『天使論』笠井叡著そして英霊へ 2022-06-13 08:33:41 | Weblog 『英霊へ』 ー天使論 笠井叡著ー 戦闘の華やかさ、死者に対する祭式の厳格さは死を神聖へと高めるが 死の恐怖と神聖を結合する共同幻想に矛盾が無かったなら、個の概念は その極北まで導かれる途中で、必ず共同体的次元に連れ戻されしまうだろう。 事実、「死」がそのように理解されてきた。だが、死は精神の共同墓地では ない。個の概念の極北に位置するもの、それは死を私有する意志である。