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柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格

「ジャパン国試合格」による講習会や模擬試験の案内等

今日の問題#14

2015-11-03 19:01:47 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日も、平成27年度「第1回ジャパン模試」の解剖学より
内分泌系、神経系、感覚器系、体表解剖の問題を4問出題致します。



問題1 副腎髄質から分泌されるのはどれか。
 1. プロラクチン
 2. グルカゴン
 3. ノルアドレナリン
 4. アルドステロン


問題2 神経膠細胞からなるのはどれか。
 1. 樹状突起
 2. 神経細胞体
 3. 髄 鞘
 4. 軸 索


問題3 中耳に存在するのはどれか。
 1. 蝸 牛
 2. 鼓 室
 3. 前 庭
 4. 半規管


問題4 上腕骨内側上顆の後面で触知できるのはどれか。
 1. 正中神経
 2. 尺骨神経
 3. 筋皮神経
 4. 橈骨神経



問題1 【解答】 3 【解剖】p.214
【解説】
副腎髄質から分泌されるのはカテコールアミン(アドレナリン、ノルアドレナリン、わずかなドーパミン)である。
1. プロラクチンは下垂体前葉から分泌される。
2. グルカゴンは膵島A(α)細胞から分泌される。
4. アルドステロンは副腎皮質球状帯から分泌される。


問題2 【解答】 3 【解剖】p.220
【解説】
神経膠細胞(グリア細胞)とは、中枢神経系の神経の支持細胞の名称である。
末梢神経系の支持細胞にはシュワン細胞と外套細胞がある。中枢神経系の稀突起膠細胞(グリア細胞の一種)と末梢神経系のシュワン細胞は軸索を囲む髄鞘(ミエリン鞘)を形成する。


問題3 【解答】 2 【解剖】p.270,271
【解説】
中耳は耳管により咽頭と連絡を持っており、中に空気が存在する。中耳内の空間を鼓室とよぶ。
蝸牛、前庭、半規管は内耳に存在する骨迷路の名称である。


問題4 【解答】 2 【解剖】p.291
【解説】
尺骨神経は上腕骨内側上顆の後面にある尺骨神経溝を下行し、さらに尺側手根屈筋の二頭間を通過する。
肘部管症候群では、ここに圧痛点が出現する。



来週からは、生理学問題を出題していきます。


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今日の問題#13

2015-10-27 10:05:04 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日も、平成27年度「第1回ジャパン模試」の解剖学より
呼吸器系、泌尿器系、生殖器系の問題を3問出題致します。



問題1 気管で正しいのはどれか。
 1. 咽頭に続く。
 2. 胸骨角の高さから始まる。
 3. 周囲を輪状の軟骨が覆っている。
 4. 第4~5胸椎の高さで気管支に分岐する。


問題2 腎小体で正しいのはどれか。
 1. 糸球体とボーマン嚢からなる。
 2. ネフロンとも呼ばれる。
 3. 血管極には輸入細動脈と輸出細静脈が出入りする。
 4. 糸球体には被蓋細胞(タコ足細胞)が存在する。


問題3 精巣で正しいのはどれか。2つ選べ。
 1. 精子を産生する。
 2. 精巣鞘膜の前方に位置する。
 3. 白膜は精巣の表面を覆う。
 4. 精巣輸出管で精巣上体と連結する。



問題1 【解答】 4 【解剖】p.181,182
【解説】
1. 気管は喉頭に続く。
2. 前方からは輪状軟骨下縁の高さ、後方からは第6頸椎の高さから始まる。
3. 気管の周囲を覆う気管軟骨は馬蹄形である。
4. 気管は前方からは胸骨角の高さ、後方からは第4~5胸椎の高さで分岐する。


問題2 【解答】 1 【解剖】p.188,189
【解説】
2. 腎小体はマルピギー小体とも呼ばれる。ネフロンは腎小体とそれに続く尿細管を、尿の産生と排泄に関与する機能上そして構造上の基本単位とするものであり、腎単位ともよばれる。
3. 血管極には輸入細動脈と輸出細動脈が出入りする。
4. 被蓋細胞(タコ足細胞)は糸球体の周囲を覆うボーマン嚢の内葉である。


