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柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格

「ジャパン国試合格」による講習会や模擬試験の案内等

今日の問題⑮

2014-11-04 10:02:36 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の必修問題より
運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学をそれぞれ1問ずつ出題致します。



【運動・問題1】 ローテータカフのうち、肩関節の内旋に作用する筋はどれか。
1. 肩甲下筋
2. 棘上筋
3. 棘下筋
4. 小円筋


【病理・問題2】 肉芽腫の形成を特徴とするのはどれか。
1. 漿液性炎
2. 化膿性炎
3. 出血性炎
4. 特異性炎


【衛生・問題3】 医療事故で正しいのはどれか。
1. 医療行為の失敗を医療過誤という。
2. 防止には医療従事者の能力向上が唯一である。
3. ヒヤリ・ハット事例とは軽い医療過誤を指す。
4. 院内感染の防止対策は医療事故の防止につながる。



【問題1 解答】 1
【解説】
1.肩甲下筋は、肩関節の水平屈曲と内旋に作用する。
2.棘上筋は肩関節の外転に作用するがその作用は弱く、骨頭を関節窩に固定する役割を持つ。
3.4.棘下筋と小円筋は肩関節の水平屈曲と外旋に作用するが、外旋作用は菱形筋によって肩甲骨が固定されていることが前提となって起こる。


【問題2 解答】 4
【解説】
肉芽腫の形成を特徴とする炎症は特異性炎で、増殖性炎の特殊型に位置づけられる。特異性炎には結核、梅毒、ハンセン病、サルコイドーシス等が分類されている。病理組織学的には類上皮細胞の出現がみられる。漿液性炎は血漿成分、化膿性炎は好中球(白血球の一種)及び出血性炎は血液成分の滲出を主体とする滲出性炎である。


【問題3 解答】 4
【解説】
1.医療行為の失敗は医療事故の一類型で、医療過誤とは異なる。医療行為の失敗とは最善をつくしたが病状が悪化するなどのこと。
2.要因として、医療の高度化など医療供給体制の問題や患者の高齢化などがある。→ 安全管理や勤務体制また業務の二重チェックなど事故が起こらない仕組みにする。
3.患者への被害がない場合に限る。医療過誤ではない。



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今日の問題⑭

2014-10-28 10:08:43 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の整形外科学より
基本的な問題を2問出題致します。



【問題1】 開放骨折で誤っているのはどれか。
1. 開放骨折の1/3は多発骨折である。
2. ガスティロ・アンダーソン分類GradeⅠでは創部の汚染がない。
3. 受傷後のgolden hourは3時間である。
4. 破傷風の予防を行う。


【問題2】 スポーツ中の怪我の種類別発生頻度が最も高いのはどれか。
1. 捻 挫
2. 骨 折
3. 脱 臼
4. 打 撲



【問題1 解答】 3
【解説】
開放性骨折受傷後のgolden hourは6 ~ 8時間で、この時間内に手術処置を行うことで創部の感染や骨髄炎発生のリスクを下げることができる。


【問題2 解答】 1
【解説】
スポーツ活動中の怪我の中では捻挫が最も多く、骨折がこれに次ぐ。脱臼は全体の中での頻度としては低い。



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今日の問題⑬

2014-10-21 10:04:08 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の外科学概論より
標準的な問題を2問出題致します。



【問題1】 熱傷で正しいのはどれか。
1. 低温熱傷では熱傷の深度が深い。
2. Ⅰ度熱傷では水疱形成がみられる。
3. Ⅲ度熱傷時には激痛が起こる。
4. 9の法則は乳幼児で用いられる。


【問題2】 感染症で正しいのはどれか。
1. 顔面に発症した癰を面疔という。
2. 蜂巣炎は慢性化膿性炎症である。
3. ひょう疽は指趾末端に炎症を示す。
4. 丹毒の原因菌として真菌が多い。



【問題1 解答】 1
【解説】
2.水疱形成はⅡ度熱傷。
3.Ⅲ度熱傷では痛みを感じない。
4.乳幼児には5の法則が用いられる。


【問題2 解答】 3
【解説】
ひょう疽は指趾末端の化膿性炎症を示し、原因菌は主に黄色ブドウ球菌に関連したものである。



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今日の問題⑫

2014-10-14 10:02:47 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の一般臨床医学より
基本的な問題を3問出題致します。



