元不登校の皆勤賞へのロード

中学時代ろくに学校に行かなかった自分が高校は皆勤賞を目指す。管理人は平田真優香さんを応援してます。

心頭を滅却すれば火もまた涼し

2016-05-11 21:06:21 | 人形劇
今夜は牛丼よ!






前回までのあらすじ:特に事件性はなかったですね


リンク「うおおおおお!!!!!寒い!!!!!」
カルシファー「おいらも寒い!!!!!」

リンク「何だってこんな中を進まなきゃいけねーんだよ!!!!!死ぬ!!!!!」
カルシファー「此処って一応関所なんだけど誰もいないぜ」




リンク「お前消えない?大丈夫?鎮火したら俺も終わるぞ」
カルシファー「よっぽど何かない限り大丈夫だけど流石のおいらも堪えるね」

リンク「洞窟を抜けるべきだったか……ダメだヴィムの役人に捕まりかねん」
カルシファー「おいおいリンク何やったんだよ」




リンク「俺は何もしてないんだけどとばっちりを食らってだな……」
カルシファー「いっそ捕まっちゃえば目的地に着くんじゃないの?」

リンク「いやー捕まるなら地元の刑務所に放り込まれて終わりでしょ、つーかその前にハイラルの方が厄介だな」
カルシファー「何だかおいらの思うより無茶苦茶してきたらしいや」




