁咥え★★★

山女釣り青天井の握飯(原句)
山女釣り青天井に握飯★★★★(正子添削)

多田有花
<川西池田駅前・源満仲像>
清和源氏ここに始まる天清和★★★
<川西市ご当地マンホール>
小満や市花は源氏の旗印★★★
<F. ナイチンゲール像>
若葉してナイチンゲールは救苦観音★★★★

廣田洋一
初夏のプラネタリウムや子らの夢★★★
ノーネクタイで出勤したる初夏の朝★★★
門前に赤き薔薇咲く古き家★★★

桑本栄太郎
テレビ見てラヂオ体操青あらし★★★
風に揺れつぼみふふめり金枝梅★★★
嶺の端の光り輝く夏入日★★★

5月22日(5名)

小口泰與
利根川へ草木も揺るる青嵐★★★
妙義嶺の奇岩にまとう夏の雲★★★
朝なさな初夏の野原の鳥の声★★★★

多田有花
山遠くはるかに咲ける椎の花★★★
夕暮れて早くも焚きぬ蚊遣り香★★★
ハイキングに向かう日曜明早し★★★★

弓削和人
ゆきゆきて覚えなき駅昼寝覚★★★
葉や風やてんとう虫の黒びかり★★★★
湖の色なる雫月見草★★★

廣田洋一
竹林や筍掘りの跡点々★★★★
筍の掘る人もなく伸びにけり★★★
サングラス運転用は色違へ★★★

桑本栄太郎
苜蓿のあつけんからんと風を受く★★★
雄叫びのこの世を糾す青嵐★★★
子供らの庭ではしゃぐや青あらし★★★

5月21日(3名)

小口泰與
爺様に見え婆様にとも夏の雲★★★
麦嵐赤城の裾野くっきりと★★★★
八十路にて血気盛んや雲の峰★★★

廣田洋一
捩花や何に拗ねるか青き空★★★
捩花や回り道して天を指し★★★
久し振り横綱の勝つ五月場所★★★

桑本栄太郎
少し間の信号待ちの片かげり★★★
すかんぽの赤き穂の伸ぶ植込みに★★★
西空の嶺に入日や新樹光★★★
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自由な投句箱/5月11日~5月20日

2023-05-14 15:16:49 | Weblog
※当季雑詠3句(夏の句)を<コメント欄>にお書き込みください。
※投句は、一日1回3句に限ります。
※登録のない俳号やペンネームでの投句は、削除いたします。(例:唐辛子など)
※★印の基準について。
「心が動いている」句を良い句として、★印を付けています。
主宰:高橋正子・管理:高橋信之
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