本日、お客様から頼まれましたので自分がいつもやる方法でフルベリーフローティングスペイラインをシンクティップが装着できるように改造いたしました。

用意するものはスペイラインはもちろん(今回はBALLISTICのVECTORを使用しました。)、ミラクルブレイド30lb、コンベックス、セメダインスパーXクリア,つまようじ、カッター、ハサミ、アセトン、タイイングスレッド、ハカリ、タイプ3スペイティップです。

平均的に使用するタイプ3のスペイティップの径と見比べ、ベースとなるフローティングスペイラインのテーパーをチェックします。そこでカットする位置を決めて、マーキングしました。

今回は先端から6m30cmのところでカットしました。

切ったラインの部分をアセトンに約1分くらい浸けておきます。

柔らかくなったコーティングをツメでしごいてはがします。簡単にはがれます。

ラインのコアが出た状態です。


ミラクルブレイドの30lb を6センチ程度、2本切り出します。切り出したミラクルブレイドから芯を抜き出します。

芯を抜いたミラクルブレイドをスペイラインのコアにかぶせます。


折り返してタイイングスレッドで巻き止めループを作ります。

スレッドで巻止めた部分にセメダインXをたっぷりと付け、自分は一晩乾くの待ちます。

一晩たってセメダインXが乾いたら、ループトゥループで接続すれば、フローティングスペイラインとして使えますね。
写真では接続部分が太く見えますが、もっとキツく引っ張りますと小さくなって問題ないです。
またこの写真は左手だけでラインを持ってます。右側のラインが垂れていませんよね。単に切断部分にブレイテッドループだけで接続しても問題ないと思いますが、接続部分からラインがブラブラ垂れるのがどうもキャスティング時にラインターンのパワーロスになりそうで嫌なのでこの方法にしております。約15年位この方法ですが、問題ないです。
カナダでスティールヘッドもこの方法で改造したシンクティップシステムで釣っておりますが、トラブル、ループの破壊もありませんでした!。キャスティングだけなら溶着でもいいんですが、イマイチ溶着強度を信頼しきれず、釣りの時に使用するラインはこの方法です。

んで、ここでちょっとしたシステム紹介です。フローティングスペイラインがチェンジャブル仕様になりました。
釣りの時にフローティングティップ部分を外して、例えばタイプ3、タイプ6、タイプ8などなどのティップを接続する場合、写真のように30~60cmくらいのテーパーを合わせたインタミセクション(切れっ端のライン利用)を接続しますと、キャスティング時のターン性能がアップすること、おそらく水中でのシンクティップ部分の急な垂れ下がりを防止でき、ある程度直線的になりフッキングの向上もあると思っております
。
Canada、BC州の最難関、最強スティールヘッド、トンプソンリバーでいい釣果がでましたので、それ以降使用したりしております。
*ご注意*
改造するスペイラインのコアの材質によってはこの方法は適さないかもしれません。また切断する時の長さは使用するスペイラインのテーパーなどによってまちまちです。強度の保証もいたしません。あくまでもご自分の責任で行なってください。
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