リンク「この橋を渡ればヴィム領に入るのかな?」
カルシファー「えーとどうだったかな、この辺って色んな国が多いからもしかすると別の国かも」

リンク「まあフィローネ地方を抜けてアクラル地方に入るのは確かだろうから行くぜ何より寒いし」
カルシファー「この谷落ちたら悲惨だぜ」




リンク「つーかほぼ手ぶらなのが厳しいな……くっそ武器返せよあの女」
カルシファー「その辺の事はおいらがいれば十分だぜ」

リンク「お?やっぱ火の精霊だけあって魔法が得意な感じ?」
カルシファー「まあなー!大抵の事は任せとけー!」






続くう~!昔は一回の人形劇に使う画像の数こんなもんだったよね。

心懐爽快ならば 人間やつれることはない。 吉田松陰

2016-03-15 20:27:55 | 人形劇
友達に誘われてlol始めました。






前回までのあらすじ:彼が登場するのは一年半以上振りなのでカテゴリ人形劇からどうぞ。


蛸入道「すまねえな、"あれからまた一悶着あって"ヴィムまで船が出せなくて」
リンク「アクラリンド大陸には違いないから十分だよ、ホント有り難う」

蛸入道「それと服はホントに良いのか?結構良い素材だったぞ」
リンク「いや!アレはちょっと何と言うかこの土地では……とにかく良いんだ!」




蛸入道「そうか!達者でな!あの山を越えればアクラル地方に出る筈だ!頑張ってな!」

リンク「おう!何から何までありがとな!元気で!」




リンク「さてと……」

リンク「フィローネ地方の、しかもハイラル領か……長居はしたくねーな」




?「其処のお前、少し良いか?」

リンク「あん?誰だあんた」




?「俺はバル……いや辞めておこう、虚しいだけだ」

?「それよりもお前、此処に長居は出来んと言ったな?」




リンク「それが何か」
?「いや何、ちょいとばかし付き合って貰いたいんだが」

リンク「やだ」
?「そう言うな、な?是非とも会って貰いたい悪魔……じゃなくて人がいるんだよ」




リンク「そっすか」
?「いだだだだだだだ!」

リンク「誰よそれ誰よ、何姫よ」
?「いだだだいや姫じゃなくて、退いてくれ!」




リンク「長居出来ねーっつってんだろ失せろ」

?「コンパスが指し示したこの地にてあの悪魔のような立ち振る舞い……あいつに違いない」




?「なあなあ其処のあんた」
リンク「今度は何だよ……俺は急いでるんだよ!」

?「今の見てたけど中々立派な紳士っぷりだと思うぜ、気に入ったよ」
リンク「先を急いでいるのでサヨナラ」




?「あの山を越えたいんだろ?ならおいらを連れてった方が良いぜ」
リンク「そりゃまた何で」

?「あの山を越えるには洞を抜けるか雪をかき分けるか……どの道火は役に立つよ」
リンク「お前何なの?何かの妖精?」




カルシファー「おいらは……火の精霊カルシファーってんだ!」
リンク「ほーん火の精霊か、そりゃ便利そうだな」

カルシファー「だろ?おいらもあの山を越えたくてさ、あんたに着いて行かせてくれよ!」
リンク「まあそういう事なら構わないぜ、あの包帯ぐるぐるよりよっぽど良いや」




カルシファー「……助かるよ」

カルシファー「それじゃ善は急げだ、早いとこ越えちゃおう」




カルシファー「あんたの名前は?」
リンク「リンクってんだ、よろしくな」

カルシファー「おいらは人を探しててね、取り敢えずヴィムって国に行きたいんだけど」
リンク「そうなの?何だ行き先は同じなのか」






続くんですって奥さん!役者は出揃ってないんだけど此処から第二部って感じ。

男は閾を跨げば七人の敵あり

2016-01-29 18:02:53 | 人形劇
雨ザー!






ストームトルーパーA「今日はアルメセラ地方かー……この地域は群雄割拠だから嫌なんだよなー……」
B「んで?今日は何をすればいいわけ?定時前に終われる?」


C「お前話聴いとけよ、親とはぐれた幼体のウルトラザウルスの目撃情報があるから回収しろってさ」
D「ウルトラザウルスって滅茶苦茶強い奴だよな……俺実物見た事ねえよ一個分隊で大丈夫なの?」





A「それは知らん……うわいたよホントに」
B「えーあの大きさで子供なのマジ?帰ろうよ無理だってあんなの」


C「そんな事言ったってお前今月俺等の成績ダメダメだぞこのままじゃ給料が」
D「大体何で通商連合がゾイドを欲しがるワケ?売るの?」





A「さあ……管理費もバカにならないと思うけどな」
B「あーやだ帰りたい効かないでしょこんな銃、大体どうやってアレ持って帰るのさ」


C「後から運搬車が来るんだよ、俺等の仕事は動きを止める事だ」
D「そんなのドロイド使えよー、つーかだからゾイド集めずにドロイドで商売しろよー」





A「しかしあれだな……対峙するとデカいな」
B「めっちゃこっち見てるめっちゃこっち見てる!今日はもう帰ろう!解散!」


C「武装はまだ成長途中だから大した事ないな」
D「問題はこの銃が効くのか?取り敢えずリーダー撃ってよ」





A「それっ」ペコッ
B「ダメだ効いてない帰ろう」


C「ホントに効いてないなコレ!弱っ!そりゃそうだ対人武器だもんな」
D「どうすんのさ!何か怒ってるっぽいよビーム来るビーム!」





ピカチュウ「こらー!お前たち弱い者いじめはよせー!」
D「いや弱いの俺等A「撃てよお前等も!見てないで!」

C「リーダーそれどころじゃないポケモンが来た、ヤバいぞ」
B「ほらもう帰れば良かったのにどうしよう」





ピカチュウ「電光石火ー!」
ヒノアラシ「火の粉食らえ―!」
フシギダネ「リーフブレードダネ!」

A「うわっちょっやばい」
C「熱っ!熱いダメだこれ撤退しよう!」





C「全員乗ったか!?出すぞ!」
B「おっけー!早く帰ろう!」


D「だから俺は最初から反対だったんだよ!労働組合作ろうぜ労働組合!そんで将軍に直訴しよう!」
A「ちょい待てお前等!俺!俺乗ってないまだ!」





C「間一髪だったな……けど今月も給料カットかあ」
B「命があるだけ有難く思おうぜ!さー帰ったらベッドでゴロゴロしよ」


D「全くその通りだよ!俺達は生きてるんだ!危険な仕事はドロイドにやらせろ!」
A「オイ!オマエラマテッテバ!オイコラ!トマレッ…モウイイ!コンナシゴトヤメテヤル!」




ヒノアラシ「危なかったな!お前サーカス団に売り払われるとこだったぞ!」

ピカチュウ「あの密猟者たちが戻って来る前に早く隠れなきゃね」
フシギダネ「しかしおっきいダネ~前に出会ったウネンラギアと違ってどっしりダネ」






続こう!

犯罪に対して悔悟しない人間はまったく救われない。 ブルバー・リットン

2015-10-21 21:01:56 | 人形劇
え!?ブログ更新してるなんて信じられない!






