じゅうのblog

こちらでボチボチ更新していく予定です。

『壬生義士伝』 2002年日本

2022年04月11日 20時15分39秒 | ■映画・ドラマ
     "壬生義士伝 "


先日、BSテレ東で放映していた『壬生義士伝』を観ました。

-----story-------------
人気作家「浅田次郎」の同名ベストセラー小説を『秘密』 『陰陽師 ~おんみょうじ~』「滝田洋二郎監督」が映画化した感動の時代劇。
混迷する幕末を舞台に、無名の新撰組隊士「吉村貫一郎」を主人公に、“守銭奴”とさげすまれても、愚直なまでに愛する者のために生き抜いた一人の男の波瀾の運命を描く。
主演は「中井貴一」
共演に「佐藤浩市」

幕末の京都・壬生。
尊皇攘夷の名の下にこの地で結成された新撰組は、表向きこそ勢いを見せるが、力を増す倒幕勢力の前に浮き足立ち士気は低下の一方だった。
そんなある日、一人の剣士が入隊してきた。
盛岡の南部藩出身のその男、「吉村貫一郎」はみすぼらしい身なりに似合わず、これまでに何人もの人を斬り捨ててきた猛者だった。
しかし、大儀のためには己の命をも顧みない隊士たちの中にあって、恥ずかしげもなく命に固執し、さらには何かにつけてお金に執着する「貫一郎」の姿は異彩を放っていた。
そんな「貫一郎」に、「近藤勇」も一目置く「斎藤一」は嫌悪を感じるのだったが…。
-----------------------

「中井貴一」の名演が印象的でした… 愛する者たちのために生き残りたいと熱望し、権力や名誉ではなく金銭を得るために戦い、愚直に、そして純粋に生きた剣士「吉村貫一郎」の姿を演じきっていましたね。



明治32年の東京市、冬のある夜、満州への引っ越しを間近に控えた大野医院に病気の孫を連れてやってきた老人「斎藤一」は、そこにかつて新選組で一緒に戦った隊士「吉村貫一郎」の写真を見つける… 盛岡の南部藩出身の「貫一郎」は、純朴な外見に似合わない剣術の達人であったが、その一方で名誉を重んじ死を恐れない武士の世界に身を置きながら、生き残ることを熱望し、金銭を得るために戦った男でもあった、、、


全ては、故郷で貧困に喘ぐ家族のため… 脱藩までして新選組に入隊した彼には、金を稼ぎ、愛する家族のために生き残る必要があったのだ。


「斎藤」はそんな「貫一郎」を嫌ったが、反面、一目置くところもあった… 時が過ぎ、大政奉還、一転して賊軍となった新選組は、官軍の制圧に遭い壊滅状態に陥る、、、


ところが、「貫一郎」だけは脱藩で裏切った義を二度と裏切れないと、たったひとりで最後まで戦い抜いた… そして、傷ついた彼は大阪蔵屋敷の差配役として赴任していた幼なじみの「大野次郎右衛門」の情けで、官軍に引き渡されることなく、故郷を想いながら切腹したのだった。


思いかけず、「次郎右衛門」の息子「大野千秋」から、気になっていた「貫一郎」の最期を聞くことが出来た「斎藤」… 彼は、「貫一郎」の娘で今は「千秋」の妻となった小児科医「みつ」の診断を終えた孫を連れ、夜の道を帰っていった。



「吉村貫一郎」の生き方に共感しながら観ることができました… 生きて盛岡に帰りたかっただろうなー 感動しましたね。


-----staff/cast-------------
監督:滝田洋二郎
製作代表:大谷信義
     菅谷定彦
     鞍田暹
     俣木盾夫
     石川富康
     菊池昭雄
企画:石川博
   遠谷信幸
プロデューサー:宮島秀司
        榎望
企画協力:文藝春秋
原作:浅田次郎
    『壬生義士伝』文藝春秋刊
脚本:中島丈博
撮影:浜田毅
視覚効果:橋本満明
美術:部谷京子
編集:冨田功
   冨田伸子
音楽:久石譲
音楽プロデューサー:小野寺重之
照明:長田達也
録音:小野寺修
装飾:小池直美
   中込秀志
スクリプター:赤澤環
殺陣:諸鍛冶裕太
製作担当:氏家英樹
製作主任:砥川元宏
助監督:足立公良
クリエイティブプロデューサー:中嶋竹彦
出演:
 中井貴一 吉村貫一郎
 三宅裕司 大野次郎右衛門
 夏川結衣 しづ
 中谷美紀 ぬい
 村田雄浩 町医者
 佐藤浩市 斎藤一
 塩見三省 近藤勇
 堺雅人 沖田総司
 野村祐人 土方歳三
 斎藤歩 伊東甲子太郎
 堀部圭亮 篠原泰之進
 塚本耕司 園山七三郎
 比留間由哲 永倉新八
 加瀬亮 近藤周平
 山田辰夫 佐助
 伊藤淳史 大野千秋
 藤間宇宙 吉村嘉一郎
 伊藤英明 徳川慶喜
 木下ほうか
 徳井優
 螢雪次朗
 芦屋小雁
 城戸裕次
 谷口高史









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 『名探偵ポワロ「エッジウェ... | トップ | 『柘榴坂の仇討』 2014年日本 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

■映画・ドラマ」カテゴリの最新記事