問題3 【解答】 1,4 【解剖】p.192-194
【解説】
精巣鞘膜は精巣の前方に位置する。精巣鞘膜は腹膜由来であり、腹膜であった頃から精巣の前方に位置している。胎生初期に精巣は腎臓の近くに発生し、胎生7~8か月に鼡径管を通り精巣下降し、陰嚢内に降りてくる。
精巣が腹腔外に出ているのは、精子産生の適温が腹腔内温度よりも低いためである。
白膜は精巣内部に存在する線維性被膜であり、精巣縦隔や精巣中隔を形成し、精巣実質を200~300個の精巣小葉に分ける仕切りとなる。



来週もまた、解剖学問題を掲載致します。


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今日の問題#12

2015-10-20 10:01:29 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

今週から、平成27年度「第1回ジャパン模試」の一般問題より
3問ずつ出題していきます。

本日は、解剖学問題の人体解剖学概説、脈管系、消化器系を掲載致します。



問題1 血液が分類されるのはどれか。
 1. 上皮組織
 2. 支持組織
 3. 筋組織
 4. 神経組織


問題2 心嚢を構成するのはどれか。
 1. 心筋層と心外膜
 2. 心外膜と漿膜性心膜臓側板
 3. 心外膜と漿膜性心膜壁側板
 4. 漿膜性心膜壁側板と線維性心膜


問題3 唾液腺で正しいのはどれか。2つ選べ。
 1. 舌下腺は舌咽神経支配である。
 2. 顎下腺は顔面神経支配である。
 3. 舌下腺は粘液腺である。
 4. 耳下腺は純漿液腺である。


問題1 【解答】 2 【解剖】p.10
【解説】
選択肢は、人体を構成する4つの組織である。組織とは構造と機能が同じような細胞の集団を指す。
支持組織は ①結合組織、②軟骨組織、③骨組織、④血液、⑤リンパ に分類される。血液やリンパに含まれる細胞成分(血液中の赤血球・白血球・血小板、およびリンパ液中のリンパ球)は骨髄で産生されるため、骨から産まれたものであるから、骨組織と同じ支持組織に分類されると考えると覚えやすい。


問題2 【解答】 4 【解剖】p.132,133
【解説】
心嚢とは心臓を包む嚢(ふくろ)であり、心臓と心嚢の間の心膜腔は心膜液で満たされ、周辺臓器を接触させずに心臓の運動を円滑にしている。心嚢は漿膜性心膜臓側板と線維性心膜より構成される。
急性心膜炎や心臓表面の血管からの出血などにより、密閉された空間である心膜腔に心膜液や血液が充満することで内圧が高まり、心臓の拍動が抑制される状態を心タンポナーデとよぶ。


問題3 【解答】 2,4 【解剖】p.160,242-244
【解説】
唾液腺は小唾液腺と大唾液腺に大別され、分泌物の性状により漿液腺、粘液腺、そしてそれら2つを含む混合腺の3つに区分される。
大唾液腺には舌下腺、顎下腺、耳下腺の3つがあり、舌下腺、顎下腺は顔面神経支配、耳下腺は舌咽神経支配により支配される。また舌下腺、顎下腺は混合腺、耳下腺は漿液腺のみ(純漿液腺)である。



来週も、解剖学より出題致します。


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今週の問題#11

2015-10-13 10:02:06 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。


先週から、今年度の「第1回ジャパン模試」より出題しております。

今週も必修問題で、運動学、リハビリテーション医学、
外科学概論、整形外科学の必修問題です。


問題1 2軸性関節はどれか。
 1. 蝶番関節
 2. 顆状関節
 3. 臼状関節
 4. 平面関節

問題2 バーセル指数に含まれないのはどれか。
 1. コミュニケーション
 2. 階段昇降
 3. 車いすからベッドへの移動
 4. 入 浴

問題3 ショックの症状でないのはどれか。
 1. 顔面蒼白
 2. 虚 脱
 3. 熱 感
 4. 呼吸不全

問題4 関節リウマチの症状でないのはどれか。
 1. 朝のこわばり
 2. スワンネック変形
 3. へバーデン結節
 4. ボタン穴変形


問題1 【解答】 2 【運動】p.30,31
1軸性関節:蝶番関節(腕尺関節など)、らせん関節(距腿関節など)、車軸関節(正中環軸関節など)
2軸性関節:顆状関節(環椎後頭関節など)、鞍関節(第1指手根中手関節など)
多軸関節:球関節(肩関節など)、臼状関節(股関節)、平面関節(椎間関節など)、半関節(仙腸関節)