前回までのあらすじ:久々過ぎるので前回だけじゃなくカテゴリ:人形劇からまとめてどうぞ。俺も見る。

セト「中央第一監獄所、音を捩った通称"大監獄"は二十年前にヴィムの先代の王であられるアクナムカノン様の働き掛けで成立した永世中立組織だ」

セト「その目的は各国が処遇に手を焼く凶悪な犯罪者の収容を目的とする」




セト「特に魔法使いが困り者でな、強大な魔法使いは処刑するとなると今際の呪いで更なる被害が想定される」

セト「かと言って一部の魔法使いを各自治体が収容、維持するのは技術も費用も一苦労故アクナムカノン様が立ち上げられた次第だ」
アクセル「へーそうなんすか知らなかったです」
セト「おい」




ホプリテス「お宅の選抜射手殿は新人なのでしょう?幾分仕方ないのでは」
セト「……幾ら新人とは言えヴィムに仕える者ならば常識だろう」

ホプリテス「俺は元看守副長ですから知らなかったじゃ現防人長に殺されますがね」
セト「この度の随伴には感謝する。防人らしくない仕事をさせたな」




ホプリテス「囚人の護送は旧看守から現防人に引き継がれた仕事ですから」
アクセル「所長ってどんな人?俺大監獄には始めて来ましたからねー」

更木「何だお前知らねえのか。悪魔だぞ悪魔」
アクセル「悪魔みたいな人って事ですか?」




セト「悪魔みたいではなく悪魔だ。人間でなくな」
アクセル「え?」

更木「しかも大悪魔だぜ」
アクセル「え?え?」




マゼラン「更木剣八の護送お疲れ様です武頼長殿、副防人長殿」

暴虐の悪魔 マゼラン




マゼラン「遠路遥々すみません。何分此処を動けないものですから」
セト「中立組織である中央第一監獄所に政治的な思惑から無理を言ったのは私です。どうかお気になさらず」

更木「おい所長、一応恩赦の事忘れんじゃねーぞ」
マゼラン「ああ勿論、尤も毎日働き詰めでも一生出れんだろうがなお前の刑期では」




アクセル「……マジの悪魔じゃないすか、角あるし翼あるし」
更木「だからそう言ってんだろ」

アクセル「え?しかも大悪魔なの?おとぎ話とかに出て来る十三大悪魔の?」
セト「マゼラン所長はかつてアクラリンド大陸を支配していた十三大悪魔の中で唯一人間に協力しておられる方だ」




アクセル「しかも背中のアレ何ですか」
マゼラン「これですか?これは昔ロードランで"古の王"の一人を殺しまして」

マゼラン「その折に私も死に掛けましてね、殺した古の王をこうして我が身に加え何とか一命を取り留めました」
アクセル「古の王って殺せるんだ」




マゼラン「では早速更木剣八を再収容しましょうか、彼は屋上に収容します」
アクセル「え?屋上?壁が無いっすよ」

マゼラン「壁で囲うのはもっとしょぼい連中ですよ。だって壁があったら"壊せる"じゃないですか」
セト「無論結界で囲う訳だから、壁など不要という事だ」




ホプリテス「あれは確か……ハコの魔女ですね」


マゼラン「此処にいる連中と目を合わせるのはオススメしませんよ。闇は覗けませんから」




セト「これは何だ?」

マゼラン「先日モールモース村で発見されたゴーレムなのですが、どうやっても破壊出来ないとの事で一応此方に収容した次第です」




マゼラン「ほら更木、着いたぞ入れ」

更木「へーへー入りますよっと」
アクセル「何処まで入って無くて何処から入ってるのか分かんねえ……」




マゼラン「本日はわざわざ更木剣八如きの護送でこんな所まで足を運んでいただき誠に有り難う御座いました」
セト「いえ、重ねて申し上げますが私の勝手で連れ出したのですから此方こそ出所の許可を頂き助かりました」

マゼラン「いえ、私はアクナムカノン殿に恩義と贖罪がありますから、中立であれど協力は惜しみません」
セト「そう言って貰えると助かります」






続いてた!前回更新からすげえ間が開いたけど作中の時間経過はそんなに経って無いって事で……。
どれだけ更新してないかって、今回使用した画像の撮影は去年だからな!前回は今年撮影したけど!
ぶっちゃけ今回の記事は2014年の末に書き置きしてたのをほぼそのままなんですがね……。投稿しろ!