【問題1】不随意運動が生じる疾患はどれか。
1. 筋萎縮性側索硬化症
2. 破傷風
3. 関節リウマチ
4. 糖尿病性神経炎


【問題2】入院中や手術後などにみられ、外部刺激による反応でなく、不安や興奮によって意味不明なことを突然話しだしたりする状態はどれか。
1. 抑うつ状態
2. せん妄
3. 昏 迷
4. 見当識障害


【問題3】マンウェルニッケ姿勢の麻痺側で正しい組合せはどれか。
1. 手関節 ――― 伸 展
2. 肘関節 ――― 伸 展
3. 膝関節 ――― 屈 曲
4. 足関節 ――― 屈 曲



【問題1 解答】 2
【解説】
不随意運動には、痙攣、振戦、アテトーゼ、チック、ミオクローヌスなどがあり、破傷風では顔面痙攣や、背筋の痙攣が起こる。筋萎縮性側索硬化症は錐体路障害のため不随意運動は起こらない。関節リウマチは通常、関節の破壊、心筋炎、貧血、間質性肺炎などの症状で、筋痙攣は起こりにくい。糖尿病性神経炎は、筋の 脱力や感覚障害などが主症状である。


【問題2 解答】 2
【解説】
意識状態の分類にはジャパンコーマスケールやグラスゴーコーマスケール、無欲状態・傾眠・昏迷・昏睡・失神・せん妄などの分類がある。とくに、ジャパンコーマスケールや無欲状態・傾眠・昏迷・昏睡・失神・せん妄についてはその特徴的な状態を理解する必要がある。


【問題3 解答】 4
【解説】
脳卒中などの錐体路障害では、麻痺側に特有な肢位の変化が みられる。例えば、肘は屈曲するが、屈筋(上腕二頭筋)と伸筋(上腕三頭筋)はともに筋緊張があり、それぞれの拮抗筋が力比べをした結果、強い方に曲がる状態となる。



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今日の問題⑪

2014-10-07 10:02:07 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」のリハビリテーション医学より
基本的な問題を2問出題致します。



【問題1】社会的不利にあたるのはどれか。
1. 段差のため車椅子で公園に入れない。
2. 下肢の切断により義足が必要となった。
3. 事故により聴力が著しく低下した。
4. 手指の変形により物をうまくつかめない。


【問題2】前腕回内位で測定するのはどれか。
1. 肩関節屈曲
2. 肘関節伸展
3. 手関節橈屈
4. 手関節背屈



【問題1 解答】 1
【解説】
社会的不利は機能障害や能力低下の結果として個人が経験する不利である。


【問題2 解答】 3
【解説】
1.4.前腕中間位
2.前腕回外位で行う



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今日の問題⑩

2014-09-30 10:06:05 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の関係法規より
基本的な問題を問出題致します。



【問題1】柔道整復師名簿で正しいのはどれか。
1. 登録事項に柔道整復師の住所がある。
2. 登録事項に試験合格の年月がある。
3. 登録事項の訂正は10日以内に申請しなくてはならない。
4. 登録事項の訂正は都道府県知事に申請する。


【問題2】柔道整復師免許で正しいのはどれか。
1. 業務中は免許証を所持しなければならない。
2. 免許の申請に顔写真が必要である。
3. 再免許は免許証を破損したときに行う。
4. 柔道整復師免許は自然人に与えられる。



【問題1 解答】 2
【解説】
名簿登録事項に本籍の都道府県はあるが、現住所はない。訂正は30日以内で、申請は厚生労働大臣にする。


【問題2 解答】 4
【解説】
柔道整復師免許証の所持携帯義務はない。顔写真が必要なのは国家試験受験申込の時である。免許証の破損は再交付申請である。



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今日の問題⑨

2014-09-23 10:08:14 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は、平成26年度「第1回ジャパン模試」の衛生学・公衆衛生学より
基本的な問題を2問出題致します。



【問題1】静態統計はどれか。
1. 罹患率
2. 死亡率
3. 平均寿命
4. 患者調査


【問題2】学校感染症に罹患した児童の出席停止を決定するのはどれか。
1. 養護教諭
2. 保健委員会
3. 学校長
4. 学校医



【問題1 解答】 4
【解説】
1.2.3.動態統計
患者調査:3年毎の抽出調査で、医療施設から調査 → 受療率・傷病分類別患者数の推計値
罹患率:ある期間内、ある集団に新たに生じた疾病症例数の割合
例)ある小学校のクラスで、冬の三か月間にインフルエンザに新規に患者となった人数の割合


【問題2 解答】 3
【解説】
学校長:学校保健の統括責任者



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今日の問題⑧

2014-09-16 10:01:45 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は、平成26年度「第1回ジャパン模試」の病理学より
基本的な問題を2問出題致します。



