マッシュムラムラ(仮) ――クラ鈴が斬る!――

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氷室京介、あぶない刑事、マンガ etc

映画・銀の匙と百姓貴族3巻

2014-03-09 00:54:51 | 荒川弘
アニメはフジなのに、映画はTBS絡みなんだね。

はい、というわけで、見てきました。
主演がジャニーズの人(中島健人)なんで、JKを始めとする若い女性が多くて、ちょっとテレくさかった(笑)。

映画自体は普通におもしろかったですよ。ストーリーとしては、ハチたちの入学、アキ駒場との出会いから始まって、夏休みのアキの家でのバイトを挟み、文化祭でばんえい競馬やるトコまでです。
で、キャスティングなんですが・・・正直、最初は不安でした(笑)。
中島健人って人はそれまで知らなかったんですが、ジャニーズのタレントである以上、ハチをやるにはイケメンすぎるんじゃないかなぁ、なんて。
でも、やっぱプロですよね。ちゃんとハチになってた。とくに、初期の情けないハチはしっかり演じていたと思う。で、ハチってじつは隠れイケメンじゃないですか。決してわかりやすいイケメンではないけど、たしかにツラがいい、っていうか。この中島君も、正真正銘のイケメンであるはずなのに、ちゃんと隠れイケメンになってましたしね。
残念だったのはハチの親父さん。(事前に、昨日発売された原作11巻読んでたせいか)怖さがないんだよね。単にキツイだけの親父さんになっちゃってた。原作の親父さんは、動物までもビビるレベル、っつーか、「ホントならハガレンに出るべきだったんじゃないの?」っていいたくなるくらいの悪人顔、悪人オーラなのに(笑)。
アキ役の広瀬アリスもいい感じでした。普通というかちょっと素朴というか、等身大の女の子といったかわいさを持ってるアキをちゃんと演じてたと思う。
叔父さんに「太ったんじゃね?」いわれて、隣にいたハチの肩に軽くグーパンかましてたのがかわいかったハチ「なんでオレ!?」/笑)。
ってか、この広瀬アリスって人は、80年代アイドルっぽい感じかもね。なんつーか、華奢ではないけどデブでもないって感じで。
で、いまちょっと出たアキの叔父さん





キャストは哀川翔です(笑)。



で、アキの親父が、





竹内力(笑)。





御影家って、武闘派な家系なんでしょうか?



ってか、すごいっすよね。






都会の夜の匂いのする酪農家。



まあ、でも、相川翔のほうは、それでも素朴だけど陽気な叔父さんになってましたけどね。竹内力はいつもの竹内力でした(カタギかそうでないかの違い?/笑)。
で、駒場の人。いかにも野球部員らしいカッコよさ。オレも野球部員だったけど、こういう奴いたもんなぁ。で、そういう奴って、性格もいいんだよね。まあ、駒場はちょっと嫌味なトコもあるけど(笑)。
お次は常盤。原作同様、おバカです(笑)。ただ、原作と違って、ちょっとヤンチャというかヤンキーっぽさもあったかも。
吉野さんは、ちょっと・・・垢抜けてない感じになっちゃってた。原作では、顔立ちは地味だけど、そういう感じはないじゃないですか。ハチの親父とこのコは、ちょっと残念かも。
多摩子はイメージどおり(笑)。まさにあんな感じ。ただ、痩せてる彼女も見てみたかった・・・まあ、マンガやアニメと違ってね、実写で実現できるわけありませんが(笑)。
上島竜兵の校長先生も、オレはいいと思う。ってか、妙にやさしい竜ちゃん(笑)。
女軍曹みたいな先生やってた吹石一恵もよかったね。ってか、吹石さん、美人(笑)。
あと、あやめちゃんは、イメージとちがったかな。こういうコはパッチリ二重の、一見、わかりやすいかわいさの人のほうがいいかな。まあ、口調や言動はあやめちゃんっぽかったけど。ただし、なぜか駒場に気があります(笑)。

そんなわけで、ストーリーのほうは、バイトやブタドンとのことなんかもあり、ハチが(原作どおり)徐々に成長していってね。それらのうえで、文化祭のばんえい競馬で幕を引きます。
ここね、むかーし、オレらが10代のころ見てたマンガや、あるいは青春映画なんかだったら、「主人公が競技に挑んで、ヒロインが離れた場所で追いかけながら(並走しながら)応援する」って構図だったんだけど、最近は逆なのね。
まあ、「銀の匙だから」ってのはあるんだろうけど、ほかも結構そんな感じじゃないかな? やっぱ時代ってやつでしょうかね。どっちがいい悪いじゃなくってね。
あ、そうそう、副ぶちょー(犬)は、最初から馬術部に飼われてました。ハチが拾ったわけでもなく(笑)。
そんなわけで、映画・銀の匙でした。

で、ちょっとだけ百姓貴族3巻について。
農家って重労働だよね。オレも親戚に農家いるからわかる。あの人たち、マジで朝早くて夜遅い。そのうえ、ほぼ年中無休よ。まあ、時期によっては多少時間に余裕が取れることもあるらしいけど、それは「農作業からちょっとだけ解放される」ってだけで、農作業以外にも生活はあるわけだし、正月なんかは親戚づきあいで超多忙だし。
だから、原作者の荒川弘が投稿作品描いてたときのスケジュールなんて半端ないよな。編集に「仕事しながらマンガ描くコツを、新人さんのために」聞かれて、





「寝なきゃいいじゃん」



なんて、農家出身者じゃないといえないし、できねぇって(笑)。
それと、農家の人はよく食う。これもよくわかる。
オレ自身は、実家が農家ってわけじゃなかったし、親が清貧、武士道(もどきな精神)気取ったバカだったせいか、間食なんてほとんど許されなかったんで、その習慣がなくてね(いまでもほとんど間食しません。ってか、できない)。ですんで、たまに親戚の家に遊びに行って、やたら間食を勧められても食えなかったんですが、農家の子供たちはバクバク食うんだよね。そのうえ、三食もかなりのボリュームで(笑)。
そういう意味では、作中で荒川弘がいってた「8時朝食、10時おやつ、12時半昼食、3時おやつ、(略)、夜8時夕食、マンガ描いて夜食食って就寝」というサイクルは、何となくわかる。まあ、農家の人はそれだけカロリー消費してますからね。子供たちも農作業手伝ったり、あるいは部活(運動部)やってる子が多かったですから。ですんで、農家以外の人は真似しちゃいけません(笑)。
それと、もうひとつ気になったのが、荒川さんも、ビッグサイトでのオタクなイベントに参加してたんだってね(笑)。世代的に、コミケとか経験しないでプロになった人かと思ってた(笑)。

ってな感じで、久々の荒川弘ネタでした。
コメント (3)
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