Asian Cars通信 ~since 2005~

日本とアジア各国の車の紹介と国内・海外の車にまつわる取材記。きっと、新しいアジアカーの時代が来る!!

「ほほえみの国」の意味 ~タイ王国訪問記~

2005年12月18日 | 取材レポート
 先日、私は年長の友人M氏とタイの首都バンコクを訪問した。
 3泊4日の前半は、スカイトレイン(台北のMRTと同様の高架鉄道)、チャオプラヤー川の渡船、そして3輪タクシーTukTuk等を使い、エメラルド寺院やワット・ポーなど市内の観光スポットを回った。
 街を見て歩いた印象は、昔ながらの光景がグローバル化(アメリカ化?)の波に呑まれながらも、ダイナミックに変貌していると感じた。繁華街で鉄道が立体交差しているなど、やや大味でデリカシーに欠ける近代的な街づくりは、住む人にとっては必要不可欠なものとは思うが、旅行者としては少し残念に感じた。
 後半は、現地調査員のジミーさんの案内によりトヨタ、日産、レクサスの各ディーラーを訪問した。
 ジミーさんによると、今回訪ねたトヨタと日産のディーラーは同じ経営者だそうで、これは日本では考えられないことだと思った。彼のサニー(12Miles Sunnyと同型)の中で私たちは車談義に話がはずんだ。
 最後に寄ったレクサスは、高級ホテルやデパートの並ぶ「スクンビット通り」にあり、実にきれいな店舗だった。ショウルームには最新のGS300ほか各車がゆったりと並べられていて、カタログはテーブルの上に取り放題となっていた。
 店の作りは日本のレクサス店よりも豪華なつくりで、木目が多用されていた。ちなみにトイレは日本のINAX製で、洗面所の栓に「自動」の文字がそのままあった。
 レクサスのタイ仕様カタログは全部英語表記で、英語のできる知識階級もしくは外交官向けかと思われる。なぜなら、旅行中に現地の人に英語で道を尋ねても殆ど通じず、タクシーでも目的地を伝えるのに難儀したからだ。(ジミーさんは英会話可。彼には本当にお世話になりました。)
 今回の旅行で一番気に入ったことは、タクシーを降りるときやレストランを後にするときに、「コップムンカ(ありがとう)」と言ったら、10人中8人がにっこりしてくれたことである。特に、若い女性に手を合わせられた時は非常に嬉しかった。
 「ほほえみの国」の意味をようやく理解し、近い将来再び訪れようと心に誓った。

 写真は宿泊した「インターコンチネンタルホテル」の近く、バンコク伊勢丹の前の通りである。

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