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柔道整復師国家試験対策校 ジャパン国試合格

「ジャパン国試合格」による講習会や模擬試験の案内等

今日の問題25

2015-01-13 10:04:21 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は、平成26年度「第2回ジャパン模試」の必修問題
関係法規、リハビリテーション医学、一般臨床医学より
それぞれ1問ずつ問出題致します。



【問題1】 柔道整復師名簿を備えるのはどれか。
1. 厚生労働省
2. 都道府県
3. 施術所
4. 保健所


【問題2】 身体計測で正しいのはどれか。
1. 上肢長には橈骨茎状突起が用いられる。
2. 前腕長の計測は前腕中間位で行う。
3. 棘果長は上前腸骨棘から外果までの長さである。
4. 上腕周径は肘頭から上10cmの部位を計測する。


【問題3】 急性虫垂炎の腹部圧痛点はどれか。
1. ブルンベルグ徴候
2. ボアス点
3. マクバーニー点
4. 小野寺点



【問題1 解答】 1
【解説】
柔道整復師名簿は厚生労働大臣が柔道整復師の身分を把握し監督を行う基礎となるものであり、厚生労働省(指定登録機関)がこれを備える。


【問題2 解答】 1
【解説】
2. 前腕回外位で行う。
3. 棘果長は、上前腸骨棘から内果までの長さである。転子果長は、大転子から外果までの長さである。
4. 上腕二頭筋の最大隆起部で計測する。


【問題3 解答】 3
【解説】
マクバーニー点は右上前腸骨棘と臍とを結ぶ直線上で、右腸骨棘から約5cmの点である。虫垂炎の圧痛点は他にムンロー点があり、右上前腸骨棘と臍を結ぶ直線と、腹直筋の外線との交叉する部位をさす。
1. ブルンベルグ徴候は、腹膜刺激症状で、腹部を手で圧迫した時よりも手を離した時に痛みが強く感じられる症状である。
2. ボアス点は消化性潰瘍の圧痛点で、第10~12胸椎棘突起の側方3cm以内に出現する。胃潰瘍では左側に現れる。
4. 小野寺点は消化性潰瘍の圧痛点で、殿部に出現する。



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今日の問題24

2015-01-06 10:02:56 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

今年最初の問題は、平成26年度「第2回ジャパン模試」の必修問題
運動学、病理学概論、衛生学・公衆衛生学より1問ずつ問出題致します。



【問題1】 足部の外がえしにおける足部の動きの組合せで正しいのはどれか。
1. 背屈・回内・外転
2. 背屈・回外・内転
3. 背屈・回外・外転
4. 背屈・回内・内転


【問題2】 炎症の分類と疾患名との組合せで正しいのはどれか。
1. 実質性炎 ―――― 結 核
2. 滲出性炎 ―――― 膿 瘍
3. 増殖性炎 ―――― 劇症型肝炎
4. 特異性炎 ―――― 肝硬変


【問題3】 飲料水の消毒に用いるのはどれか。
1. 塩 素
2. エタノール
3. 両性界面活性剤
4. 過酢酸



【問題1 解答】 1
【解説】
足部の外がえしにおける足部の運動は背屈・回内・外転である。
内がえしは足部の底屈・回外・内転である。


【問題2 解答】 2
【解説】
膿瘍は滲出性炎の一型である化膿性炎に分類され好中球の滲出を主体とする。化膿性炎には膿瘍の他に、蓄膿症、蜂巣炎(蜂窩織炎)が含まれる。
1. 実質性炎は、主に実質性臓器に発症し、組織の変性や壊死等の傷害が目立つので変質性炎ともよばれ、劇症型肝炎などが該当する。
3. 増殖性炎は通常の(非特異性の)肉芽組織や線維の増生を主体とする炎症で代表的なものに肝硬変や間質性肺炎がある。
4. 特異性炎は類上皮細胞の出現を特徴とする特異な肉芽腫を形成する炎症で結核、梅毒、ハンセン病などが代表的である。