In for a penny, in for a pound.

2015-04-21 23:35:08 | 人形劇
バガボンドって今何巻まで出てるの?どっかで「助けてくれ」で終わって次出た?






友人との会話。
友「最近疎かやな」

ユピ「ブログ更新ですね承知しております」

友「それもあるけど人形劇」



最近就活と筋トレと人狼とモンハンとその他etcのせいでブログ更新自体疎かですが中でも人形劇は確かに少ない。
割と反響もある当ブログにおける人気コンテンツ(人形劇の更新が多いとアクセス数も露骨に多い)なのでやらねば。

何故最近してないかと言うと単純にめんどくさい。撮影もそうだし文章を書くのも意外と手間。何度も書き直すしね。
撮影が辛い。フィギュアの購入自体は相変わらず続けてて纏めて保管してるから一度の撮影で動かす量が増えてきた。
神官団のシーンでよく使う↑画像の場所これ普段プリンターやフィギュア置いてるんだよね。神官団出番無くなれ……。
つーか神官団あいつらマジで何なの?7人でも大変だったのに最近10人に増えて、いや増やしたのは俺だけどキレそう。

ネタ切れでは全く無い。寧ろ全然更新しないもんだからネタだけ溜まっていく一方。たまに文章だけ草稿してたりする。
一応次の話は決まってて撮影も正月で済んでる。じゃあそれで更新しろよ!まあその内気が向いたら更新します……。






さて今夜もむあさんとモンハンじゃぜ。用意する。23時開始だった気がするけど多分気のせい。筋トレは腹筋400回やったべ。

人間は放っておくと、すぐ無駄なことをしたくなるんですね。 海老根智仁

2015-02-06 20:07:12 | 人形劇
あゝ就職活動……。






パトランプ男「探題の副探題長として旧看守から抜擢されるとは私も出世した物だ」

パトランプ男「私が身を置くこの"探題"は内部監査、諜報活動を主としている。さて今日もお国の為にその職務を遂行するか」




パトランプ男「そういう事だから今から私の言う部署の監査を行え」
カメラ男「私がですか……副長はやられないので?」

パトランプ男「無論行う。手分けをするというだけの話だからつべこべ言わずやれ!また牢屋にぶち込むぞ!」
カメラ男「うっ……国に貢献する条件で恩赦を頂いている以上やりますやらせて頂きますよ……」




カメラ男「先ずは武頼から行きましょうか、軍隊を用いた革命の企みが無いかを監視する事は大切です」

ダンボー「やっぱこの戦車なら歩兵そんな要らなくねーか?折角の走破性も半ば棄ててる感あるし」
セト「この戦車は物資の輸送車両も兼ねているのだぞ、鹵獲された時の被害が大きい以上可能な限り歩兵を付けたい」
カメラ男「どうやら防人と合同で演習中の様ですね」




カメラ男「お次は探題と同時期に新設された技術開発局を、過剰な破壊兵器の開発は見過ごせませんよ」

お茶の水「どうかね左右田くん!パワークリスタルなら理論上はこの重力砲に必要なエネルギーを賄える筈じゃ!」
左右田「行けるけどよ博士……やっぱ強力過ぎて撃たれた方は勿論撃った方も反動デカ過ぎて無事じゃ済まねーって!」
カメラ男「……何だか楽しそうな職場ですね」




カメラ男「次は農水局ですね、ヴィムの食糧管理を一手に担う国の屋台骨ですから監査はキッチリと」

カメラ男「物凄ーく忙しそうですね……」




カメラ男「最後は司祭ですか、法務の役割を持つ強権な部署ですが臆する事無く切り込みますよ!」

カメラ男「蛻の殻なんですけど……そう言えば今日は祭事で出払ってましたかね」






久々に続く!

