本は待っている

本は沈黙のただ中 待っていてくれる
書架に並んでる背のタイトルが見える本
ダンボール箱に無造作に詰め込まれた本

筑摩の諸子百家 同じくヴェーダ アヴェスタ
中央公論の世阿弥 岩波ナグ・ハマディー文書
エンデのモモ 果てしなき物語

卒業した書 理解が及ばず読み直す書

本は静かな空気の中
命を吹き込まれる事を待っている

それぞれの書物が持つ特有の波動に晒されて

LSDの正しい用法

思春期に早めの覚醒求めてLSDに手を染める事
ヴェーダでも聖書でも読みながら書きての位置まで
真っしぐらに突き進むも一つの手かも


ある種の音楽を使うと古代の宗教感情に近いところまで
行けるニューエイジ本物偽物好みもあるから

アフォリズム

内面へ心の内側

できれば昼も夜も
食事を終わった直後のひと時も
夢見ていたい 音楽の翼を借りて
世界のあらゆる音響色彩を体験したい

自由律短歌『幻想』

苔むした神殿へと向かう階段に疾風のように
登っているのは異形の行者の足音


黒い昆虫のような二足歩行の生き物が止まり木に
爪立てて身体をよじり土俗のリズムで踊っている

土人の蛇教=神道

蛇教=神道の蛇娘とその婿か…
まあ勝手にしたらいい…
オレ神道の神官の家系だけど
神道が汚らわしくて汚らわしくて
聖書ばかり読んでいる
シュタイナーが好き！
教会はパス…！
まあみんな勝手なことほざいて！
時は過ぎてゆくの！