マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

SINCE:2002.2.24
氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

CITY HUNTER 新宿PRIVATE EYES

2019-03-24 17:16:15 | 映画

何年ぶりなんですかね? 20年ぶり? 「CITY HUNTER」が復活しました。
OP、リョウが新宿でテロリストたちを壊滅させたんですが、PSY・Sの「Angel Night」が流れてました(笑)。TV版のOPで使われてた曲ね。
ってか、TV版で起用された楽曲、かなり流れてましたが、オレが気づいたのは、「Angel Night」のほかは、大沢誉志幸の「ゴーゴーヘブン」(リョウがあきら100%のネタをやってるときにかかってました/笑)。
それと、ラスト近くにも・・・まあ、その曲については後述。

ストーリーのほうは、こんな感じです。
女子大生でモデルもやっている進藤亜衣。自分が狙われていることを察した彼女は、「CITY HUNTER」の異名をとるスイーパー・冴羽リョウ(リョウの字はどうせ字化けしちゃうんで)にホディガードを依頼する。そのガードの過程で、リョウの相棒であるが、世界的企業のCEOになっていた幼馴染・御国(みくに)と再会する――といったものです。
まずね、ゲストヒロインの亜衣、魅力あります。適度に明るく、適度に勝気、リョウのセクハラには的確なツッコミ(笑)。
そうそう、リョウのセクハラは健在です(笑)。
それはそうと、亜衣は健康的な色気もあって、それも魅力になってますかね。モデルだけあって、普段から体動かしてますからね。
それと、亜衣役の飯豊まりえ、モデルや女優が本業なんだろうけど、声の演技もなかなかでしたね。もし、この作品がリメイクされ、キャストを替えるんなら、この人が香でいいかも(笑)。って、レギュラーアニメとなると、女優さんが声優やることはないのかな。
リョウは御国の山ちゃん(山寺宏一)でもいいかも。って、オリジナルキャストのファンの方、あくまで「if」ですからね(オレもオリジナルキャストを否定していない)。
リョウと香は相変わらずでした。もちろん、いい意味で(笑)。ただ、香はちょっとかわいくなりすぎてたかな。キャラデザも、御国とのエピソードも。
まあ、





香のウェディングドレス姿はよかったですけどね。



それに対するリョウの塩対応も、それを見た亜衣のリョウへのツッコミも(笑)。
冴子さんも相変わらずエロい(笑)。オレ、香より冴子さんのほうが好きだったんですよ。丁度、小学校高学年から中学生で、大人のお姉さんに対する憧れみたいなものもあったんでしょうね(笑)。
そんな冴子さんも、昔のまんまだったんで、なんかうれしかったです。ただ、バトルには参加してなかったのは残念。
海坊主と美樹も、変わらず。
ってか、リョウと海坊主の黄金コンビぶりも楽しめます。このふたりが組んで戦うと、めっちゃ燃えますね(笑)。って、海坊主はもちろん、





リョウも拳銃だけじゃないんだよね。



最後には拳銃に頼ってたたけど、次元大介同様、あらゆる銃器に通じている。亜衣を伴って逃げる際、無人だったバスを運転しながら、迫りくる戦闘用ドローンに向かい、片手でショットガンみたいなのを撃ってたんですが、やはり百発百中でしたから。
そういえば、序盤で亜衣の着替えを覗こうと、リョウが小型のドローンを使ったんですが、





そのドローンのことを「エローン」言ってたのに笑った(笑)。



って、海坊主たちに話を戻します。彼が敵の傭兵隊長かなんかに「素手で戦おう」言われて応じたとき、美樹にランチャーかなんかを預けたんですが、この際の美樹の「しょうがないなぁ」って表情がかわいかったです(笑)。
それと、ある意味で亜衣と並ぶゲストヒロイン、





来生三姉妹!



