野良の女の子（その2）

我が家とその周辺で見かけた女の子野良ちゃんの続きです。

一昨々年の秋、我が家に重大な転機が訪れました（それほどの事でもありませんが…）


「みい」の登場です。

まだ子猫だったみいが、姉妹らしきサビ猫ちゃんと共に庭に訪れました。
普通なら人間を見ると逃げるのが野良猫、
でもこの二匹は、妻に付かず離れずで静かに視線を送っていたようです。
いじらしい姿に負けた妻が冷蔵庫の削り節を庭に置いたことが全ての始まりでした。


その後サビ猫ちゃんは姿を見せなくなりました。
もともと人懐っこい性格だったのか、一人で来るようになったみいが家にあがるまで3週間を要しませんでした。
きっと、しっかり物のサビ猫ちゃんはみいに縄張りを譲って自分は新天地を目指したのでしょう。


みいが顔を見せてから一ヶ月もたたずに、今度はまっくすが登場しました。
こちらはすでに成猫の大きさでしたが、妻の顔を見つめにゃあにゃあ言ってご飯をねだったそうです。


二匹がどういう間柄だったのかは知る良しもありませんが、
仲の良い二匹が我が家の同居猫となったのは以前の記事に記したとおりです。

その後みいは行方不明になってしまいました。
おそらくは何らかのアクシデントに遭遇してしまったのだと思います。


ちょっとしんみりしてしまったので少し違う話題を。

昨日の夕食、スーパーで立派な鯵を見つけたので二尾お買い上げ。残念ですが釣ってきたわけではありません。
　

三枚に下ろして皮を剥ぎます。
相変わらず皮剥きがへただなぁ…。
小骨を取るのに老眼鏡が必要になったことは秘密です。



一匹の2/3はタタキにしました。
たまねぎのみじん切りとあわせるのが好みです。


残りはフライに。
みんなで食べるので一口大に切って揚げます。

で、残りのアラは猫のご飯にしようかと思ったのですが…、

味をしめて人間のご飯を欲しがるようになっても困るし、
慣れない魚で骨が刺さっても大変なので、厳重に密閉して捨てました。

過保護でしょうかねぇ？





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野良の女の子（その1）

先日、なぜか野良は男の子が多いというコメントをいただきました。
たしかに、この数年で我が家に顔を見せたのは圧倒的に男の子が多勢。
私は、女の子は決まった縄張りで子育てをし、男の子は遺伝子の多様性を守るための本能で縄張りを移動するという行動パターンの違いだと考えています。
でも、どちらも絶対的なものでは無いはず。
とりあえず、この数年で我が家とその周辺で見かけた女の子のことを整理してみます。

まずは、最も古株のミケおばちゃんから。



初めて彼女を見かけたのはずいぶん前です。
が、写真を撮ったのはわずかに3年ほど前、「みい」が我が家に来てからです。
以前から別の男の子も我が家を縄張りの一部としていましたが、この頃は（責任が持てないので）野良ちゃんにご飯をあげるということはせず、
また彼女達もご飯をねだることはありませんでした。
庭や駐車場でくつろぎ、私達が目を合わせて近づくと逃げる、という関係が10年以上続いていました。
当時は妻の実家にミーコという三毛猫が居り、こちらの野良ちゃんは「にせミーコ」と呼んでいました。


変化が現われたのは「みい」と「まっくす」が我が家に来てからです。

まだ半分子猫で臆病だったみいに比べ、少し野良先輩らしいまっくすはなかなか強く（私達もまっくすを男の子だと思っていました）、
確保したご飯処（我が家）をミケちゃんから奪い取ってしまいました。
もっとも、ミケちゃんは我が家をご飯処とは思っていなかったようです。



まっくすも不妊手術後は少しおとなしくなり、
ミケちゃんのことをあまり追い立てなくなってきました。


ミケちゃんもだいぶ高齢となり、毛の艶もなくなりましたが性格もおとなしくなったようです。
以前にも記しましたが、一昨年にはまるでおうちが欲しいような行動も見かけるようになりました。