【問題3 解答】 1
【解説】
飲料水へ用いる消毒は塩素である。過程としては、沈殿 → ろ過 → 塩素消毒の順番で行う。



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今日の問題23

2014-12-30 10:03:36 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

今年最後の問題は、先週同様、今月実施致しました平成26年度「第2回ジャパン模試」の
必修問題より1問ずつ、解剖学・生理学・柔道整復学理論を問出題致します。



【問題1】 内頸動脈の枝はどれか。
1. 舌動脈
2. 眼動脈
3. 顎動脈
4. 顔面動脈


【問題2】 水溶性ホルモンはどれか。
1. 甲状腺ホルモン
2. プロゲステロン
3. アドレナリン
4. 糖質コルチコイド


【問題3】 小児に好発する骨折はどれか。
1. 上腕骨外科頚骨折
2. コーレス(Colles)骨折
3. 上腕骨外顆骨折
4. 椎体圧迫骨折



【問題1 解答】 2
【解説】
眼動脈以外の動脈は全て外頸動脈の枝である。


【問題2 解答】 3
【解説】
水溶性のホルモン:ペプチド系ホルモンすべてとアミノ酸誘導体ホルモン(甲状腺ホルモンを除く)
1. アミノ酸誘導体だが脂溶性ホルモン
2.4. ステロイド系ホルモンで脂溶性ホルモン


【問題3 解答】 3
【解説】
小児に好発する骨折は上腕骨外顆骨折以外に、上腕骨顆上骨折、上腕骨内側上顆骨折が挙げられる。



それではみなさん、今年度ははだ終わりませんが
今年も1年ありがとうございました。

良いお年をお迎えください。


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今日の問題22

2014-12-23 10:01:36 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日も引き続き、先日実施致しました平成26年度「第2回ジャパン模試」の
必修問題より1問ずつ、解剖学・生理学・柔道整復学理論を出題致します。



【問題1】 大脳基底核に属さないのはどれか。
1. 脳 梁
2. 尾状核
3. 淡蒼球
4. 被 殻

【問題2】 血圧を下げる作用があるのはどれか。
1. ノルアドレナリン
2. 心房性ナトリウム利尿ペプチド
3. アンジオテンシンⅡ
4. バゾプレッシン


【問題3】 骨折の治癒過程で正しいのはどれか。
1. 骨折端の骨が壊死に陥ることはない。
2. 仮骨の量は骨折部の安定性に関与しない。
3. 長管骨の屈曲骨折では骨折部の圧迫側に仮骨が多量に発生する。
4. 小児では捻転転位が自家強制される。



【問題1 解答】 1
【解説】
大脳基底核とは大脳の深部の大脳髄質中にある灰白質であり、尾状核、レンズ核(被殻と淡蒼球)などに分類される。また、尾状核と被殻は発生学上および機能的に似ているので両者を合わせて線条体とよぶ。
脳梁は大脳髄質にある代表的な交連線維である。


【問題2 解答】 2
【解説】
心房性ナトリウム利尿ペプチド(ANP):血圧が高いと分泌される。


【問題3 解答】 3
【解説】
1. 骨折時に骨折端の骨は壊死に陥る。
2. 仮骨の量は骨折部の安定性に関与し、一般に骨折部が不安定なほど仮骨量が多くなる。
4. 捻転転位は自家強制されない。



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今日の問題21

2014-12-16 10:04:58 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は、先日実施致しました平成26年度「第2回ジャパン模試」の
必修問題から1問ずつ、解剖学・生理学・柔道整復理論を問出題致します。



【問題1】 大腿骨に存在するのはどれか。
1. 内側上顆
2. 顆間隆起
3. 小結節
4. 鈎突窩


【問題2】 受動輸送はどれか。
1. エンドサイトーシス
2. エクソサイトーシス
3. 拡 散
4. ナトリウムポンプ


【問題3】 異常可動性を証明しやすい骨折はどれか。
1. 関節付近での骨折
2. 長骨の完全骨折
3. 噛合骨折
4. 骨膜下骨折



【問題1 解答】 1
【解説】
2. 顆間隆起は脛骨に存在する。
3. 小結節は上腕骨に存在する。
4. 鈎突窩は上腕骨に存在する。
大腿骨には筋の付着部である内側上顆・外側上顆と関節面を構成する内側顆・外側顆の両方がある事に注意する。


