夜の讃歌 2021-09-05 21:32:31 | Weblog 『夜の讃歌』 夏が翳り行き 田園の稲穂が 深くその頭を垂れる頃 赤蜻蛉が群れを成して素早く乱舞して 雨の後 浄化された空気が清々しく 今年の早い 初秋を告げる頃 めっきりと早くなった 日没を確かめて 夜の翼を広げるため 屋根裏部屋へと登る さあ 夭折した友よ書籍よ 孤高の夜を讃美せよ