遠慮なければ近憂あり

2014-12-17 22:25:13 | 人形劇
今日大阪1℃とかふざけてるだろ。吹田市はただ寒いだけだったけど梅田は積もったみたいな。






マハード「ではこれより王の名の下に御前会議の開会を宣言する」

マハード「本日より件の神官達が着任となる。今日はそれの顔合わせ、式典の様な物だな」




マハード「では順に」
クチート「本日付で評議会より外務局に配属され外務局長となるクチートだ!よろしく頼むよ!」

マリク「あれ?昨日まで暫定的に実務を取り仕切ってた副局長の繰り上がりじゃないんだ?」
イシズ「元上司の悪行を見抜き止められなかったのが評議会には怠慢と取られた様ですね」




クチート「担当は異なるがかつて母の立っていた場所だ。母の名に恥じぬ様頑張るよ」
セト「外務局長の母君であられるマーワイル殿は先々代の防人長だ。私が神官団に入った頃は既に退位して武術指南役として王宮に貢献され私が副防人長に就いた頃に隠居なさったが全くあの方は……それはそれは恐ろしかったぞ……」

クチート「母から言伝を預かっているよ。「もし今の防人がぬるければハサン様とアクナムカノン様と王に申し訳が立たないからセトと我王を殺して自分が防人長に再任する」ってさ!」
ダンボー「それじゃ私も殺される流れじゃねーか!」
我王「あのババアまだ生きてやがんのか……」




マハード「うむ、次は」
オリマー「本日付で評議会より農水局に配属され農水局長となるオリマーです。宜しくお願いします」

イシズ「これで私は凶作の年、民の悲痛を背に民に係る脱税を見付け胃痛が起きる日々も少しはマシになります!」
マリク「姉さん……大変なんだね」




オリマー「前は通商連合で運送業務を担当しておりました。その時の経験を生かし交易所等を通じて利益を獲得します」
我王「神官に商人とは珍しいな、そのヘルメットは運送する時の為のもんかい?」

オリマー「いえ、私はこの大陸の空気は酸素濃度がもう少し低くないと呼吸が出来ないので。外すと死にます」
クチート「死ぬの!?」




マハード「さて、次は」
ジンベエ「知った顔もおるが本日付で評議会より水運局に配属され水運局長となったジンベエじゃ。宜しく頼もう」

マリク「元バイラス水軍か……大丈夫なの?」
イシズ「元バイラス水軍だから良いのですよマリク。それに彼の義理堅さは並大抵の物ではありません」




ジンベエ「そう言って貰えると有難い。アクナムカノンさんには大恩がある、今はもう『亡くなられたも道義』故アテム君につくす事で少しでもそれを返せれば良いんじゃが」
アテム「バイラス水軍を水軍足らしめた確かな実績と実力、期待しているぞ」

セト「最初水運局長の位は現在武頼に在籍しておられる"さる御方"に頼んだのだが膠も無く断られてな」
ジンベエ「其処で元々実務の面から副局長としての登用が決まっていたワシが繰り上がったと言う訳じゃ」




マハード「よし、次は(実績を持つオリマーを差し置き"さる御方"やジンベエ等の武人を登用とは大方察するが裏があるな)」
クマ「本日付で評議会より探題に配属され探題長の任に就くクマだクマ!宜しく頼むクマ!」

イシズ「……クマですか」
マリク「ふーん、クマね……」




ダンボー「おいおいクマってお前、モノクマの縁者じゃねえだろうな」
クマ「モノクマ?クマはモノクマじゃなくてクマだクマ」

ジンベエ「ややこしいの……」
セト「……実は探題長に関しても"さる御方"に以下略」




マハード「……次は(流石にアレがモノクマの間者はないだろう、一応評議会が選んだのだし第一露骨過ぎる)」
お茶の水「ワシじゃよ!本日付で評議会より技術開発局に配属され技術開発局長となったワシじゃよ!」