【問題2 解答】 3
【解説】
1.2.4. ATPを用いる能動輸送


【問題3 解答】 2
【解説】
異常可動性とは骨折部における可動性であり、長骨の完全骨折などで著明に出現する。
1. 関節付近での骨折は関節運動との判別がし難く証明しにくい。
3.4. 噛合骨折、骨膜下骨折などの不全骨折、圧迫骨折は異常可動性が証明しにくい骨折である。



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今日の問題⑳

2014-12-09 10:00:13 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の柔道整復学理論より
図式問題を2問出題致します。



【問題1】 陳旧例で母指内転筋の筋力低下がみられる骨折部位はどれか。

   
1. a
2. b
3. c
4. d


【問題2】 腱断裂の徒手検査はどれか。





【問題1 解答】 3
【解説】
有鉤骨鉤骨折は、ラケットなどのグリップエンドが衝突し発生するグリップエンド骨折である。この骨折部はギヨン管を構成していることから、陳旧例ではギヨン管症候群の症状も出現する。ギヨン管は尺骨神経が走行しており、母指内転筋の筋力低下や小指球の萎縮などがみられる。


【問題2 解答】 2
【解説】
1.ラックマンテストは、前十字靭帯損傷の検査である。
2.トンプソンテストはアキレス腱断裂の検査である。
3.フィンケルシュタインテストは、ド・ケルバン病の検査である。
4.ヤーガソンテストは、上腕二頭筋長頭腱炎の検査である。



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今日の問題⑲

2014-12-02 10:03:48 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の柔道整復学理論より
画像問題を2問出題致します。



【問題1】 43歳の男性。左下肢の痛みを訴え、整形外科を受診。その後拘縮後療にて来所した。当時の所見は次の通りである。
草野球の試合中、ホームベースに足からスライディングした際、滑る側の足のスパイクが地面に引っかかり下腿を捻った形で受傷した。左下腿の変形、高度に腫脹している。独歩不可。開放性骨折ではなかった。X線写真を下に示す。
この外傷で最も関係しているのはどれか。

     

1. 脛骨神経損傷
2. 阻血性骨壊死
3. 前方凸変形
4. 慢性骨髄炎


【問題2】 64歳の女性。自転車に乗っていて転倒した。右手の変形に気づき来所した。外観像を下に示す。問診で右手を地面に衝いて転倒したそうだが、はっきりとした受傷肢位を覚えていない。
考えられるのはどれか。2つ選べ。

  

1. スミス(Smith)骨折
2. コーレス(Colles)骨折
3. 掌側バートン(Barton)骨折
4. 背側バートン(Barton)骨折



【問題1 解答】 1
【解説】
右下腿骨骨幹部定型的骨折である。
1.遠位骨片端により深部動・静脈、脛骨神経を損傷、また治療中の副子などの圧迫により腓骨神経麻痺を起こすことがある。
2.阻血性骨壊死は起こしにくい。
3.前方凹の反張下腿型屈曲変形になりやすい。
4.開放性骨折では創傷感染による急性・慢性骨髄炎を起こすことがある。


【問題2 解答】 2,4
【解説】
手を地面に衝いての受傷だが、はっきりとした受傷肢位を覚えていない。外観像よりフォーク状変形が認められる。
フォーク状変形を呈するものは、コーレス骨折である。また、背側バートン骨折の場合も遠位骨片は、手根部とともに背側転位を呈するのでコーレス骨折の外観像に類似することがある。



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今日の問題⑱

2014-11-25 10:05:21 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の柔道整復学理論より
基本的な臨床問題を2問出題致します。



