金鉱株投資 始めました!

松藤民輔さんのセミナーに感動し、金鉱山株への投資をはじめました。北米の鉱山株は結構、利益がでてきました。

中国のインターバンク市場がすこしおかしいですね。

2013-12-21 10:38:36 | 時事ネタ
上海のインターバンクレートが急騰しています。
インターバンクレートというのは金融機関同士の資金のやり取りです。
当然、相手の信用力をみて、貸し付けます。

この数値は参加銀行の聞き取り集計した平均値を出しています。


O/Nというのはオーバーナイト。つまり1日だけ。レンタルビデオでいうなら当日ってことになります。
1Wはワンウィーク。つまり一週間。
1Mはワンマンス。

本来は期間の短いものから長いものへ金利も高くなっていきます。
なのに、1週間から1ヵ月の期間の借り入れが不自然なまでに高騰しています。
実質的にこのタームでの借り入れが不可能になっている、と言っても良いでしょう。

この数値はいわゆるクライシスという状況下においては、株価や、長期金利よりはるかに重要です。
ただ、いくらまであがったらアウトなのか?というのは破局がおこるまでわかりません。
予測の難しい状況がおころうとしていることは確かです。

なぜなら、

このレートが急騰するということは、

①資金の出し手がいなくて取り手がレートを上げてでもいいから借りたいのか?

②ある銀行が信用不安に陥りかけていて、どうしても資金調達ができない、いくらでもいいから借りたい。

という状況のいずれか、あるいは両方が想像されます。


山一證券の経営破たんはこの市場で資金が調達できなかったため資金繰りがつかなくなったことが原因でした。
下が時系列です。


この急騰を沈静化させるためには、銀行がもっている国債や政府発行の証書を中央銀行が買い上げて、銀行に資金がだぶつく状況をつくり、その運用のためにインターバンク市場に吐き出させるという方法しかありません。

したがってどこかの金融機関が経営破たんしかかっているときは、どこもわざわざ帰ってこない先にお金はかしませんから、この金融調節はしっぱいすることとなります。

今後、この数値がどう推移するか興味深いところですね。