
ナスネで録画したアニメを視聴する専用機と化していた、結城ELディスプレイもとい有機ELディスプレイの初期型VITAで月姫をプレイする喜び
生産終了となったVITA
そういえば樹海の記憶をプレイするために買ってから
他のゲームはほぼマトモにプレイしたこともなく、ナスネとの相性の良さに満足していただけに終わっていた
寝転がって月姫を遊びたい
という願望が叶う
PS4のリモートプレイを利用したVITAプレイ
月姫はとりあえず、アルクルートのopが流れるところまでプレイしました
ネタバレはあんまりよろしくないと思うので、直接的な言及は避けますが
面白い
面白すぎる
やっぱり奈須きのこさんは天才だった
もうなんというか
面白い
こういう面白いものをプレイしてしまうものだから、世に溢れる他のアニメなり漫画なりゲームなりが
もうめんどくさいから消費しなくてもいいかな…
って感覚になってしまう
今のクールのアニメはもう一つも見れていません
というのも、6月から始まったFGO の2部6章の奈須きのこさんの物語に魅了されて夢中になってしまったから
いま、自分の頭を占めている娯楽作品は奈須きのこさんの作る物語(fate、月姫)と勇者であるシリーズのみである
それ以外はもはやノイズになってしまった
自分の好きな作品からの供給を同時に受けられる時期というのは珍しい
というか、おそらく初めて?
月姫の感想に戻りますが
めちゃくちゃ面白い
これはノベルゲームじゃない
アニメである
アニメに奈須きのこさんの独創的な感性で描かれる文章で装飾されたゲーム
つまり無敵
もはや自分で何を言ってるかわからないが
とにかくこれはただのビジュアルノベルゲームではない
普通にギャルゲーを作るよりも何倍もコストかけてるんだろうなぁ
背景の動き
キャラの立ち絵の概念の消失
文章の表示演出
BGMをスイッチするタイミング
これ、どれだけ労力かけてプログラム?
文章スクリプト?
そういうのは詳しくないけども
要はシナリオの進行に合わせて、キャラの絵が表情が、エフェクトが、背景がコロコロ変わるものだから
なんというかもうこれはノベルゲームなんだけど、もはやアニメ作品であるとも言える
ビジュアルノベルゲームが辿り着く一つの極地と言っても過言はない
他の美少女ゲーム製作会社に月姫の真似ができるか?
おそらく無理だ
制作にかかるコスト以上にセンスが問われる
当時、革新的と言われたfate SNの剣劇エフェクト
アレのプログラムをps2に移植するだけで複雑すぎて難航し発売延期になったのは懐かしい
他の伝奇活劇ビジュアルノベルゲームがいくらfate SNの真似をしようとも
あのレベルまでたどり着けなかった
fate SNを作り上げたスタッフが10年以上の研鑽をもって生み出した月姫という一つのビジュアルノベルゲームの完成形
これ、おそらく衝撃を受けているのはユーザーではなくて同業者の方だと思う
たぶん事細かくプログラム組んだら、今の技術だったら不可能ではないようなものなのだとは思う
しかしそれを甚大な労力をかけて、そこまでやるか?と
そこまでやる。にふさわしい内容のシナリオの良さ
奈須きのこさんが描くシナリオだからこそ、そこまで労力をかけても釣り合うものになる
fateが好きすぎて、一時期伝奇活劇ビジュアルノベルゲームに手を出していました
fateの後追いでなかなか面白かったのは
DIES IRAEとあやかしびとくらい
そんなに本数をプレイしていたわけではないけど
どれもfateに及ばなかった
やはり、奈須きのこ作品を超えられるのは奈須きのこ作品だけなのである
控えめに言っても、めちゃくちゃ面白い月姫
一点だけ難癖つけるなら、リメイクにあたってのオリジナルキャラクターらしいアラク博士のキャラがぶっとびすぎていて今のところはついていけないところ
アラク博士はユーザーの大半が「なんやこのキ◯ガイ…」って思うだろうキャラであり
作中内の登場人物や主人公の志貴からも「なんだこの人…」っていう風に対応されてるから
この突き放しはあえて狙ってのものだろう
アラク博士「━━━ついてこれるか」
に対して、口をポカーンと開けて「へ?」っていう印象しか持てなかった
だけど、おそらくその奇抜なキャラクター性もシナリオを描くために用意されたギミックなんだろうとは思う
もしかしたら、ギミックとか関係なしにぶっ飛ばしたキャラを配置して従来ファンに向けて
既知を吹き飛ばす風として機能するように狙っているのかもしれないけど
ちなみに、月姫原作はプレイしていないので
奈須きのこさんが既存ファンを楽しませるために、原作との比較描写で仕掛けてきているトリック的なパンチには気づけない現状はあります
しかし、現状はアラク博士に面食らった以外はパーフェクト中のパーフェクトで最高に楽しめている
FGOにハマっている身としては、FGOにも登場する声優が多用されているのもいい
ニトクリス役の田中美海さんや、アキレウスの人、シグルド、宮本武蔵など
あえて人気声優やベテラン声優だけで固めるのではなく
新人声優やこれからヒットするだろう声優の人も配置してバランスとっているのは
これからのメディア展開を見越してだろう
100%確実に、1〜3年以内に月姫はufotableによりアニメ化されます
予想では月姫2が発売される頃にテレビアニメとして月姫のアルクルートが放送される
アニメ化されないことはあり得ないと断言できます
とりあえず、アルクルートのopまでプレイした段階で1番興味のあるキャラは秋葉と翡翠
秋葉はお兄ちゃん大好きの最恐の妹らしいし
翡翠はなんかいいよね、、、
リゼロ のレムを感じる…
メイドっていいよね…
というかなんだろう
この数年?
5〜10年くらいはビジュアルノベルゲームとかギャルゲをプレイしてなかったから
なんだかこう、古き良き時代のギャルゲーの空気感が懐かしみを感じる
主人公の悪友ポジの存在とか
ぼくのかんがえたりそうのこうこうせいかつ
とか
言ってみればギャルゲ、もといエロゲの成立にあたる根幹要素は
ようはなろう系と同じなのである
願望と欲望の発露
自分はなろう系はあまり好きではないが、同じく欲望の具現化の塊であるエロゲに忌避感を感じないのは
欲望の発露の仕方が直接的だからだろうか
言ってみれば、娯楽作品とは全て
消費者の潜在願望に働きかけて、欲望を満たすために存在する
今はもう成立しなくなって久しいが、一昔前の少年ジャンプの「友情・努力・勝利」でさえも
平たく言えば、読者の欲望を満たすために紡がれる物語である
なろう系はその満たし方が「気持ち悪い」
エロゲも同様に一般人からしたら「気持ち悪い」んだろうけど、オタクの自分からしたら感覚が麻痺したのか
なんだか心地いい
古き良き時代のエロゲにあったノスタルジーを感じ取れる
郷愁の念を抱ける
実は月姫も、構造を分解したら一般人からしたら相当気持ち悪い構造をしているとは思う
血の繋がった妹はツンケンしてるけど実は自分の事が好きで、メイド2人の美少女も自分にすごく優しくしてくれる
学校には優しくて頼りになるカレー先輩がいて、クラスメイトのモブに近いかわい子ちゃんは自分に好意を寄せているし、都合の良い悪友ポジの親友もいる
俺ツエーな能力片手に化け物どもと戦う世界に踏み込んでいき、月のお姫様と恋仲になる
要素だけみたら、なろう系と変わらない
でもそんなことは些細なこと
めちゃくちゃ面白い月姫の前には霞むのである
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