柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格

「ジャパン国試合格」による講習会や模擬試験の案内等

今週の問題です。

2016-10-27 08:00:00 | 柔道整復師国家試験対策校

おはようございます、西澤です。

来月、専門学校3年生の皆様は「実技認定試験」が実施されますね。

 不安などあるかと思いますが、堂々と自信を待って受けてきてください。応援しています。

 さて、先週、今週と解剖学から出題してきました。

 11月は生理学から問題をだしていきますね。

 

 

問題1 心嚢を構成するのはどれか。

1. 心筋層と心外膜

2. 心外膜と漿膜性心膜臓側板

3. 心外膜と漿膜性心膜壁側板

4. 漿膜性心膜壁側板と線維性心膜

 

問題2 正しいのはどれか。

1. 脾動脈は腹腔動脈の枝である。

2. 総肝動脈は上腸間膜動脈の枝である。

3. 右結腸動脈は下腸間膜動脈の枝である。

4. 上直腸動脈は内腸骨動脈の枝である。

 

問題3 血液循環ルートとして右心房への戻りが最も早いのはどれか。

1. 奇静脈

2. 半奇静脈

3. 小伏在静脈

4. 大伏在静脈

 

 

問題1 【解答】 4 【解剖】p.132,133        

心嚢とは心臓を包む嚢(ふくろ)であり、心臓と心嚢の間の心膜腔は心膜液で満たされ、周辺臓器を接触させずに心臓の運動を円滑にしている。心嚢は漿膜性心膜臓側板と線維性心膜より 構成される。

急性心膜炎や心臓表面の血管からの出血などにより、密閉された空間である心膜腔に心膜液や血液が充満することで内圧が高まり、心臓の拍動が抑制される状態を心タンポナーデとよぶ。

 

問題2 【解答】  【解剖】p.140-143        

腹腔に存在する消化器系臓器への血流は腹大動脈から分枝する3本の臓側枝により供給される(腹腔動脈・上腸間膜動脈・下腸間膜動脈)。腹腔動脈は腹大動脈の臓側枝であり、枝は3つ。脾動脈、左胃動脈、総肝動脈である。

腹腔動脈は横隔膜の直下から分枝するため、その枝の行き先は横隔膜の直下に存在する臓器へ向かうことを考えると、脾臓、胃、肝臓というキーワードを覚えやすくなる。上腸間膜動脈は腹大動脈より右側へ分布しながら広い範囲に血液を供給する。選択肢3.の右結腸動脈とは右側の結腸、すなわち上行結腸へ分布するものである。

また“下腸間膜動脈は下行結腸から直腸上部までを栄養する。”、“直腸中部以下は内腸骨動脈により血液供給される。”という2つのキーワードを覚えておくと、動脈の分布領域を覚えるのに役立つ。

 

問題3 【解答】  【解剖】p.146,147        

奇静脈を流れる血液は、上大静脈を経て右心房に注ぐ。

1.2. 後胸壁で奇静脈は脊柱の右側を走り、半奇静脈は左側を走る。半奇静脈は第9胸椎の高さで脊柱を横切り奇静脈に入る。

3.4. 小伏在静脈、大伏在静脈は下肢の皮静脈の名称である。

 

 

 

柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格
 http://jkokushi.jp/

 

 


今週の問題です。

2016-10-20 08:00:00 | 柔道整復師国家試験対策校

おはようございます、西澤です。

投稿が久しぶりになってしまい申し訳ありません。

今週からまた始めていきますのでよろしくお願いします。

 

10月になりだいぶ涼しくなりましたが、受験生の皆様は体調を崩されていませんか?

季節の変わり目ですので体調管理には十分お気をつけてください。

 

さて、今月は解剖学から出題していきます。問題を解いてみて不安になられてしまった方は、よく見直しをしてくださいね。

国試合格へ応援しています。

 

問題1 舌骨下筋群でないのはどれか。

1. 顎舌骨筋

2. 胸骨舌骨筋

3. 胸骨甲状筋

4.甲状舌骨筋

 

問題2 橈骨粗面に停止するのはどれか。

1. 上腕筋

2. 上腕二頭筋

3. 上腕三頭筋

4. 烏口腕筋

 

問題3 股関節の内転作用を持つのはどれか。

1. 梨状筋

2. 上双子筋

3. 外閉鎖筋

4. 内閉鎖筋

 

 

問題1 【解答】  【解剖】p.78,79         

筋の名称には起始と停止の位置や形態、作用を示す手がかりがあるものが多い。選択肢の筋名に示される付着部の指標は、「(下)顎」、「舌骨」、「胸骨」、「甲状(軟骨)」である。舌骨下筋群とは舌骨の下にある筋を指すので、顎舌骨筋はそれよりも 上方に存在する筋だと考えることができる。

 

問題2 【解答】  【解剖】p.96           

1. 上腕筋の停止  :尺骨粗面

3. 上腕三頭筋の停止:肘頭

4. 烏口腕筋の停止 :上腕骨体

 

問題3 【解答】  【解剖】p.109,111,112      

選択肢の筋は全て股関節外旋作用を持ち、下双子筋、大腿方形筋を含め外旋6筋とよばれることがある筋である。

その中で外閉鎖筋は、起始と停止の位置関係から大腿の内転筋にも属し、内転作用を有している(解剖学教科書)。また、本来は起始と停止の位置関係から、大腿方形筋も内転作用を有する(運動学教科書)。

 

 

柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格
 http://jkokushi.jp/