言わずと知れた話題のサイト…。
いまいち時代の波に
タイムリーに乗られていない私であるが、
今年がインターネット業界にとって
大きな変革の年になることはなんだか分かる気がする。
マーケティング関連をはじめ、
ビジネススクールの授業でも、
ウェブについて語られない日はないといっていい。
EbayやAmazonは言うまでもなく、
YoutubeやMyspaceと呼ばれる新興サイトが、
大変な勢いでビジネス界に渦を巻き起こしているのだ。
とてもゆるくて曖昧な定義ではあるが、
昨今の新しいインターネット業界のトレンドを、
WEB2・0(うぇぶにーてんぜろ)という言葉で表現しているようだ。
これは前世代のインターネットサービスをWEB1.0と定義した上で、
現在のインターネットの流れは「次世代型」であることを
区別するために使われている。
いわゆるブーム1からブーム2へ
レベルアップした感じである。
そもそも、WEB2.0は新しいネット業界のトレンドの総称で、
個のサービスを指すことばではないのだ。
さて、これらWEB2.0の定義は、
様々なサイトで詳細に書かれているので、
興味のある方は、ググっていただけるとよいが、
私の理解では次のような定義となる:
WEB1.0
主体は企業であって、
個々の客に向けて企業がサービスや製品の情報、
および写真を掲載して、
マーケティング活動にインターネットを導入している時代。
WEB2.0
主体は顧客に移る。
企業の情報に加え、個人から情報が発信される時代。
個人の感想や批判がマーケティングツールとして使われる。
いわゆる口コミマーケティングの誕生。
ブログやSNSなどに代表される。
例えば、Aさんが発信したiPodの情報に、
Bさんが批判を加え、
Cさんがその情報を論駁し、
Dさんがアップルのサイトに加えて、
Aさん、Cさんの情報を信じて
同じ商品を購入するといった具合。
Dさんがさらに使用感を報告し、
同じことがスパイラル的に継続する現象。
上記が瞬時にして行われる。
さて、前置きが長くなったが、
WEB2.0の代表格がYoutubeだ。
このサイトでは実に多くの人々が
個人で作成した映像をホームページ上に掲載して、
そのおもしろさや特異性、すごさを自慢・共有している。
ビデオで名珍場面をお持ちの方は、
その滑稽なシーンをアップできるし、
聴衆はその作品を鑑賞して、
感想を書き込むことができ、
友人に「こんなおもしろいビデオがあるよ」と
知らせることもできる。
ともかく一度試してみると、
その操作性の簡単さや楽しさがわかるので、
まだ挑戦されておられない方は
ぜひWEB2.0を体験していただきたい。
おもしろいのは、日本語にも対応していて、
日本人が漫才やコント(プロアマ問わず)、
楽器の演奏、歌自慢、ものまねが、
アメリカにいながら楽しめる。
現在のところ、ビジネスモデルは不明で、
広告収入さえ入っていないようだが、
これからどんな形でキャッシュを生んでいくのか、
とても楽しみなサービスでもある。
最後にすばらしい歌声と、
すばらしいギターテクニックの作品を紹介したい:
言わずもがな、すばらしい才能が
多くの人々に瞬時にして伝えられる仕組みというのは、
実に爽快ではないか…。
WEB2.0を通して、
人の心に響く才能が次々の開花することを
心から祈りたい。
次回のトピック: 「容疑者室井慎次 (2005)」
エクササイズ: ウォーキング 103/150
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