【問題1】臨床診断の評価と治療効果の検証を目的とするのはどれか。
1. 系統解剖
2. 病理解剖
3. 司法解剖
4. 行政解剖


【問題2】放射線被曝が発症の要因となるのはどれか。
1. 小頭症
2. アザラシ肢症
3. メッケル憩室
4. 先天性風疹症候群



【問題1 解答】 2
【解説】
病理解剖が、生前の疾病に対する診断や治療の評価や行い、疾病の本態解明に役立てていく意義をもつ。系統解剖は正常な 形態観察を目的として主に医療従事者の教育を場として行われる。司法解剖と行政解剖は法医解剖に含まれる。司法解剖は事故や犯罪など裁判に関連する解剖、行政解剖は監察医務院などでの死体検案を目的とする解剖である。


【問題2 解答】 1
【解説】
放射線被曝が発症の要因となるのは小頭症である。アザラシ肢症はサリドマイド奇形で、母体の薬物服用に起因して子に四肢の著しい短小化をきたす。メッケル憩室は卵黄腸管の遺残による消化器奇形である。先天性風疹症候群は、母体の風疹ウイルス 感染によって子の臓器に奇形を生じる。



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今日の問題⑦

2014-09-09 10:03:01 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は、平成26年度「第1回ジャパン模試」の運動学より
標準的な問題を2問出題致します。



【問題1】テコ(梃子)の説明で正しいのはどれか。
1. 第3のテコは、運動のテコとも呼ばれる。
2. 第1のテコは、支点と力点の間に荷重点がある。
3. 第2のテコは、安定性のテコとも呼ばれる。
4. 第2のテコは、運動の速さに対して有利である。


【問題2】筋の遠心性収縮の説明で正しいのはどれか。
1. 肘関節屈曲時の上腕三頭筋の筋収縮の様態
2. 筋が収縮しているが、筋の長さや関節運動に変化の見られない筋収縮の様態
3. 筋の起始と停止が近づくように筋が短縮する筋収縮の様態
4. 筋の収縮時に外力が大きく、結果として筋の長さが延長する筋収縮の様態



【問題1 解答】 1
【解説】
第1のテコは、安定性のテコとも呼ばれ、力点と荷重点の間に支点がある。第2のテコは力のテコとも呼ばれ、力点と支点の間に荷重点がある。小さな力で大きな荷重に対応する。第3のテコは、運動のテコとも呼ばれ支点と荷重点の間に力点がある。支点に力点が近いことから運動の速さに対して有利な構造となる。


【問題2 解答】 4
【解説】
1.肘の屈曲は主に上腕二頭筋の収縮により起こるものであり上腕三頭筋は筋収縮をせず筋が引き伸ばされているだけであるため、遠心性収縮に該当しない。
2.等尺性収縮の様態である。
3.求心性収縮の様態である。



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今日の問題⑥

2014-09-02 10:04:04 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

3週連続、本日も平成26年度「第1回ジャパン模試」の必修問題から
解剖学・生理学・柔道整復学理論をそれぞれ1問ずつ出題致します。



【解剖・問題1】腹腔動脈の枝でないのはどれか。
1. 脾動脈
2. 下横隔動脈
3. 総肝動脈
4. 左胃動脈


【生理・問題2】血圧を下げるのはどれか。
1. ノルアドレナリン
2. バゾプレッシン
3. アルドステロン
4. 心房性ナトリウム利尿ペプチド


【柔理・問題3】脱臼の固有症状で誤っているのはどれか。
1. 関節軸の変化
2. 関節血腫
3. 関節腔の空虚
4. 罹患肢の長さの変化



【問題1 解答】 2
【解説】
下横隔動脈は腹大動脈の壁側枝であり、横隔膜下面に分布する。


【問題2 解答】 4
【解説】
1.血管収縮作用があり血圧が上昇する。
2.腎集合管での水分再吸収作用があり、体液が増加し、血圧が上昇する。
3.腎集合管でのNa+再吸収が増加し、体液が増加し、血圧が上昇する。
4.アルドステロンと逆の作用。


【問題3 解答】 2
【解説】
脱臼の固有症状は大きく弾発性固定と関節部の変形に分類される。関節部の変形には、①関節軸の変化、②脱臼関節自体の変形、③脱臼肢の長さの変化、④関節腔の空虚および骨頭の位置異常、がある。
関節血腫は一般外傷症状に含まれる。



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