市民発!介護なんでも文化祭のブログ

「市民発!介護なんでも文化祭」
”介護の文化をつくる”市民がつながるブログです

災害と介護・・・今年も考えます!

2012-04-26 10:33:04 | 介護なんでも文化祭

先週の木曜日(4月19日)に介護のあり方を考える会(kaigo井戸端会議)がありました。昨年の文化祭の特別テーマ館「災害と介護」(こちらをクリック)で見えてきた課題を、今年はどのようにとらえるかということで言いたい放題・・・。

現状を整理してみると、被災地では、避難所→仮設住宅→復興住宅→とかたちが変わっている。コミュニティが何度も作られ、壊されという繰り返しが行われている、一方、モデルで、仮設住宅を中心とした医療機関やデイサービスなども交えた街づくりが行われている。一から包括ケアつくれるという、今の社会ではありえないこと現実がそこにつくられている。津波のことを話す名人がいる。そういった生のフックの姿、生活を語れる人に実際に話してもらってはどうか。

また、昨年の震災の際には、ハンディある人が避難所に拒否される、入れないで自宅で過ごす、支援が届かないといったことがあった。ハンディある人、その家族は、実際に起きた時、どうしたら良いのか、本当に不安に思っている声があり、そういったものが、解消はできないが、何かできれば・・・と。

「介護なんでも」の意味は、高齢者や認知症に限らず、障がい者福祉や子育て支援なども含めたケア。災害時における「介護なんでも」を、昨年同様に東北エリアの方々とつながりながら、伝える+感じる+当事者を巻き込んで作っていく・・・というのが、いいかもしれません!

災害と介護のテーマについては、今年もチームを作って行く予定ですので、ご興味のある方はエントリーくださいませ!


医療の役割はこういうところにあるべき・・・

2012-04-18 12:18:06 | 日記

今日、動物愛護法の改正のことで、民主党の国会対策委員長の城島さんに会ってきました。城島さんは獣医師でもあり、動物愛護法改正について長年取り組んでいる議員の一人です。

動物愛護法の改正で、実験動物の扱いが非常に厳しくなり、がんや難病等の治療薬の開発を望む方々に不利益になることを懸念して・・というのが趣旨です。

動物の生命と科学技術の発展、双方の調和という難しい課題なんですが、医療の進歩にはとても必要なことなのです・・・。命の時間が短い患者さんにとっては、一日も早く治療薬を開発してほしいというのは切実な願いです。

医療でしか果たせない役割というのはこういうところにあるのでは・・・・。


医療の役割はますます小さくなる・・・

2012-04-16 11:33:22 | 日記

昨日(4月15日)、医療基本法の制定をテーマとしたシンポジウムに行ってきました。法制定に向けて取り組みを進めている市民団体や医療政策研究者、日本医師会の発表、さらに立法府側から民主党、自由民主党、公明党、みんなの党、日本共産党、社会民主党の6党代表者によるパネルディスカッションで議論を深め、法制定に向けた動きを加速していこうという内容でした。

「医療の質と安全の確保」「医療提供体制の充実」「財源の確保と国民皆保険制度の堅持」「患者本位の医療」「国民参加の政策決定」という共同骨子が発表されていました。

よく医療の中には生活がないと言われます。患者にとっては病気を抱えて生きていく中で、自分の住み慣れた地域で、自分らしく生活し最期を迎えたいというのはみんなの願いです。医師会の意見書には「介護や福祉は対象外」とありました。

「患者本位・患者中心の医療」と言いながら、議論されている範囲はとても狭いというのが印象でした。高齢化社会がますます進んでいくと、医療の役割はますます小さくなっていくような気がします。介護や福祉も含めた「医療・福祉基本法」という観点でないと、国民の関心も高まらないのでは・・・と。


市民目線の地域包括ケア・・・

2012-04-03 09:48:07 | 介護なんでも文化祭

先週の木曜日に介護のあり方を考える会がありました。今回のテーマは「市民目線の地域包括ケア」について考える・・でした。 

介護保険制度が推進しようとしている「地域包括ケアシステム」とは、大まかに言えば「おおむね30分以内に駆けつけられる生活圏域」に対して「ニーズに応じた住宅が提供されることを基本とした上で、生活上の安全・安心・健康を確保するために、医療や介護のみならず、福祉サービスを含めた様々な生活支援サービスが日常生活の場(生活圏域)で適切に提供できるような地域の体制」を創出すること。このシステムを有効に働かせるためには制度の整備と並行して一人ひとりの市民が多層的にかかわるネットワークを充実させる必要がある。老若男女がそれぞれに、そして家族ごとに、地場企業は企業ごとに、更にはボランティア活動と企業との協働などなど制度を有効に使えるネットワークの構築が必要になる・・・・

「介護なんでも文化祭」にはネットワークに必要な地域資源になる活動単位があります。

でも文化祭は「祭り」なので、縁や連もあり、心もあり、体感もできる楽しいイベントにしたいですね!