もうひとつ。

これもそうです。
だいぶ昔。

立位置。

立位置は選外になります。
といっても一点だけ立位置の写真が展示してありますね。
まずブックを作って、これはカフェの棚においてありますが、そこから展示用にピックアップしています。
あと、それとは別に数点をプリント。

ブックの写真は撮影時期で3つに分けられます。
90年ごろまで、ちょっと間が開いて2000年ごろまで、そこから2005年ぐらいまで、という具合になります。
この写真は最初の時期。
最初の時期というのは、カメラを持って間もないころなのでそれほどいいものはありませんね。

強風。

これも古い写真です。

よそよそしさのようなもの。
地元に対して背を向ける、というような感じ。
多かれ少なかれ若いときはそういうものじゃないかと思う。
町を出たいという気分。
あるいは憧れとか。
憧れというのは今いる場所に対する拒否が緩やかにあるように思う。
じゃあ出ればいいんですけど、出ないでイメージの中で別な世界をつくっていった。で、写真がたまっていった。
そんなこんなのうちに町を出るようになるんですが。

ベンチ。

地元を撮っているわけですが、地元に対する愛着、愛情のようなものを表現したわけではないですね。
当然、地元を紹介するというのでもありません。
一地方都市とはいえそれなりにいい場所もあるのに撮ってないし。
そうじゃなくて、何かしらの緊張感のようなものが写っていればいいかなと考えています。
緊張感とかよそよそしさですかね。

air。

難しいことを言っていますが、実際はそれほど複雑ではなくて、
常に撮っているための撮影場所といえば、近所が一番な訳で、
だから自然と被写体になるということですね。
ただ、あまりにも近所なので絵にならない。
絵になるような土地ならいいんですが、普通の町なので絵にならない。
それを何とか写真にしようと色々やって出来上がったものがこれらの写真になります。
最近では普通の町内、通学路のような場所でロケーションしたような写真が広告で使われていたりしていますが、これらを撮っていた当時はそんな頭はなかったですね。
それは今もそうなんですが。
もちろん、身近といえば通学路のほうが身近なわけで、目を向けるのが普通なんですがそうはしませんでした。
そこに実は緩やかな拒絶が潜在しているんですね。

工場。

展示中の写真は同じ土地で撮っています。
（トイレの個室の中のだけは別ですよ。）
撮影地は茨城県日立市。特に地名を入れてのタイトルにはしませんでした。
特定の土地を撮る意図がなかったからですね。
生活の場として、どこにでもある町の風景として撮っています。
最近では映画の撮影に使われてたりするようですが、ことさら絵になる、物語の舞台になる町ということはないと思っています。

日立市を撮るつもりになれば、縛めになってしまいます。
匿名の町の体裁をとることで想像の幅を確保した形です。
自分の住んでいる町に対して、一定のスタンスを取る。
その距離感がこれら作品の第一要素になっていると思います。

写真。

シーグラスの写真を販売しています。
ポストカードサイズですが、ポストカードではなくて写真です。
メッセージカードにはさんだり、飾ったりというように使ってもらえれば。
インクジェットプリントだと宛名面ありのポストカードにできるんですが、やはり銀塩プリントのほうがきれいなのと保存性がいいのでこうしました。

棚。

棚にブックを3冊置いてあります。

写真展始まりました。

21日より写真展がスタートしました。
8/21から9/8まで、ココットカフェさんにて。
お店の営業時間は、
火～金→12:00～21:00
土・日→12:00～18:00
月曜日と第1・3・5日曜日はお休みです。
ご来場の際はオーダーをお願いします。
ラストオーダーは閉店の30分前です。

こんな感じでコルクボードに写真を配置しての展示になってます。
写っているのは3枚ですが、手前にもう一枚あって、計4枚です。
コルクボードに貼っている写真は15点で、これがメインの展示です。
ほかに額装したものパネル張りのものとブックがそれぞれ数点ずつ置いてあります。

写真展やります。

以前から少しずつ触れていた写真展を21日から開催します。
場所は神楽坂そばのココットカフェさんです。
ココットカフェ→http://www.cocottecafe.net
最寄り駅は飯田橋駅です。
大久保通り沿い、筑土八幡神社の向かいになります。
時間はお店の営業時間に準じますので、カフェのホームページをご参照ください。
なお、8/27、9/2、9/3の3日はお店の定休日に当たりますので展示もお休みになります。
また、会場はカフェになります。ご来場の際はオーダーをお願いします。


ということでようやくフライヤーをプリントし終わった。
明日は搬入。
思ったよりもスペースが広かったらどうしようなどと多少の不安もあり。
でも、ここまで来て色々言ってもしょうがないですからね。
このままいく、と。