8月2日の朝、いままで見たことがない朝顔が咲いた。昨年、台咲きが咲いた種から発芽したつるに、どうだと言わんばかりに咲いたのだ。
台咲き牡丹ではなかろうかと思った。台咲きとは、花筒が縮まって燭台のように変形し、中央から飛び出したように咲く。牡丹は、文字通り、ボタン属の落葉小低木を指し、あたかも牡丹の花の如く咲くことに見立てたものである。
だが、今日咲いたこの三輪は、そう呼ぶには不都合な点も認められるのだが・・・。
📸2023年8月5日:花筒がしゅっとしている!?
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) 📸2023年8月5日:花びらが二段になっているかのよう。
(画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
いわゆる台咲きとは異なり、見た限りでは花筒が折り畳まれているようには見えない。
右の花を見ると、花筒は上記の通りだが、花びらが二段になっているように見える。
何と呼ぶべきなのだろう? 丸咲きの牡丹、台咲き牡丹、車咲牡丹、・・・、候補はいくつか考えられるが決め手がない。。。さて、困った!
📸2023年8月5日:今日の白色台咲き。
( 画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰) 📸2023年8月5日:開くことを拒絶した朝顔。
(画像のクリックで大きな画像を表示。{戻る}ボタンで元のページに復帰)
今日も、白の台咲きは不完全だ。台咲き崩れって感じかな。
先日、切れ咲きが出たつるだが、今日は断固として花開くことを拒絶しているようだ。筒咲きなんてタイプもあるようだが、単に、気が向かないだけかもしれない。
今日の〆も、団十郎もどき(?)が務めるようだ。
ホント、この子は自由だね。一目見ただけでは、どうなっているのかさえわからぬほど捩れている。
まぁ、こんな朝顔が一つぐらいあってもいいのだろう。
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ご無沙汰ばかりで申し訳ありません。
毎日、変化朝顔のブログを楽しみに拝見しています。いつも珍しい変化朝顔を
見せていただき、感心をしています。特に今日のブログを見て、びっくりしま
した。
とても美しい咲き方ですな。牡丹咲と呼ぶだけあって、朝顔とは思えない豪華
で美しい咲き方です。でも、kiteさんでもこの花の名前が特定ができないので
しょうか?
毎回登場する’団十郎もどき’もそうですが、ちょっと変わった花が咲いても、
名前を特定するのがとても難しいです。
私の変化朝顔も、昨年と比べていろいろ変わった形の花が出現していますが、
何を基準に’出物’と言えるのか、さっぱりわかりません。
花の形、花弁の形、花の模様や色等々、観察項目が多く、変化朝顔図鑑を見て
調べる毎日です。kiteさんのブログによく登場する「台咲」の意味も良く理解
できていません。
当分は変化朝顔図鑑と睨めっこする毎日が続きそうです。アドバイスなど頂け
たらとても嬉しいです。(^.^)
ご無沙汰でした。
ninbuさんの所で色んな変化アサガオを見て来ました。
そして師匠のkiteさんはどんな朝顔が咲いているのかしらと・・・
ボタン咲きというのもあるんですか。
八重だと朝顔というイメージが違ってきますね。
団十郎もどきはこれで全開なのですか。
どうなっているんでしょう。
僕はさっぱりです。
Ninbuさん、こんにちは。
ところが、この変化朝顔の世界って、めっちゃ理系で、難解な遺伝子の話が紙面を賑わし、真正面から雪崩を打って立ちはだかるわけで。
もう、そうなったら敵う訳はありませんよね。
ですから、交配も自然に任せたままですし、記録も取ってませんし、記憶に頼ろうとしても、もうだいぶメモリが経年劣化しているようで、それも役に立ちません。
そう、ここに登場する朝顔たちはまったくの偶然の所産によるもので、意図した交配などこれっぽっちもしていないのです。
ただ、どんな株から出た種なのかを記述した袋に次々と種を放り込み、翌年、その袋から取り出して蒔いているだけなのです。
親の葉がどんなものだったか、実った株だけはわかりますが、自然交配ですので片親の葉の形など想像だにできません。
これじゃ~、拙いですね。まずい、拙い。
この団十郎もどき(?)に関しても、藪に生えたとしていますが、たぶん出所は猫の額かと。
例年、一昨年の余った種を頃合いを見計らって花坂爺の如く藪にばらまいています。芽切りもしないでばら蒔くものですから発芽率は極々低いのですが、その中の一つがこの団十郎もどき(?)だったのだと推測しています。
その偶然の所産で、今年は楽しんでます。まぁ、園芸ですので、楽しければそれでいいのだと思っていますが。
だから、正木でも、出物でも、何でもいいわけで。一人悦に入って名前遊びでゲームしています。
でも、台咲き牡丹に関していうと、出物だと思いまいなぁ~。よし、今度、銘を考えてみようと心に決めたKiteでありました。
コメント有難うございましたm(_ _)m
ピエロさん、こんにちは。
科学的な知見などに乏しい江戸の頃に、遺伝子操作まがいの作出が行われていたなんて不思議です。
それは、それは、涙ぐましい苦労の末の産物だったのでありましょうことが、梶 よう子氏の『一朝の夢』 (文春文庫) などを繰るとその一端を知ることができます。
なぁ~に、僕の場合は、上記のような塩梅ですので、山野草が夏枯れする折に、手狭に種を蒔き、あーでもない、こーでもないとブログのネタにするために育てています。不純なのです。
お好きな方は、葉の種類や花の形など、克明にメモを取り、何と何を交配してこれが出たから、今度はこうして・・・、なんて涙ぐましい苦労の末に出物との出会いを結実させているとのことです。
「「正木」とは種が採れるタイプのことで、次に植えたものも同じ変化が起こりますが、あまり激しい変化は起こりません。「出物」とは遺伝子の組み合わせによって、1/4、1/16…等の確率でおしべやめしべまで激しく変化し、種が採れない株が出現するタイプのことを呼びます。出物は種が採れないため、同じ親株の種から育った変化していない兄弟株を種採り用に育てます。」
こんな具合です。
団十郎もどき(?)は、切れ咲きです。朝顔は一日花ですので、彼女(?)はこれで生を閉じます。
こんな切れた状態の者ばかりでなく、一般的な丸咲きも相当する出ています。ご安心のほどを。
今年、灼熱の夏、山野草はどれだけ生き残るかなんて、かなりまずい状態が続いています。
これから、毎年、このような夏が訪れるのでしょうか? そうであったら、山野草から足を洗わないといけませんね。水遣りだって一度や二度では済まないなんて、洒落になりませんもの。
コメント有難うございましたm(_ _)m