マリク「おい!そこのクマとかいうのもまた博士が作ったロボットじゃないだろうな!」
イシズ「無い話ではないというのが笑えませんね……」




お茶の水「ワシャ知らんぞ」
クマ「クマはロボットじゃないクマ!」

ダンボー「因みに私を作ったのもお茶の水博士じゃないぜー、殆ど皆知ってると思うけど」
我王「なーんか騒がしくなってきたなあ……」






続くんですぜ。

笑う門には福来たる

2014-11-18 21:45:42 | 人形劇
火曜日休みだからって其処に課題詰め込む奴。






前回までのあらすじ:あのハイゴッグ弟のなんだけどあんな無茶苦茶にして大丈夫かないや壊したワケじゃないけどさ


剣八「うお!腕が!」

セト「貴様の仕事は済んだのでな、『四肢切断』を再び発動したまで」




剣八「まあいいか、しかし手応えねえ奴だったな。こんなんじゃ暴れ足りねえよ」
セト「貴様の都合等知らん、目的を達した以上後は貴様を大監獄に戻すだけだ」

選抜射手「武頼長!展開しますか!」
セト「急げ、敵の武装は未確認だ」




剣八「あ?今度は何の騒ぎだ」
セト「貴様はもう少し周りに気を払え、奥に此方を監視していた連中がいる」

剣八「此処で手前が俺を処刑するぐらいの事を言ってくれりゃあ少しは面白いんだがなあ……ただのネズミかよ」
セト「其処にいる者共、大人しく出て来た方が身の為だぞ」




?「あっちゃー見付かってたかー、こりゃ素直に白旗上げますよ!相手はヴィムの神官様だ」

セト「("蛙"に見た所非武装のデストロイヤードロイド……通商連合か)」




セト「所属を言え」
?「通商連合ですよーそれぐらい知ってるでしょ!」

セト「……非武装か」
?「ですです!ですから攻撃したらちょっと面倒ですよ!攻撃しないでくださいよ!」




セト「言の裏付けは無いな、不審人物として拘束する」
?「あーもー分かってるクセに!そりゃ僕達の行いはグレーゾーンですけど拘束は横暴じゃないですかね!」

セト「貴様の言葉に保証は無く私設の兵団らしき物を携えている。王と民の安寧の為には見過ごせん」
?「先輩!先輩は何してるんですか!何処からか見てるんでしょ!助けてくださいよ!」




?「はいはーいエメットくんオマタセー、コワい思いさせちゃったネエ」

選抜射手「うわ!何だコイツ!」




セト「……皆落ち着け」
選抜射手「どっからっすか?どっから現れたんすか?」

剣八「おいセト、俺が斬ってやってもいいぞ」
セト「貴様は黙っていろ」




マホロア「通商連合所属のマホロアダヨ。ヒサシブリだねえセト、イシズはゲンキかい?」

セト「これはこれは、民から必要以上に税を集めた咎で神官を事実上解任されたマホロア殿ではありませんか」




マホロア「ソンなトゲのある言い方はよしてくれヨォ……ボクは王の為にダネェ……」

セト「貴方がプール金と称して貯め込んだ私腹は後任のイシズが適正に民へ還元したので御心配なく」




マホロア「そりゃあ民の血税を元手に資産を増やすマネは後ろ暗い思いがアッタヨ……しかし全ては王と民の為をオモエバこそ」

セト「全部隊に告ぐ、帰投だ。直ちに王宮へ戻る。"先程決めた通り"それは回収する」




マホロア「無視するなんてヒドイよお……ドウだったウチの商品?強かった?」

セト「(大方察しはついていたがバイラス水軍にMSを売り込んだのは通商連合だったか……一度御前会議で協議する必要があるな)」






続くんでっせ!

