しまくろ日記

野良猫から飼い猫の道を選んだ「まっくす」の思い出と、増殖するジニーファミリー。「日記」というほど更新出来てません(殴〉

まっくすの子育て1〈妊娠~出産〉

2010年10月04日 23時39分16秒 | 日記
これからしばらく、まっくすの育児記録をご紹介しようと思います。

春らしく暖かい日が多くなった3月下旬、まっくすのお腹はいよいよ大きくなってきました。ほとんど家にあがる事のなかったまっくすですが、最近はたまに家に入って家具の下や部屋の隅を覗き込んでいます。
「きっと出産場所を探してるんだよ。」
「じゃあ、気に入りそうな場所に箱を置いといてみようか。」
なるべく近づかないようにしながら見守っていました。

できれば家で出産して欲しい、そう考えていました。母体が心配だったのです。脚が悪いまっくすは30センチ位しか飛び上がることが出来ません。そして50センチ位の隙間を跳び越すのがやっとです。走っていても勝手にコケたり、急に停まろうとして脚が追いつかず頭から前転することもしばしばです。後で知ったことですが、近所では「脚の悪いクロネコ」として有名でした。そんなまっくすが独りで出産出来るのだろうか、へその緒は自分切れるのか、難産だったりすると最悪の場合…。
昔、実家にいた頃に猫の出産は見たことがありましたが、野良猫の出産は未経験。いろいろなサイトなどで猫の出産について調べましたが、半野良猫のまっくすがどのような行動をするのか、何をしてやれるのか、落ち着かない日々が続きました。

そんな心配を知ってか知らずか今日もご飯を食べに来たまっくす、大きなお腹をかかえて食後の毛繕いをしています。


いつもは食後すぐ帰ってしまうのに、今日はなぜか庭でくつろいでいます。背中を撫でても嫌がらず、甘えたような声で鳴くだけです。いつまでも撫でているわけにも行かず用事のため出掛けましたが、帰宅して庭を見るとそこには…



居ました。人の顔を見ると、まるで「撫でて~」と言っているように甘えた声で鳴きます。時間の許す限り撫でていると、夜になって家に入ってきました。
一晩中撫でるわけにも行かず、せめて近くに居てやろうと布団を下の部屋に移しました。出入りが出来るように窓を少し開け、たまに撫でながら自分も寝てしまったのですが…

朝起きるとまっくすの姿はありませんでした。朝ごはんも食べに来ません。物凄く不安になりましたが、さすがに猫が心配で仕事を休むという訳には行きません。玄関を出ると、珍しく門の上にみいが座っていました。私の顔を見ると何かを訴えるように遠くをみて鳴きます。後ろ髪を惹かれる思いで出勤しました。この日は停まり勤務だったため、夜になってママにメールをしましたがまっくすは来ていないとの事。大げさですが、非常に不安な一夜を過ごしました。

翌日帰っても状況は変わらず、遊び相手の居ないみいはどこか寂しそう。出産だとしても丸一日以上もかかることはないだろうし、出産後の猫はお腹を空かせて餌を食べに来ることが多いと聞いていたのですが未だに姿を見せません。万一の事態を想像しましたが、住宅街で野良猫のすみかを探すことの難しさは知っています。半分あきらめかけていたとき…

来ました、まっくすが。
口に何かをくわえています。もしかして…

仔猫でした。
生まれたばかりの仔猫をくわえてやって来たまっくす、私たちの前で仔猫をおろすと、ご飯を食べて一人で去っていってしまいました。

動かない仔猫を見て一瞬「だめだったのか…。」と思いましたが触ると暖かい、手のひらで抱き上げると「ミュウ」と小さく鳴きました。慌ててママにタオルと洗面器を用意してもらい保護しました。


続く


ご覧戴きありがとうございます。
ランキングに参加しています↓
 にほんブログ村 猫ブログへ
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする