立原道造詩集より 2021-05-09 15:00:23 | Weblog 『風のうたつた歌』 一日 草はしゃべるだけ 一日 空は騒ぐだけ 日なたへ 日かげヘ過ぎて行くと ああ 花 色とにおいとかがやきと むかしむかし そのむかし 子供は 花のなかにいた しあわせばかり 歌ばかり 子供は とおく旅に出た <後略> 『立原道造詩集』