金鉱株投資 始めました!

松藤民輔さんのセミナーに感動し、金鉱山株への投資をはじめました。北米の鉱山株は結構、利益がでてきました。

最悪の本「金は暴落する!2011年の衝撃」読みました。

2010-09-14 21:26:57 | 日記
最初から最悪と決め付けているわけではないです。
読みながら、確信に変わっていきました。

悪いのは著者ではなく、こんな本をだす出版社でしょう。
いくら言論の自由があるからといえ、この程度の内容なら、自費出版の範囲でしょう。
著者はいわゆる世界はロスチャイルドに支配されていると信じているパラノイアですね。

(引用開始)私はどうして金のバブルに気づいたのか?~(中略)~「はっ」と気づいたのである。「金のバブルが進行中ではないのか」と。(引用終わり)

そうですか~!お気づきでしたか!!!

一番笑えるのが著者の取材源のお粗末さである。
日本経済新聞やWGCの豊島氏の名前がでてくるのです。
まともな投資家なら、国内の情報源で金投資はできません!

思ったこと書くだけじゃなく、ちゃんと取材してほしい。
著者はいままで読んだ書籍やプレスリリース(日経新聞の記事)から引用してそれだけで結論をだしている。しかも、ロジカルとはおもえない結論を。


極め付けが以下の文章です。85ページ。
引用開始「私は、ポールソンはロスチャイルドと金融エリート集団の意向に沿って、金ETFに参加しているのだとみている。どうしてかと問われれば、ポールソンは2008年までは金にまるで興味をもたず、金融株、国債などに投資していたからである。~(中略)~ポールソンが金ETFを大量に、しかもヘッジファンドにしては長期に保有しているのは、米国債にたいする不信感がその理由であるとポールソン自らが語っているが、それは表向きの言い訳であろう。間違いなくポールソンにはロスチャイルドと金融エリート集団から、金ETFの資金がながれているだろうと私はみている(引用終わり)」
いや、ポールソン本人がいっているんですよ!
そもそも投資の世界でマスコミにホンネなんか話すわけないけど。


最高に笑えるのが終章。
「金のバブルは2011年に崩壊する」
213ページ
(引用開始)「ゴールドマン・サックスの予測はほぼ完全にあたるのである。ゴールドマン・サックスはロスチャイルドと金融エリート集団の一員であるからというのが、その答えである。」(引用終わり)
もう、救いようがないです。


著者の鬼塚氏にいいたいことはあるけど、もっと重要なのは日本の知識人、プロがまともな本をだすべきでしょう。(WGGではない。まちがっても)

GATAは金の価格操作の疑いについて調査を主張しています。
その主張がどこまで正しいはわかりません。
しかし、彼らは地道な調査をしてきてその結論に達しています。
そのプロセスをHPでディスクローズしてきました。

そんな、彼らを日本に紹介するのはよいことだと思う。
でも、彼らのレポートからいいとこだけとってきてこんな風につかわれるとGATAも同じような団体?って疑いを持ちたくもなってしまいます。

ま、とにかくトンデモない本です。
正直、怒りを感じました。

帯にはそれでも買うのか?それとも売るのか?!とあります。
あがれば下がるのは株も債券も一緒。
ヘッジ目的としてポートフォリオの一部に金をくみこめばいいんじゃないの?

暴落の前に暴騰すればそれでいいじゃん!

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