MBA -30歳からの挑戦-

30歳を機にMBA取得を志した挑戦者の、勇気あるも困難に満ちた成長物語。アメリカから帰国後、再就職しました。

ニーズのヒエラルキー

2006年11月16日 | ビジネス
なるほど言われてみれば…。とても名の知れた心理学者として、アブラハム・マズロー(Abraham Maslow)という方がいる。いるといってもすでに亡くなっておられるが、彼が残した「ニーズのヒエラルキー」という理論は、今もその光あせることなく、人々がビジネスを考える際に役立っているという。この学者、私はMBAで授業を受けるまでその名前すら知らなかった。しかし、実に多くのアメリカ人学生が、発言の際に、 . . . 本文を読む

プロダクトプレイスメント

2006年11月06日 | ビジネス
映画でも、テレビでも、雑誌でも…。「やっぱり…」と思う方もおられれば、「え~」と驚いてしまう方もおられると思うが、映画、テレビ、雑誌など、ありとあらゆるマスメディアには、実に多くの商品やサービスがマーケティングという名のもとに登場する。例えば、ある映画で、女性がコーヒーショップの座席に座り、ラテを飲みながらPCに向かって、文章を打ち込んでいるシーンを考えてみよう。彼女はアップルのラップトップを使っ . . . 本文を読む

朝食は食べてますか?

2006年11月01日 | ビジネス
わかってはいてもできないこと…。朝食を食べた方が身体の調子がよい。日本人は朝、昼、晩とずっと三食を食べてきたのだから、それに逆らう方がおかしいというものだ。とはいえ、夜遅く、というか、朝に眠るような生活だと、朝食をとる時間が睡眠時間に変わってしまう。私には「勉強」という大儀があるが、大学生も諸々の事情で夜更かしをせねばならないのだ。そんな中、先日、ヤフーが仙台市の大学生協によるある試みを紹介してい . . . 本文を読む

人を動かす 6

2006年09月10日 | ビジネス
今回の引用も実に意義深い…。人の行動に関して、重要な法則が一つあるという。その法則に従えば、たいていの紛争は避けられそうだ。これを守れば友は限りなく増え、常に幸福感が味わえる。だが、この法則を破ったとなると、たちまち果てしない紛争に巻き込まれる。さて、この法則とはいったいなんであろうか…。カーネギー曰く、その答えは「相手に重要感を持たせること」であるという。人間性の根源を成すものは、「他人に認めら . . . 本文を読む

人を動かす 5

2006年09月08日 | ビジネス
納得できるような、できないような…。我々の周りには実にたくさんの人々が、それぞれの人生を歩んでいる。そしてそれぞれの人がそれぞれの話題をもって、まわりの人と会話を行っているのだが、少し冷静になるとおもしろいことに気づく。きっと半分より多くの人に当てはまるのではないか。「自分のことを話すのに必死で、相手が何を言っているかを何も聞こうとしない人」である。「人の話を最後まで聞けない人」も実に多い。明日に . . . 本文を読む

人を動かす 4

2006年09月03日 | ビジネス
苦しいときは、苦しいからこそ笑ってみる…。行動は感情に従って起こると考えられている。しかし、実際のところ、行動と感情は平行するものである。行動は意志によって直接統制できるが、感情はそうはいかない。ところが、感情は行動を制御することによって、間接的に制御することができる。哲学書というのは時に難解であるが、簡単に表現するなら、落ち込んでいる時にとるべき最善の方法は、「落ち込んでいないと強く思い、元気い . . . 本文を読む

人を動かす 3

2006年09月02日 | ビジネス
人間の行為はいずれも「何かを欲すること」から生まれるという…。アメリカの心理学者オーヴァーストリートが、「人間の行為を支配する力」で主張するのは、人間の行動は心の中の欲求から生まれるという事実。つまり「欲求→行動」という図式が成り立つ。ゆえに、人を動かすには、まず相手の心の中に強い欲求を起こさせることが不可欠なのだそうだ。商売においても、家庭、学校においても、あるいは政治においても、人を動かそうと . . . 本文を読む

