市民発!介護なんでも文化祭のブログ

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なんでも文化祭で伝えたかったこと。(宅老所)

2010-11-07 22:01:38 | 介護なんでも文化祭
はじめまして。千葉県で宅老所・小規模デイサービス「楽花」の代表をしています沖山です。

今回、初参加となった「介護なんでも文化祭」。

実行委員の一人として微力ではありますが、準備段階から参加させて頂きました。




今回は、はてなミュージアムへの宅老所ブース出展と、学生の広場をお借りして、

「あたし、サムライ女、語らいのケア」という座談会を開催させて頂きました。




千葉と東京という文化が全く違う地域性の違いもあり、地域に住まう皆様が望む介護のカタチも全く異なるものであると私は思います。

千葉の田舎の若者が、東京のど真ん中で何を発信できるのか、懸念された方も多かったかもしれません。

私は、個人的に、宅老所を知ってもらうという以前にどうしても、声に出して伝えたい事がありました。



今、千葉では若者が介護に興味を持ち、介護界に入ってきたり、

しばらく介護施設で働いたのちに、宅老所を起業する30代が多くなっている現状があります。



経済的には豊かになったけど、人づきあいが難しくなり、多くの生きづらさを抱えている若者が多い、こんな時代だから、

介護にのめり込む若者が増えているのではと私は思っています。

おじいちゃん、おばあちゃんと他愛もない話で一緒に笑ったり、泣いたり、時には本気でケンカしたり。

自分が手を差し伸べる事で、誰かが喜んでくれる。

そんな当たり前だけど、なかなか手に入れる事ができなかった日常が、介護の世界にはある。

介護の仕事が、若者の心を満たし、生きている実感を与えている現状がある。





今回は、四谷の大学が開催地ということもあり、介護に興味のない。だけど、自分の進む道もわからない。

そんな若者に

介護の仕事って楽しいんだよ。って知ってもらいたかったんです。


それに、介護ってものすごい離職率なんですね。

初めて務めた場所で、自分の想いが届かず、介護業界を離れてしまう若者も多い。

そんな若者にも、

介護のカタチはひとつじゃないんだよ。って知ってもらいたかったんです。



私達の肩の力を抜いた日常(介護観)や、心の底から楽しんで、毎日お年寄りと接している姿を見て欲しかった。

そういった意味では、自分の想いのたけはみなさんに少し伝わったかなぁと思えた文化祭でした。


(詳しい文化祭の報告は、自分の事業所のブログに書いていますので、リンクを貼らせて頂きますね。)


  楽花・ぼっこ便り http://blogs.yahoo.co.jp/rakka_star/8804165.html



今回、設営からお手伝いさせて頂いたんですが、イベントボランティアに沢山の若者が居た事、なんだか、とても嬉しかったんです。

みんなで、大変な力仕事を知恵を合わせてこなしていく中で、やっぱり、今時の若物は捨てたものじゃないって改めて感じて。

ここのブログを通して、ボランティアに来てくれた皆さんや、文化際に参加したいろいろな方たちともっともっと交流していけたらなぁと思います。




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