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『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班』 ジェフリー・アーチャー(著),戸田裕之(翻訳)

2024年09月21日 21時04分11秒 | ■読書
イギリスの政治家・作家ジェフリー・アーチャーの長篇ミステリ作品『まだ見ぬ敵はそこにいる ロンドン警視庁麻薬取締独立捜査班(原題:Hidden in Plain Sight)』を読みました。
ジェフリー・アーチャーの作品は昨年1月に読んだ『レンブラントをとり返せ―ロンドン警視庁美術骨董捜査班―』以来です。

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全英1位! ジェフリー・アーチャー、圧巻の警察小説。
スコットランドヤードの若き刑事ウォーウィックがロンドンで暗躍する顔のない悪党紳士を追う!

・27作が全英ベストセラー第1位!
・97カ国33言語で出版!
・総発行部数2億7500万部突破!

「完全に夢中にさせられる!」(アンソニー・ホロヴィッツ)

一流弁護士の父親の反対を押し切ってロンドン警視庁の警察官になったウィリアム・ウォーウィックは、警視長直属の麻薬取締独立捜査班に異動になり、ある特命を受ける。
それは、ロンドンを支配する悪名高き麻薬王、通称“ヴァイパー"の正体をつかみ逮捕すること。
捜査に乗り出した矢先、捕まえた麻薬の売人はウィリアムに因縁のある人物だった――。
名ストーリーテラーによる傑作ミステリー。 
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2020年(令和2年)に発表された作品……ウィリアム・ウォーウィック・シリーズの第2作です。

シリーズの第1作『レンブラントをとり返せ―ロンドン警視庁美術骨董捜査班―』で新人ながらスコットランドヤードの捜査巡査に抜擢され、ウィンストン・チャーチルの署名本の偽造、海底のスペイン銀貨の偽造をはじめとして何件もの美術品骨董品詐欺犯罪を解決しただけでなく、傑作しか扱わない美術品故買犯の大物中の大物マイルズ・フォークナーと対峙して追い詰めたうえに、婚約者の父親の無実まで勝ち取るという大活躍をみせたウィリアム・ウォーウィックは捜査巡査部長に昇任し、引き続き、ホークスビー警視長の下で働くことに……今回、ホークスビー警視長はロンドンを丸ごと麻薬漬けにしようとしている蝮“ヴァイパー"と呼ばれる麻薬王を逮捕し、組織を一網打尽にするという一大作戦を考えており、従前からある麻薬取締版とは別に、美術骨董捜査班を横滑りさせた形で独立捜査班を新設します、、、

ブルール・ラモント警視、ウィリアム・ウォーウィック捜査巡査部長、ジャッキー・ロイクロフト捜査巡査、そして、新人のポール・アダジャ捜査巡査をメンバとする新設捜査班は、“ヴァイパー"としかわかっていない麻薬王の正体と本拠地を突き止めようと早速活動を開始……ウィリアムはその過程であのマイルズ・フォークナーが麻薬に手を染めていることを知り、彼を刑務所送りにすべく、また、“ヴァイパー"逮捕を成功させるべく、知力と体力の限りを尽くして奮闘します。

事態は二転三転……知略、謀略、裏切り、殺人の要素が織り込まれ、潜入捜査、追跡、アクション、裁判 と、スリリングな展開が愉しめました、、、

警察小説でもあり、美術ミステリでもあり、リーガル・サスペンスとしても愉しめる作品でしたね……面白かったです! 続篇もぜひ読んでみたですね。

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