人を動かす 2

2006年08月28日 | ビジネス
前回の続き…。カーネギー曰く、人を動かす秘訣はたった一つだという。それは相手に「自ら動きたい」という気持ちを起こさせること。鉄鋼王アンドリューカーネギーの部下に、チャールズ・シュワッブという男がいたそうだが、その男が次のような言葉を残している。私には、人の熱意を呼び起こす能力がある。それは、私にとって何者にも代えがたい宝だと思う。他人の長所を伸ばすには、褒めることと、励ますことが何よりの方法である . . . 本文を読む

人を動かす

2006年08月26日 | ビジネス
この夏に出合った名著…。自分なりに努力して読書に励んだ2006年の夏。この夏に読んだ作品の中で、群を抜いてすばらしいと感じたのが、デールカーネギー著「人を動かす」である。普段、本を読んだ後には、Amazon.co.jpの読者レビューに理解した項目の整理を兼ねて読後の感想を投稿するようにしているが、今回はあまりにインパクトが強かったので、MBAで学ぶ方々、そしてMBAを目指す多くの方々に目を通してい . . . 本文を読む

MIXI (ミクシィ)

2006年08月01日 | ビジネス
次世代型ウェブサービス…。数年前に「SNS」と聞いた時、「こんなサービスのどこがおもしろいのだろう…」とその発展に対して疑念を抱いたことを思い出す。今、ようやくそのSNSを実際に自分で体験するようになって、「時代はどんどん進むんだなぁ」と、感心しながら新しいサービスを楽しんでいる。SNSとは「Social Networking Service」の略で、「Networking」ということばの通り、人 . . . 本文を読む

Youtube

2006年07月12日 | ビジネス
言わずと知れた話題のサイト…。いまいち時代の波にタイムリーに乗られていない私であるが、今年がインターネット業界にとって大きな変革の年になることはなんだか分かる気がする。マーケティング関連をはじめ、ビジネススクールの授業でも、ウェブについて語られない日はないといっていい。EbayやAmazonは言うまでもなく、YoutubeやMyspaceと呼ばれる新興サイトが、大変な勢いでビジネス界に渦を巻き起こ . . . 本文を読む

ハゲタカ 2

2006年07月05日 | ビジネス
前回の続き…。きっとビジネススクールに入学する前の私なら、「なんて卑怯な手を使うんだろう…」とか、「そこまでしてお金をもうけたいかな…」とあきれ返り、嫌気がさしていたと思うが、今ならもう一つの見方もできるようになったような気がする。つまり、企業は利益をあげるために「当然のことをやったまで」という考え方である。理由はどうであれ、証券会社がビジネスを行う上で最も肝心な点は株を安く仕入れて、その値が上が . . . 本文を読む

ハゲタカ

2006年07月03日 | ビジネス
あなたならどのような評価を下すか…。少し前の話になるが、気にかかっていた事件があったので、今日はその件について書いてみたい。「ジェイコム株誤発注問題」である。事件を簡単に振り返ってみると:2005年12月8日、東証マザーズに新規上場した人材派遣会社「ジェイコム」の株式に関連して、みずほ証券の社員がある手違いを犯してしまった。その手違いとは…。「61万円で1株を売る」とすべきだったのに、「1円で61 . . . 本文を読む

世界で最も売れたアルバム

2006年05月19日 | ビジネス
世界を舞台とするビジネスは、やはり規模が大きい…。先日、世界で最も売れたアルバムがIFPI(International Federation of the Phonographic Industry)によって発表された。ランキングを見ると、私が知るミュージシャンは実に一部であったが、その販売枚数にかなり驚くことになった。CDが売れないこの時代でも、世界を相手にすれば、実に多くのCDが売れるのである . . . 本文を読む

マーケティングの妙

2005年04月04日 | ビジネス
家の近くのドラッグストアがいつの間にか閉店していた(というか、つぶれていた)。 よく考えれば納得のいく話である。何せ私の家の近くにいったい何件のドラッグストアがあることか…。今流行りの言葉を借りれば、「敵対的エリア戦略」以外の何者でもない。今頭に浮かぶだけでも私のマンションから一キロ四方に10件以上はあるのだから。少し冷静になって考えると分かるのだが、ドラッグストアがいくらたくさんあっても、一キロ . . . 本文を読む