いつからか我が家でもご飯を食べる様になりましたが、若い子のようにモリモリ食べることはありませんでした。


彼女を見かけなくなって数ヶ月がたちます。
いつの頃から我が家の周辺に居たのかはかは判りませんが、
結局彼女の縄張りが大きく動くことは無かったようです。

今はきっと秘密の隠れ家で、静かに眠りに就いているのでしょう。






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活動期

グッと冷え込んだ日から一転、夏を思わせる陽射しが続くようになりました。
晴れた日でも風は涼しく、猫にとっても快適な季節なのでしょう。


ここ数日、やけに落ち着かないまっくす。
ぎゃぁぎゃぁ鳴いて人を呼び、近づくと床に伸びて「撫でろ」のポーズ。



クシかラバーブラシで毛をすいてやると、その後は床でくつろぐか外へ遊びに行くかです。



昼間は座布団や箱で寝ることが少なくなり、床や少し高い荷物の上などでよく寝ています。

なんだかやたらと良く鳴き、
よく遊び、
良く寝るまっくす。
暑くなく寒くなく、気持ちの良い季節を満喫しているのでしょう。

そのぶん雨が降るとイライラが大きいようですけど…。







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金環日食

今日5月22日、こちらでも金環日食を見ることが出来ました。


早朝、日食が始まる直前、
騒々しい人間をよそに水を飲むまっくす。


そこに白ちゃんがご飯を食べに来ました。
どっちが飼い猫だか判らない写真…。

まっくすはご飯を食べた白ちゃんと遊びに行き、
人間達は天体ショーの観察です。


東に面した2階の窓際に望遠鏡をセットして撮影しました。
薄い雲が出ていますが、幸い観測にはほとんど支障ありません。


観測開始から約1時間、待ちに待った金環です。
我が家は金冠食帯の中心線から50㎞程北に位置するため同心円にはなりませんでした。
そのぶんベイリービーズが観測しやすくなります。


光の線が途切れている部分がベイリービーズです。
太陽を隠す月の地平線が真円ではなく凸凹しているために起こる現象です。
つまり、光が途切れている部分は月にある山脈（＝クレーターの淵）なのです。
残念ながら、ピントのずれや大気による光の拡散などがあり、実際の形がそのまま写っているわけではありませんが…。


日食はピンホールで投影しても欠けた形がわかります。
木漏れ日などでこの形が見えると素敵ですね。

今日の金環食では、多くの方々が宇宙の神秘に感動を覚えたのでは無いでしょうか。
9割以上が隠れるとはいえ太陽の光は大変強く、皆既日食のように暗くなることはありません。
むしろ雨や曇りの日のほうがはるかに暗いですね。
それでも食の最大の頃は景色は少し暗くなり、風も冷たく感じます。
金環中は遠くで犬の遠吠えが聞こえ、鳥の声がやけに響いていました。
動物達も異変を感じていたのでしょうか？

白ちゃんと遊びに行ったまっくすは何も感じなかったのか、
それともどこか秘密の場所に身を潜めていたのかは謎です…。




がらりと変わって明日はスカイツリーの開業です。
最近は連日の報道もあり若干食傷気味ではありますが…、
なんにせよ新名所の誕生には間違いありません。

今週は明るい話題が多くて嬉しいですね。





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可愛い子？

前回の記事での表現を反省し、今日はなるべく写りのいい写真を探しました。


子猫のように眠るまっくす。
お腹の側は白い毛が目立ちます。


外ではりりしいお顔、
何が気になる？


どんな夢を見ているのでしょう。


貴重なまん丸おメメの写真。
じっとしてくれないのでなかなか撮れません。


でも、やはり普段はとても気合の入った表情が多いまっくす。



…


まるで後ろの彼女を守っているかのよう、
上の写真と同じ子とは思えない表情です…。







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