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たきゆの徒然日記

ゲーム、アニメなど趣味を書いています
好きな作品はMGS、COD。Fate、勇者であるシリーズ、ヘブバン

FGO 2部6章 感想

2021-06-15 00:10:00 | Fate
まだ3節クリアして妖精ガウェインが出てきたあたりまでしか進めてないですが、さすが奈須きのこさん執筆のシナリオ

面白い

しかも読みやすい
ソシャゲ用にほぼ会話劇で地の文があまりないからかもしれませんが

そもそも、まともに奈須きのこさんの文章に触れたのはDDDが最後だから15年近く前?

魔法使いの夜は未プレイ
extraはプレイしましたが、あれもゲームシナリオで小説やビジュアルノベルともまた違う


媒体の違いもあるからなんでしょうが、昔に比べて格段に読み進めやすくなっているとは思います


言い方悪くなってしまいますが、昔の文体はナルシスト全開で独特の癖が強すぎたから読み進めづらかったですが
今はすごくマイルドで読みやすい

でも、その昔の堅苦しさがいわゆるきのこ節としてめちゃくちゃ好きでもありました


まだ3節が終わったあたりなのでほんの触りですが、面白い
独自の世界観の構築には定評があり、妖精と人間の描き方が面白い

例えば、人間牧場。人間工場。と人間を奴隷のように表現しながらも、蓋を開けてみたら街の中に人間を閉じ込めて普通に生活させているだけ、という設定


汎人類史では牧場や工場と言えば、牛や豚を育てて食用としたり。道具や衣類を工場で作り上げて流通させる
そういった「消費」を流通させる為の「生産」なんですが
永遠であり万能である妖精にとっては食事や娯楽は必要ない
なんでも生み出せて、どんな欲でも満たせる

全てが有る。ということは全てが無い。のと同義であり
不変に変化を求めて、自らではなし得ないから外的要因として人間にそれを求めた

妖精にとって消費する概念は「文明」であり、文明を人間に生み出させる為に
妖精は人々に自由な暮らしを強制して文明・文化を作りださせている

その生産と搾取の構造を牧場や工場と表現するあたり面白い


限りある命だからこそ、その命の中で価値ある輝きを生み出せる
というのはFGOの一部から始まり二部まで続いているテーマではあります

制限があるからこそ進化がある
制限なき無限では未来が行き止まる事はオリュンポスで暮らす人々の在り方でも描かれていました


3節までのシナリオを読んで、まず思ったことがオベロン絶対黒幕だろwww
という点

奈須きのこさんはその作風として「人目見て絶対にこいつ黒幕だろ!」と丸わかりするようなキャラクターを物語に配置する傾向があります
その際たる例が言峰綺礼

そもそも、二部後期opでこんな怪しそうに映ってる奴が味方ってのがすでに怪しい






ちなみに、泉の中に写っているのは羽の模様などが違ってるっぽいので
オベロンの別側面として重複存在しているティターニアなんじゃないかとチラッと思ってます

オベロンは「打倒モルガン」を繰り返し主人公に擦り込みしてくるあたりが怪しい

むしろモルガンが黒幕であるのはミスリードなのでは?


奈須きのこさんは1部のキャメロットやバビロニアでもそうでしたが、自ら作った設定を「━━━だがここに例外は存在する」みたいな風潮でひっくり返すのが好きで
ひっくり返す瞬間からシナリオを盛り上げていく流れがあります

キャメロットでもバビロニアでも、それまでのシナリオで要となっていた「聖杯」はキーアイテムにすらならず
ロンゴミニアドで世界を塗り替える獅子王やビーストを特異点の中心となる渦として機能させた


そもそも、6章の舞台(アヴァロン?)はこれまでキーとなっていた空想樹はメインとなっていない
トネリコの世界樹として話に絡んでくるでしょうけども

ただの勘ですが、今のところは悪として描かれているモルガンは実はアヴァロンを救う側の存在であり
6章の後半ではキャストリアと主人公と協力して第三陣営の巨悪と対立する流れになるんじゃ?と思ってます



そもそも、異文帯の王であるかさえ怪しい
自称かもしれない


異文帯の王puはだいたいpu2に持ってくるのが今までの法則ですが、それを崩しているあたりに呉越同舟的に共闘するような気もしますがさて、、、




と、思ってしまうのもモルガンがかなりお茶目なマイルーム性能が理由だったり



存在しないはずの夫としての記憶に突如見舞われ
どけ!俺は旦那様だぞ!!とガチャを回しまくった結果



気づいた頃には宝具3、レベル100になっていた恐怖…


たぶん周年で人権Bサポが来ると思うので期待しておきます





ああ、それはそうとトリスタンの散り際がカッコ良かった















トリスタンの覚悟がイケメン
街の総質量、人間が作り上げた文明の重さで人外の妖精に食らいつく構造も好き


汎人類史の円卓も続々出て欲しいところではある
ロンゴミニアドにはロンゴミニアドぶつけんだよ!
と槍王も出て欲しいけどキャストリアがいるから望み薄?


パーシヴァルは果たして土地に召喚されたサーヴァントなのか、異文帯に生を受けた人間なのか
モルガンがサーヴァントの存在を知った上で人間と呼んでいるようだから、人間であって欲しいしその方が熱い展開になりそう



それはそうと妖精トリスタンが結構刺さってきてヤバい



ざぁこざぁこ♡まで言ってくるあたり
わかった上でそういうイメージで作り上げた、いわゆる典型的な今はやりの(!?)メスガキわからせキャラ

コレは今回の新キャラの中で1番人気になりそうな予感が…


3臨以降は早くも、わからせられてしまったようで
というよりもわからせすぎてとんでもない事になってるみたいでホラーになっている…

バーヴァン・シーは人に死をもたらす妖精としてスコットランドに伝承がある模様

モルガンが死んだ妖精や死そのものの概念を凝縮して作り上げ、そこに円卓の騎士トリスタンという外皮を着名(ギフト)させて生み出した存在?

妖精騎士トリスタンの中身はすでに死んでいるっぽい
まぁ、妖精にとっての死とはなにか。にはなりますが

妖精にとって死とは消滅であり、輝き。中身を失った者は消滅して、時にはモースになる者もいる?


奈須きのこさんはキーワードとして「真と偽」や「中身と外側」を扱ったシナリオが好きっぽい?


今回は妖精という特殊な舞台装置を使って、「存在の意義、魂の形の在り方」
そういったモノを描いていきそう


「意味」を与えられる、または自ら生み出す事により存在を許されるのが妖精

意味を失った者から消滅するさだめ


マシュも自身が戦い続けることの「意味」を見つける契機になるかも


FGOの根底にあるテーマは「人生」
生きることの意味と意義



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