問題2 【解答】 1 【リハ】p.77-79
コミュニケーションが含まれるのは、機能的自立度評価法(FIM:functional independence measure)である。


問題3 【解答】 3 【外科】p.52
ショックの症状(5P徴候)は顔面蒼白、虚脱、冷汗、脈拍触知不可、呼吸不全である。


問題4 【解答】 3 【整形】p.101-105
手指の変形性関節症は、遠位指節間(DIP)関節が変形する(へバーデン結節)ものが多い。
関節リウマチではPIP・MP関節に腫脹がみられ、DIPに症状は出ない。



来週からは、一般問題の主要3科目をメインに出題していきます。


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今日の問題#10

2015-10-06 10:04:09 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。


先週から、今年度の「第1回ジャパン模試」より出題しております。

今週も必修問題で、病理学、衛生学・公衆衛生学、関係法規、一般臨床医学です。



問題1 蓄膿で正しいのはどれか。
 1. 肉芽腫を形成する。
 2. フィブリンが析出する。
 3. 体腔に多量の好中球が浸潤する。
 4. 粘液分泌の亢進が著しい。

問題2 医療事故防止の方策で重要なのはどれか。
 1. パターナリズムの確立
 2. 注射針のリキャップ
 3. 個人の過失責任の追及
 4. リスク・マネージメントの構築

問題3 柔道整復師の消極的資格要件はどれか。
 1. 厚生労働大臣の行う国家試験に合格すること。
 2. 懲役以上の刑に処せられたもの。
 3. 成年被後見人である。
 4. 麻薬、大麻又はあへんの中毒者である。

問題4 体温測定の結果、37.0℃以上を持続し、低い時でも平熱にならず、日内変動が1℃以上であった。
 考えられる疾患はどれか。
 1. 髄膜炎
 2. 膠原病
 3. 肺 炎
 4. マラリア


問題1 【解答】 3 【病理】p.67
蓄膿は滲出性炎のうち、化膿性炎に分類され、体腔に多量の好中球が浸潤する。化膿性炎には亜型があり、例えば限局性の好中球浸潤を膿瘍といい、皮下脂肪組織などに多発性微小膿瘍を形成する化膿性炎は蜂窩織炎(蜂巣炎)と称される。
1. 肉芽腫を形成する炎症は肉芽腫性炎とよばれ、類上皮細胞の出現を特徴とする。代表的な疾患に結核、梅毒、ハンセン病、サルコイドーシスなどがある。
2. フィブリンの析出を特徴とするのは線維素性炎であり、滲出性炎に含まれる。線維素性炎は臓器の被膜の炎症やジフテリアで生じ、膠原病の初期変化として出現することもある。
4. 粘液の分泌が著しい粘膜の炎症はカタル性炎とよばれ、これも滲出性炎に分類される。


問題2 【解答】 4 【衛生】p.238
1. パターナリズム:治療等すべてを医師に委ねること。患者は黙って医師の言うことに従うこと。
2. 注射針のリキャップは針刺し事故のもとなので禁止されている。
3. 個人の過失責任の追及だけでは同じ事故が繰り返されることになる。
4. 医療事故が起こりにくいシステムを構築すること。


問題3 【解答】 4 【法規】p.8
柔道整復師の消極的資格要件には麻薬、大麻又はあへんの中毒者、罰金以上の刑に処せられたものなどがあり、厚生労働大臣の行う国家試験に合格することは積極的資格要件である。


問題4 【解答】 2 【臨床】p.54
熱型からすると弛張熱である。これは膠原病でみられる。
1.3. 腸チフス、肺炎、髄膜炎では、体温が持続的に高く、1℃以内の日内変動である。稽留熱である。
4. 周期的発熱、有熱期と無熱期が不規則に繰り返す。



