5月7日(土)、長崎市民の森に学生を引率して春の山を楽しみながら、山菜採りの野外研修に行きました。
雨のため4月23日から延期していましたので、天候が気になっていましたが、当日は少し曇がある状態でしたが採集時には
雨も降らず素晴らしい一日でした。
今回も森林体験館様のご協力によりタケノコ掘り体験をお世話になり一段と充実したものとなりました。
写真で紹介します。すべての写真はクリックで拡大されます。拡大してお楽しみください。
・出発前の注意事項説明
・まずはタケノコ取りに出発
・竹林が見えてきました。今年はタケノコが少ない年です。あるかな?!
・ありました!右の写真は鹿 or イノシシが食べた後ですね。動物が食べた後は片付けをしていないのですぐわかります。
・何個か発見!!
・さー掘るぞ!
・いっぱい採ったぞ!
・山でできるだけ皮むきをして帰りましょう。茹でる準備です。
・タケノコ掘り終了。森林体験館へ。
・使った鍬は洗ってきれいにしておきましょう。
・本日の成果です。予想以上にたくさんありました。
・タケノコを茹でます。今回は糠(こめぬか)を入れています。採ってすぐのタケノコには使わなくても良いのですが、使うと味に甘みが
深まるようです。竹の子は薪(まき)でゆでると味がひと味違います。
・後は1時間ほど待つだけ。その間に山菜採りに行きましょう。
・アザミ ゲット!根をキンピラや天ぷらにして食します。山のゴボウですね。海岸べたのアザミのほうが大きいですね。
・ワラビもあるよ!時期はだいぶ過ぎてますがまだまだたくさんあります。
・タラの芽。 今日は少なかった!!
・ヨモギ
・ ハハコグサ(母子草)と柿の葉。柿の葉の天ぷらは大好評でした。
*父子草というのもあります。
・菜の花
・サクランボが来週ぐらいから採れるかな?
・ツルドクダミ
・カラスのエンドウ。かき揚げにするとおいしいです。
・再び菜の花
・これは何でしょう?葉の表の白い記号がグーですね。答えはシロツメクサ。
・スイバ
スイバは俗名すかんぼとも言われ、中が空洞で茎を折るとさくさくした感じです。小さい頃、遊び疲れた後などに大きな茎の
スカンボの皮をむいておやつ代わりにかじったことを思い出します。少しすっぱい食感です。サラダの一品ともなります。
参考:
「酸模(すかんぽ)の咲く頃」←クリックで You Tube に飛び歌が聴けます。
北原白秋作詞・山田耕筰作曲
土手のすかんぽ ジャワ更紗
昼は蛍が ねんねする
僕ら小学 一年生
今朝も通って またもどる
すかんぽ すかんぽ、川のふち
夏が来た来た ドレミファソ
*「一年生」の部分は、原詩では「尋常科(じんじょうか)」となっています。
・緑がきれいです。
・さあ、急いで帰らないと料理の時間がない!こんなに高いところまで来てたの?!
・今日の収穫を集めます。
・カラスノエンドウ
・アザミ
・ワラビ
・ツルドクダミ
・菜の花
・ヤブガラシ
・ハルノノゲシ
・カラムシとクサギ
・ツルドクダミとドクダミ
・柿の葉とヨモギ
・シロツメクサとツルニンジン
・タラの芽とキランソウ(別名:医者殺し 医者が不要なぐらい良く効く民間胃腸薬として使います)
・ヤブガラシの芽とツルニンジン
・ハコベとシロツメクサ
・カラスノエンドウとクズの芽
・カラスノエンドウ
・リョウブとアカメガシワ
いよいよ料理にかかります。こちらはタケノコご飯、タケノコの煮付けなどですね。
・こちらは天ぷらの準備です。
・鰹を土佐の高知より送ってきましたのでサッと生節を作っています。お醤油をかけるだけでおいしいんですよ。
学生さんに「目に青葉、山ホトトギス、初鰹」と紹介しましたが知らない人が多かったのがショックでした。
これは江戸時代の俳人、山口素堂の俳句で、正確な引用としては、「目には青葉 山郭公 初松魚」です。
土佐では鰹料理としてはタタキが有名ですが生節もよく食します。
・タケノコご飯の準備の薄揚げの油抜き、タケノコはみじん切り、かしわのダシですね。
・海草のワカメも付け出しに、ポン酢でいただきます。
・途中雨が降りそうなので急遽屋内に移動しました。
・鰹の生節完成!
・タケノコご飯はよくかき混ぜて、完成!
・ワラビはあく抜きで重曹を用いてゆがき後は水洗い。天ぷらもぞくぞくできあがり。これはアカメガシワの天ぷら。
・クズの芽とヨモギ
・リョウブの天ぷらとタケノコの煮付け
・おいしそうにできあがりました。タケノコご飯は食べやすいようにラップを使っておにぎりを作りました。
以上、楽しい一日を過ごしました。
開生薬局は、「あなたの元気がすてきです!」をキャッチフレーズに、健康作りを中国漢方の立場から提案している相談薬局です。中医師と共に数年にわたって中医学の研鑚に努めてきた、薬剤師の手嶋 敏子が、お客様の訴えに対して、原因をわかりやすく説明した上で、中成薬による解決法を指導いたします。また、季節や体質に合った薬膳・薬用酒・薬湯の指導など身近な薬用植物等の利用法を紹介しています。ホームページはブックマークからどうぞ。