【問題1】 40歳の男性。公園で子供とかけっこをしている最中に左踵部に激しい叩打感を認めた。疼痛は強くなかったが、歩行が困難となり接骨院に来所した。踵骨隆起部より約3cm近位に陥凹が触知され、トンプソンテストは陽性であった。
この疾患で正しいのはどれか。
1. 長趾屈筋・後脛骨筋の代償作用により、つま先立ちは可能となる。
2. 完全断裂時ではpop音を聴取することが多い。
3. 膝関節・足関節軽度屈曲位で固定する。
4. 固定範囲は下腿近位端部から足MP関節手前までとする。


【問題2】 17歳の男性。野球部の練習中に隣で素振りをしていた選手のバッドが右上腕部に当たり受傷した。X線所見では異常はみられなかった。手関節・手指MP関節・母指の伸展と母指の外転が不能である。
考えられる症状はどれか。
1. tear drop outlineがみられる。
2. 下垂手がみられる。
3. 鷲手変形がみられる。
4. フローマン徴候陽性



【問題1 解答】 2
【解説】
本症はアキレス腱断裂が疑われる。中高年に受傷頻度が高く、これは腱の変性が関与していると示唆されている。
1.長趾屈筋、長母趾屈筋、後脛骨筋により足関節の屈曲は可能だが、つま先立ちは不能となる。
3.4.大腿中央から足MP関節手前まで膝関節軽度屈曲,足関節最大屈曲位で固定する。


【問題2 解答】 2
【解説】
発生機序、運動障害より橈骨神経障害が疑われる。
1.tear drop outlineは正中神経麻痺でみられる。
3.鷲手変形は尺骨神経麻痺でみられる。
4.フローマン徴候陽性は尺骨神経麻痺でみられる。



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今日の問題⑰

2014-11-18 10:03:53 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の必修問題より
解剖学・外科学概論・整形外科学をぞれぞれ1問ずつ出題致します。



【解剖・問題1】 正中神経の皮神経分布領域はどれか。
1. 示指末節部背側
2. 示指基節部背側
3. 小指末節部掌側
4. 小指基節部掌側


【外科・問題2】 創傷治癒を遅延させる局所因子となるのはどれか。
1. 貧 血
2. ステロイド
3. 低栄養
4. 血流障害


【整形・問題3】 骨肉腫の転移を最も生じやすい部位はどれか。
1. 脳
2. 肺
3. 腎 臓
4. 肝 臓



【問題1 解答】 1
【解説】
示指、中指の中節部、末節部は掌側、背側共に正中神経の固有知覚領域である。


【問題2 解答】 4
【解説】
1.2.3.創傷治癒を遅延させる全身的因子となる。


【問題3 解答】 2
【解説】
骨肉腫は高率に肺転移をきたし、転移による腫瘍をコントロールできるかが生命予後に大きく影響する。



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今日の問題⑯

2014-11-11 10:01:51 | 今週の問題
おはようございます、佐藤です。

本日は平成26年度「第1回ジャパン模試」の必修問題より
関係法規・リハビリテーション医学・一般臨床医学をそれぞれ1問ずつ出題致します。



【法規・問題1】 成文法はどれか。
1. 憲 法
2. 慣習法
3. 判例法
4. 条 理


【リハ・問題2】 坐位で膝関節伸展が完全にできる最低レベルの筋力はどれか。
1. good
2. fair
3. poor
4. trace


【臨床・問題3】 筋の痙直がみられる疾患はどれか。
1. 進行性筋ジストロフィー
2. 重症筋無力症
3. パーキンソン病
4. 錐体路障害



【問題1 解答】 1
【解説】
成文法は条文化された法であり、憲法、法律などである。一方、不文法では法的効力はあるが条文化されていないものである。不文法は慣習法、判例法、条理の3つである。


【問題2 解答】 2
【解説】
座位で膝関節伸展を行うには重力に抗して完全に運動ができる筋力3(fair)以上が必要となる。


【問題3 解答】 4
【解説】
痙直は筋トーヌスが亢進した状態で、折りたたみナイフ現象として現れることがある。
脳卒中などの錐体路障害でみられ、同時に腱反射は亢進する。パーキンソン病を代表とする錐体外路疾患では筋強剛がみられる。



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