必修問題ということもあり、比較的基本的なものばかりですね。

来週は運動学、リハビリテーション医学、外科学、整形外科学の必修問題です。


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今日の問題#9

2015-09-29 10:01:17 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。


今週から、今年度の「第1回ジャパン模試」より出題していきます。

まずは、解剖学・生理学・柔道整復学の必修問題です。


問題1 大腿三角を構成するのはどれか。
 1. 大腿筋膜張筋
 2. 縫工筋
 3. 大内転筋
 4. 薄 筋

問題2 神経細胞でないのはどれか。
 1. 星状膠細胞
 2. 杆状体細胞
 3. プルキンエ細胞
 4. アマクリン細胞

問題3 後療法で正しいのはどれか。
 1. 神経炎の急性期は早期に手技療法を施す。
 2. 固定を開始した直後より開始する。
 3. 関節拘縮は対象とならない。
 4. 弱体化した身体には比較的強刺激を加える。

問題4 膝関節外側部に圧痛を認めるのはどれか。
 1. ブラント(Blount)病
 2. オスグッド・シュラッター(Osgood-Schlatter)病
 3. 後十字靭帯損傷
 4. 腸脛靭帯炎


問題1 【解答】 2 【解剖】p.112,289
大腿三角はスカルパ三角ともよばれ、鼡径靭帯、縫工筋、長内転筋に囲まれた部位である。生体ではややくぼんでおり、三角形内には大腿動脈・静脈、大腿神経が通過している。さらに深部には大腿骨頭があるなど、体表解剖の指標となる。


問題2 【解答】 1 【生理】p.201
1. 星状膠細胞:グリア細胞の一つ。
2. 網膜の視細胞で杆状体細胞と錐状体細胞がある。
3. プルキンエ細胞:小脳に存在する。
 注 プルキンエ線維は特殊心筋
4. アマクリン細胞:網膜にあり、視細胞のほか、水平細胞・双極細胞・網膜神経節細胞がある。


問題3 【解答】 2 【柔理】p.101
後療法は損傷組織を回復させるにあたり、手技・運動・物理療法を駆使し早期に患者を社会復帰させる方法である。
1. 神経炎急性期は手技療法での禁忌。
3. 拘縮は後療法対象となる。
4 .沈滞した生体機能には比較的弱い刺激で対応する。


問題4 【解答】 4 【柔理】p.395-399
大腿筋膜張筋は上前腸骨棘を起始とし、腸脛靭帯へ移行して脛骨外側顆上端部に付着する。
ランニングなどの膝関節屈伸動作により大腿骨外顆との摩擦が生じるため、膝関節外側部に圧痛を認める。



一度受験された方も、復習になったのではないでしょうか。

来週も必修問題を掲載する予定です。


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今日の問題 #8

2015-09-22 10:04:21 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。


今週は、昨年度「ジャパン模試」の全3回の中から
「柔道整復学理論」より、易しい図式・画像問題が2問です。


問題1 腱断裂の徒手検査はどれか。
 

問題2 25歳の男性。1か月前頃より、右頸肩部がだるく重い感じがすると訴える。職業はデスクワークで、1日8時間以上パソコン作業をしている。
右上肢に感覚異常、筋力低下、巧緻運動障害は認められない。また、上肢の深部腱反射も正常であった。右上肢を下方に引っ張ると、写真(別冊No.1)の様な所見が得られた。右上肢を下方に牽引した時のX線画像を示す。
最も考えられるのはどれか。
  
 1.肩関節脱臼
 2.頸椎椎間板ヘルニア
 3.胸郭出口症候群
 4.動揺性肩関節


問題1 【解答】2 【柔理】p.433-438
1. ラックマンテストは、前十字靭帯損傷の検査である。
2. トンプソンテストはアキレス腱断裂の検査である。
3. フィンケルシュタインテストは、ド・ケルバン病の検査である。
4. ヤーガソンテストは、上腕二頭筋長頭腱炎の検査である。


問題2 【解答】4 【柔理】p.296
サルカス徴候(sulcus sign)は、患側上肢を下方に引き下げると、肩峰と骨頭との間に間隙が生じ、体表上からも陥凹として認められる、動揺性肩関節(loose shoulder)に出現する徴候である。
動揺性肩関節は、あらゆる方向に動揺性が認められることがあるが、臨床症状を伴う不安定性は、主に下方である。臨床症状は、下垂位で物を持つ動作時の肩の痛み、だるさ、易疲労感などを訴える。肩関節のみならず、上肢全体のだるさ、しびれ、肩甲骨周囲の痛み、肩こり、頸部痛などを訴えることもある。治療として肩甲骨周囲の筋を鍛える運動を指導する。