暴を以て暴に易う。 司馬遷

2014-11-03 18:34:12 | 人形劇
もうすっかり寒くて辛い。






前回までのあらすじ:騎馬隊長とか選抜射手とか役職で記してる人も一応名前は決めてあります


選抜射手「大丈夫すか?幾ら更木剣八と言っても単独でアレに勝てるんですか?しかも相手は単機とは限らないですよ」

セト「……三年前、サラサ地方にあったピラプト王国を更木剣八が訪れた」




セト「目的は"後に難民となった当時の目撃者"によると一宿一飯だったが人が人だけに憲兵と揉めたそうだ」

セト「捕り物騒ぎとなるも憲兵如きに抑えられる筈が無く軍隊が出張る騒ぎとなった」




セト「当時ピラプト王国は流行の防魔金属(オートメイル)で固めた銃剣大隊が有名でな」

セト「軍事を魔法に依存していたサラサ地方の周辺国に対しピラプト王国は強い影響力を誇っていた」




セト「ピラプト王国はあの男に対しても自慢の部隊を繰り出し事態の解決を図るがそれが大きな過ちだった」

セト「魔法の類を一切使わず、自らの圧倒的な膂力のみで戦う更木剣八はピラプト軍の銃剣大隊を物ともしなかった」




セト「全ては間が悪かったとしか言えん。現場を知らないピラプトの王は事態を正しく把握出来なかった」

セト「更木剣八はこの日、人類有史以来初、ピラプトを相手に文字通りの『一騎当千』を成し遂げたのだ」




セト「誰もピラプトの王を責める事は出来ん、「数で掛かればいつかは死ぬ」と普通は考える」

セト「しかしあの男は死ななかった。王国が事態を正しく把握した時、軍は壊滅状態だった」




セト「ピラプトは非常事態宣言を発令。遅ればせながら組織された魔法部隊も国防に充てられた」

セト「事態を重く見たヴィムを始めとする国々の超法規的措置で監獄団を派兵、ピラプトもそれを受け入れた」




セト「それでもあの男は死ななかった。監獄団もやっとの事で取り押さえ大監獄に収容の運びとなったのだ」

セト「この時ヴィムから監獄団に派遣され作戦に参加していたのが現防人長であり後に働きを認められ神官へ昇格している」




セト「この出来事を切欠にピラプト王国は財政破綻し数ヶ月後に消滅、王の一族は追放、完全民主制へ移行するも後に破綻」

セト「ピラプトの民は難民として周辺のミューダ王国、イーストン王国、チャイ王国へ領土と共に分割された」




セト「一人で一国の軍隊を叩き潰した挙句その国を事実上滅ぼす」

セト「そんな事をしてのけたあの男がたかだか一軍用機に負けるとは思えんな」






続こうな!

暴力は、常に恐ろしいものだ。たとえそれが正義のためであっても。 シラー

2014-10-17 18:55:26 | 人形劇
G級探索してたらイビルとランポスの2頭クエ引いた。うーん逆の方が良いんじゃないかな……。






前回のあらすじ:ダンボーに「殺す」とか言わせるのは正直心苦しかった


選抜射手「おっ!防人長!僻地までの出兵御疲れ様です」
セト「監視の任御苦労、目標の様子はどうだ」

選抜射手「昨日の報告と同様にこの時間は静止中、しかし先程帰投時の護衛に付くと思われるモサスレッジを確認」
セト「予測通り今日までが限界か、出来れば探題と共同で事に当たりたかったがまだ出来てないのでは仕方あるまい」




セト「ではこれより件の作戦を開始するが実弾を装填しマークを続けてくれ、指示が無ければ攻撃するな」
選抜射手「了解です、治安維持法に基づき対物ライフルに実弾を装填しまーす」

セト「着いたぞ、あれが見えるか」
剣八「へーいへいとうとう仕事か、見えるけどよ何だよあれ」





セト「建前上はヴィムの治安を脅かす国籍不明機だ、破壊しろ」
剣八「実態は?」

セト「陸上演習中のバイラス水軍の新型強襲揚陸機だ。お前が破壊した後偶然居合せた武頼が底意無く回収する」
剣八「高度に政治的な判断に関わる猿芝居に付き合わされんのかよ……」




剣八「大体此処はヴィム領じゃねえだろ、係争地域じゃねえか」
セト「係争地域だろうと罪無きヴィムの人民が恐怖を感じている以上は見過ごせん」

剣八「係争地域を睨むのがお仕事の軍人が"罪無きヴィムの人民"たあ知らなんだぜ」
セト「この男の腕を持って来い、それと迫撃砲は一応用意しておいてくれ」




剣八「そんなに破壊したいなら自分達でやりゃあ良いじゃねえか」
セト「そうしたいのは山々だが詳細不明機に人員を割く事は出来ん、犠牲者を出すわけにはいかんのでな」

剣八「だったら入念に調べて万全の態勢で事に当たれよ」
セト「所属がはっきりすれば面倒だ、あくまでもアレは国籍不明機であり大部隊は展開出来ん」




セト「そこで何処の人間でもないお前がアレを機能停止に追い込むと言う訳だ」
剣八「犠牲は武頼でなく俺が、泥はヴィムでなく俺とお前が被る訳だ」

セト「理解が速くて何より。お前の働き次第でシナリオは分岐するが一応所長とは摺合せ済み故安心しろ」
剣八「おいこれちょっと腕歪んでねえか?しっかりしてくれよ」




セト「此方が確認している限りで目標の武装を教えてやれるがどうする」
剣八「いらねえな、大体俺が死ぬのを願ってる奴の言う事なんざ信用出来たもんじゃねえだろ」

剣八「ところでよ、俺が此処で話を降りたり刻印を無視して手前に刃を向けたらどうすんだ?」
セト「お前は刻印を無視しないし無駄な議論だな、何よりハッキリと言える事が一つある」




セト「更木剣八はこの手の話を断らん」

剣八「よく分かってんじゃねえか……」






続けよう!