北森鴻の連作ミステリ短篇集『香菜里屋を知っていますか 香菜里屋シリーズ4〈新装版〉』を読みました。
『桜宵 香菜里屋シリーズ2』に続き、北森鴻の作品です。
-----story-------------
出会いはひととき、思い出は永遠。
ビアバー《香菜里屋》からメニューが消えた訳とは。
そして、ついに明かされるマスターの過去――。
ミステリー史に輝く傑作、感動の完結!
突如、ビアバー《香菜里屋》からメニューが消えた。
マスター工藤と同じ店で修業したバーマンの香月は、
友の変化を耳にし、かつて二人が経験した悲しい出来事を思い出す。
工藤が待ち続けた人物が、ついに現れたのか――(「終幕の風景」)。
連作短編ミステリーの金字塔、感動の最終巻!
未完の「双獣記」も収録。
解説 大矢博子
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2011年(平成23年)に刊行された作品…… 三軒茶屋の路地裏にあるビアバー《香菜里屋》のマスター・工藤哲也が、客が持ちかける相談事や謎を、解き明かす安楽椅子探偵もの、香菜里屋(かなりや)シリーズの第4作(最終巻)です。
■ラストマティーニ
■プレジール
■背表紙の友
■終幕の風景
■香菜里屋を知っていますか
■解説 大矢博子
■双獣記
香菜里屋シリーズ完結編…… 当店の裏メニュー、それはお客様が持ち込む謎と、その解決です、、、
ビアバー香菜里屋は、客から持ちこまれる謎がマスター・工藤によって解き明かされる不思議な店…… 常連客は、工藤による趣のある料理とともにこの店を愛していた。
だが、その香菜里屋が突然たたまれてしまう…… そして若かりし頃の工藤の秘密が明らかになる、、、
シリーズ完結編…… 未完となった「双獣記」も収録。
常連客たちが各々の事情で去って行き、工藤もある理由から店を畳み、姿を消してしまう…… 工藤の過去や人間関係、そして《香菜里屋》の名前の由来などが、それぞれの作品で明らかになっていく展開で、シリーズ集大成に相応しい作品でした、、、
工藤の人生における悲しみや苦しみ…… それを乗り越えて《香菜里屋》を開いたことは、彼にとって救いだったでしょうね。
《香菜里屋》は、待つための場所だったんですねー 他のシリーズのキャラクターも登場しているようですが、北森鴻の作品はあまり読んでないのでわかんなかったですね、、、
個人的に好みなのは、正確無比な腕を誇る老バーテンダー・谷川が、香月圭吾の注文に応えてつくったマティーニが失敗した謎を探る『ラストマティーニ』かな…… バーマンのプライドや潔さが感じられて共感できました。
シリーズとは全く関係ないのですが、意外と印象に残ったのは、未完に終わった作品『双獣記』かな…… 飛鳥時代を舞台にしたファンタジーですが、ここから面白くなりそうな第二部で途絶えてしまっています、、、
うーーーん、残念…… 北森鴻の作品は歴史を題材にした作品も面白そうなので、機会があれば読んでみたいですね。
『桜宵 香菜里屋シリーズ2』に続き、北森鴻の作品です。
-----story-------------
出会いはひととき、思い出は永遠。
ビアバー《香菜里屋》からメニューが消えた訳とは。
そして、ついに明かされるマスターの過去――。
ミステリー史に輝く傑作、感動の完結!
突如、ビアバー《香菜里屋》からメニューが消えた。
マスター工藤と同じ店で修業したバーマンの香月は、
友の変化を耳にし、かつて二人が経験した悲しい出来事を思い出す。
工藤が待ち続けた人物が、ついに現れたのか――(「終幕の風景」)。
連作短編ミステリーの金字塔、感動の最終巻!
未完の「双獣記」も収録。
解説 大矢博子
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2011年(平成23年)に刊行された作品…… 三軒茶屋の路地裏にあるビアバー《香菜里屋》のマスター・工藤哲也が、客が持ちかける相談事や謎を、解き明かす安楽椅子探偵もの、香菜里屋(かなりや)シリーズの第4作(最終巻)です。
■ラストマティーニ
■プレジール
■背表紙の友
■終幕の風景
■香菜里屋を知っていますか
■解説 大矢博子
■双獣記
香菜里屋シリーズ完結編…… 当店の裏メニュー、それはお客様が持ち込む謎と、その解決です、、、
ビアバー香菜里屋は、客から持ちこまれる謎がマスター・工藤によって解き明かされる不思議な店…… 常連客は、工藤による趣のある料理とともにこの店を愛していた。
だが、その香菜里屋が突然たたまれてしまう…… そして若かりし頃の工藤の秘密が明らかになる、、、
シリーズ完結編…… 未完となった「双獣記」も収録。
常連客たちが各々の事情で去って行き、工藤もある理由から店を畳み、姿を消してしまう…… 工藤の過去や人間関係、そして《香菜里屋》の名前の由来などが、それぞれの作品で明らかになっていく展開で、シリーズ集大成に相応しい作品でした、、、
工藤の人生における悲しみや苦しみ…… それを乗り越えて《香菜里屋》を開いたことは、彼にとって救いだったでしょうね。
《香菜里屋》は、待つための場所だったんですねー 他のシリーズのキャラクターも登場しているようですが、北森鴻の作品はあまり読んでないのでわかんなかったですね、、、
個人的に好みなのは、正確無比な腕を誇る老バーテンダー・谷川が、香月圭吾の注文に応えてつくったマティーニが失敗した謎を探る『ラストマティーニ』かな…… バーマンのプライドや潔さが感じられて共感できました。
シリーズとは全く関係ないのですが、意外と印象に残ったのは、未完に終わった作品『双獣記』かな…… 飛鳥時代を舞台にしたファンタジーですが、ここから面白くなりそうな第二部で途絶えてしまっています、、、
うーーーん、残念…… 北森鴻の作品は歴史を題材にした作品も面白そうなので、機会があれば読んでみたいですね。
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