来週からは、今年度7月に実施致しました
「第1回ジャパン模試」より出題していきます。


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今日の問題 #7

2015-09-15 10:04:03 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。


今週も、昨年度「ジャパン模試」の全3回の中から
全国正答率70%以上の問題を出題致します。

本日は、「生理学」より3問です。


問題1 抵抗血管はどれか。
 1.大動脈
 2.細動脈
 3.毛細血管
 4.大静脈

問題2 基礎代謝量で正しいのはどれか。
 1.一般に男子に比べて女子の方が高い。
 2.甲状腺ホルモンにより低下する。
 3.寒冷に適応し基礎代謝量は低くなる。
 4.乳児期の体表面積あたりの基礎代謝量は高い。

問題3 正しい組合せはどれか。
 1.コルチ器 ――― 味 覚
 2.卵形嚢 ―――― 嗅 覚
 3.球形嚢 ―――― 加速度
 4.膨大部稜 ――― 聴 覚


問題1 【解答】2 【生理】p.50
1. 大 動 脈:弾性血管
3. 毛細血管:交換血管
4. 大 静 脈:容量血管


問題2 【解答】4 【生理】p.112
1. 筋量の多い男子の方が高い。
2. 甲状腺ホルモンの代謝促進作用により高くなる。
3. 体温維持のため非ふるえ熱産生が増大し高くなる。
4. 体積が小さいと体表面積あたりの放熱量が高いので、その分基礎代謝量は高くなる。逆に体積が大きいと、体表面積あたりの放熱量は小さくなり基礎代謝量は低くなる。→ 太って 体積が大きいと暑がりとなる。
参考 ゾウは放熱のために大きい耳を持ち、毛も少ない(体積が三乗に比例するのに対し、面積が二乗に比例するため)。


問題3 【解答】 3 【生理】p.311
1. コルチ器:聴覚
2.3.4. 卵形嚢・球形嚢・膨大部稜:加速度



来週も同程度の難度で、「柔道整復学理論」を出題致します。


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今日の問題 #6

2015-09-08 10:03:47 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。


今週は、昨年度「ジャパン模試」の全3回の中から
全国正答率70%以上の問題を出題致します。

先週までに比べ、やや難易度は上がりますが
まだまだこれらが解けなくては合格はみえてきません。

本日は、「解剖学」より4問です。


問題1 内頸動脈の枝はどれか。
 1.舌動脈
 2.眼動脈
 3.顎動脈
 4.顔面動脈

問題2 胃の粘膜上皮を構成するのはどれか。
 1.重層扁平上皮
 2.単層立方上皮
 3.単層円柱上皮
 4.多列上皮

問題3 立位で最も高位にあるのはどれか。
 1.顆間隆起
 2.腓骨頭
 3.膝蓋骨底
 4.脛骨粗面

問題4 下肢の内側で触察できるのはどれか。2つ選べ。
 1.大転子
 2.腓骨頭
 3.載距突起
 4.舟状骨粗面



問題1 【解答】2 【解剖】p.135-137
眼動脈以外の動脈は全て外頸動脈の枝である。


問題2 【解答】3 【解剖】p.9
各上皮と該当する身体部位
1.重層扁平上皮:皮膚の表皮、口腔、食道、肛門管
2.単層立方上皮:甲状腺の腺上皮
3.単層円柱上皮:胃腸の粘膜上皮
4.多 列 上 皮 :気道上皮


問題3 【解答】3 【解剖】p.51-53
顆間隆起は脛骨の最上端に位置し、腓骨頭も腓骨の最上端であるが、腓骨は脛骨の外側で膝関節面よりもやや下方に位置しているため、顆間隆起の方が高位に位置する。膝蓋骨底は膝蓋骨の上縁であり、膝蓋骨関節面は大腿骨のみに存在し脛骨にはない。したがって膝蓋骨は脛骨よりも高位にあるため、膝蓋骨底は最も高位に存在する。


問題4 【解答】3,4 【解剖】p.51-54
載距突起は踵骨の内側に位置し、内果の下方にて触知できる。舟状骨粗面はそのやや遠位にあり、後脛骨筋の停止部となっている。



