柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格

「ジャパン国試合格」による講習会や模擬試験の案内等

今日の問題⑱

2014-11-25 10:05:21 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の柔道整復学理論より
基本的な臨床問題を2問出題致します。



【問題1】 40歳の男性。公園で子供とかけっこをしている最中に左踵部に激しい叩打感を認めた。疼痛は強くなかったが、歩行が困難となり接骨院に来所した。踵骨隆起部より約3cm近位に陥凹が触知され、トンプソンテストは陽性であった。
この疾患で正しいのはどれか。
1. 長趾屈筋・後脛骨筋の代償作用により、つま先立ちは可能となる。
2. 完全断裂時ではpop音を聴取することが多い。
3. 膝関節・足関節軽度屈曲位で固定する。
4. 固定範囲は下腿近位端部から足MP関節手前までとする。


【問題2】 17歳の男性。野球部の練習中に隣で素振りをしていた選手のバッドが右上腕部に当たり受傷した。X線所見では異常はみられなかった。手関節・手指MP関節・母指の伸展と母指の外転が不能である。
考えられる症状はどれか。
1. tear drop outlineがみられる。
2. 下垂手がみられる。
3. 鷲手変形がみられる。
4. フローマン徴候陽性



【問題1 解答】 2
【解説】
本症はアキレス腱断裂が疑われる。中高年に受傷頻度が高く、これは腱の変性が関与していると示唆されている。
1.長趾屈筋、長母趾屈筋、後脛骨筋により足関節の屈曲は可能だが、つま先立ちは不能となる。
3.4.大腿中央から足MP関節手前まで膝関節軽度屈曲,足関節最大屈曲位で固定する。


【問題2 解答】 2
【解説】
発生機序、運動障害より橈骨神経障害が疑われる。
1.tear drop outlineは正中神経麻痺でみられる。
3.鷲手変形は尺骨神経麻痺でみられる。
4.フローマン徴候陽性は尺骨神経麻痺でみられる。



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今日の問題⑰

2014-11-18 10:03:53 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の必修問題より
解剖学・外科学概論・整形外科学をぞれぞれ1問ずつ出題致します。



【解剖・問題1】 正中神経の皮神経分布領域はどれか。
1. 示指末節部背側
2. 示指基節部背側
3. 小指末節部掌側
4. 小指基節部掌側


【外科・問題2】 創傷治癒を遅延させる局所因子となるのはどれか。
1. 貧 血
2. ステロイド
3. 低栄養
4. 血流障害


【整形・問題3】 骨肉腫の転移を最も生じやすい部位はどれか。
1. 脳
2. 肺
3. 腎 臓
4. 肝 臓



【問題1 解答】 1
【解説】
示指、中指の中節部、末節部は掌側、背側共に正中神経の固有知覚領域である。


【問題2 解答】 4
【解説】
1.2.3.創傷治癒を遅延させる全身的因子となる。


【問題3 解答】 2
【解説】
骨肉腫は高率に肺転移をきたし、転移による腫瘍をコントロールできるかが生命予後に大きく影響する。



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今日の問題⑯

2014-11-11 10:01:51 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の必修問題より
関係法規・リハビリテーション医学・一般臨床医学をそれぞれ1問ずつ出題致します。



【法規・問題1】 成文法はどれか。
1. 憲 法
2. 慣習法
3. 判例法
4. 条 理


【リハ・問題2】 坐位で膝関節伸展が完全にできる最低レベルの筋力はどれか。
1. good
2. fair
3. poor
4. trace


【臨床・問題3】 筋の痙直がみられる疾患はどれか。
1. 進行性筋ジストロフィー
2. 重症筋無力症
3. パーキンソン病
4. 錐体路障害



【問題1 解答】 1
【解説】
成文法は条文化された法であり、憲法、法律などである。一方、不文法では法的効力はあるが条文化されていないものである。不文法は慣習法、判例法、条理の3つである。