同じ作者の「CAT’S EYE」のヒロインたちです。瞳さん、泪姉さん、愛ちゃんたちは、海坊主がマスターを勤める喫茶店「CAT’S EYE」のオーナーで、普段は海外を飛び回っている様子。
海坊主も美樹も、彼女らには平身低頭気味でした(笑)。ちなみに、ふたりとも来生三姉妹が怪盗をやっているのは知っていた模様。
まあ、来生三姉妹もリョウたちに協力して、終盤に敵の手に落ちていた亜衣の救出に向かうんですが、この際、香が同行してね。じつは香と愛ちゃんって、ちょっとキャラ被ってるんで、そのふたりのやりとりが妙におかしかった(笑)。
リョウと瞳さんのやりとりもおもしろかった(笑)。やはりリョウは彼女にセクハラして、瞳さんが呆れる、というね(笑)。
ちなみに、来生三姉妹は瞳さんが一番、好きでした(笑)。
で、ラスト、再会したばかりの際は自分に好意を示していたはずの御国に銃を向けられる香。そんな彼女がゆっくりと体を傾けると、御国の視線の先には銃を構えるリョウの姿が。御国からは死角になってたわけですが――このとき、





♪愛よ消えないで、もう~ U Um~



「CITY HUNTER ~愛よ消えないで~」ですよ! この演出、最高! 正直、泣きそうになった(笑)。しかも、小比類巻かほるの歌声ですよ! 他人に歌わせるのでなしに。
で、このあと、エンディング。
亜衣が「ふたりのように、誰も間には入れないパートナーが欲しい」「お幸せにね」言って、大学へと戻っていきます(彼女は医大生でもある)。
直後、香がウェディングドレス姿の自分の印象を再度、リョウに聞いたんですが、リョウとしては口ではやはり塩対応だったものの・・・心の中の呟きでね(笑)。
で、その独白の最中に、





「GET WILD」!



この入り方も泣きそうになったな。懐かしい~(笑)。
まあ、ストーリー、展開のほうは、こんな感じで。

新宿の光景を含む設定とか、あるいはキャラたちの言動なんかは、所々、現代っぽくなってますが、





それでも作品全体の雰囲気みたいなものは、昔のまんまでしたよ。



「伝言板への依頼」も、いまでは駅の伝言板なんてないんで、「どんな感じにするのかな」思ってたら、ネット上で書き込み、閲覧できるようにして(多分、クラウドかなんかで管理)、それをスマホで読み込ませててね。まあ、最後には冴子の粋な計らい(?)で、新宿駅にリアルの伝言板が復活しましたが(笑)。
で、よくいわれている「キャスト陣の声」ですが・・・たしかに違和感ありましたよ。リョウも香も、冴子も海坊主も美樹もね。
ってか、「CITY HUNTER」より前の作品であるはずの「CAT’S EYE」の瞳さん(戸田恵子)は、結構、若い女性の声出してましたけど(笑)。
ともかく、それでもね、やっぱり昔の作品をやる以上は、





「おっさんホイホイ、おばさんホイホイ」でいいんです。



すなわち、オリジナルキャストでいいんですよ。
もちろん、キャスト一新もありはありですが・・・その場合は、完全リメイクというか、「オールドファンのみならず、ご新規さんも欲しい作品の復活」でやればいいんですよね。この「PRIVATE EYES」は、どう考えても「オールドファン向け」でしょ。
そりゃ、故人や引退した人がいる場合は別ですが。
もちろん、世の中というものは変わっていきます。けど、





変わらないものの安心感



ってのも、やはり必要だと思いますよ。
そして、それは作中におけるリョウと香の関係にもいえると思う。
ふたりとも、いい意味で変わらずに、信頼し合っている。





リョウにとっては香が、香にとってはリョウが、「変わらない安心感」「それゆえの安らぎ」みたいなものを感じ取ることのできる対象なのではないでしょうか。



それが、亜衣による最後の台詞にもつながってんのかな、と。

エンディング中、TV版のダイジェスト的な映像が流れたんですが・・・リョウが自分の手のひらを通して発砲するシーン(マグナムでは威力がデカすぎ、敵を貫通して無関係の人間まで巻き込みかねないため)や、槇村がリョウの腕の中で死んでいくシーンなんかもあってね。
初期の、槇村が相棒だったころのハードボイルド路線も好きだったなぁ。槇村の妹である香が相棒になった辺りから、コメディタッチな部分も加わったんですよね。もちろん、そっちの作風も好きですが(笑)。




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