来週も同程度の難度で、「生理学」を出題致します。


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今日の問題 #5

2015-09-01 10:01:24 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

今日から9月ですが、まだまだ残暑というには
暑すぎる日が続いていますね。



今週も、昨年度「ジャパン模試」の全3回から
全国正答率90%以上の問題を出題致します。

本日は、「柔道整復学理論」の長文(臨床)問題より3問です。


問題1 45歳の男性。運送業。腰部に手をあて、杖を付いて来所した。柔道整復師は次のような面接を行った。
柔道整復師 「腰が痛いのですか。」
患    者 「はい。」
柔道整復師 「座れますか。」
患    者 「はい。」
柔道整復師 「いつから痛いのですか。」
患    者 「昨日からです。」
柔道整復師 「重い物を持ったのですね。」
患    者 「はい。」
柔道整復師 「わかりました。では施術を
行います。」
患    者 「あの、実は足のしびれも
あるのですが。」
 この医療面接から読み取れるのはどれか。
 1.患者の訴えを充分に引き出している。
 2.患者に対して充分な説明ができている。
 3.閉ざされた質問が多く使われている。
 4.主訴をまとめて患者に確認している。


問題2 48歳の男性。ヘビースモーカーである。左手背尺側から小指にかけて、しびれを感じ来所した。肘を屈曲するとしびれは増悪する。最近はシャツのボタンがかけにくいという。
 7歳の時に手を衝いて転倒し、左肘を骨折したことがある。
 考えられるのはどれか。
 1.デュプイトラン拘縮
 2.遅発性尺骨神経障害
 3.ギヨン管症候群
 4.手根管症候群


問題3 15歳の女子。以前から運動時に膝に痛みと違和感があったという。最近になって痛みが強くなり、また膝関節の屈伸時に膝で何か引っかかる感じがすると訴え来所した。
 原因について質問しても特に思い当たることはないという。膝蓋骨内下縁に圧痛があり、他動的に膝関節を屈伸させるとクリックを触知した。
 最も考えられるのはどれか。
 1.膝蓋骨関節軟骨の軟化
 2.習慣性膝蓋骨脱臼
 3.膝蓋内側滑膜ヒダによるタナ障害
 4.膝蓋下脂肪体の炎症


問題1 【解答】3 【柔理】p.87,88
評価には信頼性、妥当性、確実性が必要である。この面接では、運送業と腰部の痛みという情報から疾患を施術者が決定した面接である。そのため、閉ざされた質問(閉鎖型質問)中心となっており多くの情報を得ることができない。これに対し、開かれた質問(開放型質問)では患者が自由に話すことができ、多くの情報を得ることができる。
さらに、患者に対して主訴をまとめて確認をしていないことから下肢のしびれを看過していた。また、問診において患者が楽な姿勢を保てる様に配慮することも重要である。


問題2 【解答】2 【柔理】p.307,313,315
左手背尺側のしびれがあること、肘の屈曲(肘関節屈曲テスト)にてしびれの増悪、巧緻機能低下より肘部管症候群が考えられる。小児の頃に肘の骨折の既往があることから、選択肢2.の遅発性尺骨神経障害が考えられる。
1. デュプイトラン拘縮は手指の屈曲障害を起こすが、感覚異常は起こらない。
3. 手背尺側の感覚異常があることからギヨン管症候群は除外される。
4. 手根管症候群は正中神経障害のため、感覚領域が異なることから除外できる。


問題3 【解答】3 【柔理】p.400
本症は「クリック」、「引っかかり感」、「膝蓋骨内下縁の圧痛」などからタナ障害が疑われる。タナ障害は関節内に存在する滑膜ヒダが膝関節の屈伸に伴い、膝蓋骨と大腿骨内側顆との間に挟まり肥厚する。滑膜ヒダは膝蓋上滑膜ヒダ、膝蓋下滑膜ヒダ、膝蓋内側滑膜ヒダ、膝蓋外側滑膜ヒダの4つが存在するが、最も頻度が高いのは膝蓋内側滑膜ヒダである。
1.膝蓋軟骨軟化症、2.習慣性膝蓋骨脱臼、4.膝蓋下脂肪体炎(Hoffa病)ではそれぞれ疼痛部位など類似する点もあるが、「クリック」や「引っかかり感」は認めない。



来週は、少しだけ難易度を上げて「解剖学」より出題致します。


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