【問題2 解答】 2
【解説】
座位で膝関節伸展を行うには重力に抗して完全に運動ができる筋力3(fair)以上が必要となる。


【問題3 解答】 4
【解説】
痙直は筋トーヌスが亢進した状態で、折りたたみナイフ現象として現れることがある。
脳卒中などの錐体路障害でみられ、同時に腱反射は亢進する。パーキンソン病を代表とする錐体外路疾患では筋強剛がみられる。



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冬期&日曜講習会「早期セット申込割引」のお知らせ

2014-11-06 10:03:39 | 各講習会のお知らせ
おはようございます、佐藤です。

11月になり、秋から冬へとだんだんと寒さが増してきましたね。

この時期は思うように得点が伸びず、悩むことも多くなると思います。

しかし焦らずいつものペースを崩さないことが、
これから先、年内に合格ラインに乗れるかどうかのポイントになります。

受験生のみなさん、どうか辛抱強く頑張ってください。



さて、ジャパン国試合格では来月12月の下旬から「冬期集中講座」、
来年1月中旬から「日曜講習会」を開講予定
でございます。

各講習の内容につきまして、まだリーフレット等は配布しておりませんが
こちらでは先にお得なセット割引のご案内をさせていただきます。


「冬期集中講座」
・平成26年12月25日(木)、26日(金)、27日(土)、28日(日)
・10:00 ~ 16:15
・柔道整復学理論、解剖学、生理学、臨床系科目
・47,500円(税込)

「日曜講習会」
・平成27年1月11日(日)、18日(日)、25日(日)
       2月 1日(日)、15日(日)
・10:00 ~ 16:15
・柔道整復学理論、解剖学、生理学、臨床系科目
・67,000円(税込)



11月25日(火)までに、「冬期集中講座」と「日曜講習会」の
両方をお申し込みされた方限定
で、通常価格114,500円のところ
100,000円(税込)とさせていただきます!!

どちらも定員(約30名)になり次第、締め切りとなりますので
ぜひお早目にお申し込みくださいませ。

 Tel 03-5287-6301


各講習会の詳細は、後日HPにて掲載致します。

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今日の問題⑮

2014-11-04 10:02:36 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の必修問題より
運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学をそれぞれ1問ずつ出題致します。



【運動・問題1】 ローテータカフのうち、肩関節の内旋に作用する筋はどれか。
1. 肩甲下筋
2. 棘上筋
3. 棘下筋
4. 小円筋


【病理・問題2】 肉芽腫の形成を特徴とするのはどれか。
1. 漿液性炎
2. 化膿性炎
3. 出血性炎
4. 特異性炎


【衛生・問題3】 医療事故で正しいのはどれか。
1. 医療行為の失敗を医療過誤という。
2. 防止には医療従事者の能力向上が唯一である。
3. ヒヤリ・ハット事例とは軽い医療過誤を指す。
4. 院内感染の防止対策は医療事故の防止につながる。



【問題1 解答】 1
【解説】
1.肩甲下筋は、肩関節の水平屈曲と内旋に作用する。
2.棘上筋は肩関節の外転に作用するがその作用は弱く、骨頭を関節窩に固定する役割を持つ。
3.4.棘下筋と小円筋は肩関節の水平屈曲と外旋に作用するが、外旋作用は菱形筋によって肩甲骨が固定されていることが前提となって起こる。


【問題2 解答】 4
【解説】
肉芽腫の形成を特徴とする炎症は特異性炎で、増殖性炎の特殊型に位置づけられる。特異性炎には結核、梅毒、ハンセン病、サルコイドーシス等が分類されている。病理組織学的には類上皮細胞の出現がみられる。漿液性炎は血漿成分、化膿性炎は好中球(白血球の一種)及び出血性炎は血液成分の滲出を主体とする滲出性炎である。


【問題3 解答】 4
【解説】
1.医療行為の失敗は医療事故の一類型で、医療過誤とは異なる。医療行為の失敗とは最善をつくしたが病状が悪化するなどのこと。
2.要因として、医療の高度化など医療供給体制の問題や患者の高齢化などがある。→ 安全管理や勤務体制また業務の二重チェックなど事故が起こらない仕組みにする。
3.患者への被害がない場合に限る。医療過誤ではない。



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